アラスカ横断記を聞いて思うこと

冒険家岩本氏を招待してトークショーがありました。アリューシャン列島をカヤックで横断した時の話です。低気圧の墓場と言われていた列島 今私たちの上空を荒らしていく台風や低気圧は北海道を通って、アリューシャン列島に向かっていくと思うとなんか不思議なつながりを思いました。 荒波の中、カヤックを漕ぎ、暴風雨に荒らされる中テントをはり、天候が悪いため、木や人も生えない島々の中で旅を続けるという。GPSや緊急電話も持たないから、生きて帰るのは自分次第という極限の中で、カヤックを進めていきます。そんな経験から得た学びは、私たちの日々の暮らしや生活、仕事中で金言として生きていきそうです。

何度も前にも先にもいけないような暴風雨に何度も出会うそうです。ビシャビシャになりながら、無人島の浜辺でトドやアザラシともに、風に飛ばされまいとテントの中で寝泊まりするそうです。この状況を思い浮かべるだけで、ぞっとする恐怖が伝わってきます。水族館で愛嬌のあるアザラシも時に大きな牙をむくこともあるそうだとか。また、一緒に旅をしている仲間と進行で意見の相違がでてくるときも。

そんな時、.コサックダンスを踊るそうです。命を左右する極限に置かれた状況でどう突破していくか。厳しい時こそ、ユーモアをもって仲間と接し、心を落ち着かせ、進むべき道を決めるという。もちろん、地形、雲、風、・・・五感を使って様々な情報を集め、決定していますが、それ以上に心の部分が根底にあり、大切であることを教えてくれました。

困難にぶち当たっとき、難しい顔で考えていたら、こちらまでその気持ちは伝わっていきますね。

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