|Ⅷ|(20xx+3)年8月 出雲と誠志
◆◆と結託して、輸送車両の荷台に乗り込み、存在しない来客となる。
付け入る隙があるのは、▲▲が支配する分野で、それが整っていれば、誰かが、常に自分に代わってそれを実行することを望んでいるものだ。
だから、それをする疑いがあるものは、みんな見てみぬふりしながら、誘導までしてもらえる。
労働組合の■■の手引で、社長室へと足を運ぶ。
そう、偶然にも、今日は、秘書は不在だ。
やがて、、、
出雲が机から、ブローニングの拳銃をとりだす。
誠志がナイフを振り上げる。
理由はどうあれ、尊属殺人の罪は重いだろうか?
誠志の脳裏にそんな言葉と、霞と藤四郎、葵の姿がよぎる。
合理的に考えたらあり得る筈もない、躊躇が生まれる。
そして、銃声が響いた。
この物語はフィクションであり
実在の人物団体とは一切関係ありません
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