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努力するしかないVALORANT ~3つのケースに分けて考えて上手くなろう~


この記事はランクを上げたいが、毎日忙しくあまり時間が取れない人向けである。
時間がある人は何も考えないでランクをひたすらやるのが良いと思う。

端的に、ランクを上げるにはどうすればよいか?
答えは簡単で、上手くなればよい。

これはシンプルかつテキトーな答えになってしまったが、VALORANTはこれといった裏技系の小手先テクは無く、もうやはり上手くなるしかない。
他のゲームでは…例えばAPEXでは戦わずに芋って順位を上げるだとか、ハースストーンではアグロを使って数を回すだとか、目先のランクを上げるテクニックが色々存在するはず。
VALORANTではシンプルに努力をしなければならない。

そんな努力にも優先度の高い努力があるはず。
この努力の内容を3つに分けて考えていく。

・地道な努力

1つ目にして最早結論だが、低レートの人はこれが出来ていない。
何よりも一番重要にも関わらず。

地道な努力とは毎日のAIM練習のことである。
あまりにも地道で効能を感じにくいのでなおざりにしがちだが、長い目で見れば努力のコスパは一番良い。確実に上手くなる。

ゴルフや野球の素振り然り、それよりもっと基礎的な筋トレ然り、一日もサボることせず、本当に少しでいいから毎日AIM練習をやるべきである。
筆者自身、2年前ぐらいから(ほぼ)毎日練習して、最初はノーマル10体ぐらいのところ、今ではハード上振れで25体程度まで出来るようになった。

そして逆にここで、「毎日」「少しでも良いから」というのが毎日忙しい人向けのポイントだ。
ランクをやる時間と気力が無くても、AIM練習だけはやることでかなり実力を維持できる。だってVALORANTは詰まるところ全部筋肉で解決できるから…。

オススメのコースは
・ノーマルをシェリフでフリック気味ではなくしっかり頭を狙ってやるを2セット
・ヴァンダル(ファントム)で初弾ヘッショはもちろん狙いつつも、4~6弾までリコイルで頭を狙うようにやるを2セット
・射撃場の左端に立って100体を1セットのみ。残りカウント80台を狙いたい
これらを全てADADしてストッピングも意識しながらやる。

やってみれば分かるが、これで10分もかからない。
10分だったら絶対に毎日できるはずだ。1年後の自分にかけてサボらずやろう。

もう一つの地道な努力はマップ散歩だ。
と言っても、カスタムを走り回らずに、デスマッチでもよい。
その際にまさにデスマッチ的な目先の撃ち合いの勝利にこだわるのではなく、マップデザインを意識して撃ち合う。
プリエイムをしっかりしたほうがいい場所、角のクリアリングの仕方、ドライピークではどうしても危険な場所、出たら死ぬ場所などを考慮して勝負する。
これがランクでなんやかんや久しぶりのマップが出た時に、あたふたしないようにする練習になる。
覚えるというよりは忘れないようにという努力かもしれない。

・座学


ここでは定点といった一般的な座学ではなく、チョークポイントを把握することを指す。
逆に定点を覚えることに時間を費やすのはコスパが悪いと考えている。つまり今回の主旨である忙しい人向けではない。これは後で説明する。

チョークポイントを把握するというのは、どこでどのタイミングで何のスキルが飛んで来やすいか、誰と接敵しやすいかの感覚である。
ストリーマーやプロの配信は、これら客観的に多くのパターンで見ることができるのでやはり有効である。
「今日はランクする気が起きないゾ…釈迦さんの配信見るか。」という日にも有効だということだ。

座学の内容としては、間接的に気付きを得ようということだ。
気付きというのは、勝負しているタイミングや場所はもう大体決まっていることに客観的に理解しようということだ。
例えば、アイスボックスのA中で守っている際、スキルが2つ以上飛んできたら大体死ぬ。ヘイヴンAでスパイク設置後、真っ先に引いてヘブンを凝視してると味方が死んでリテイクされる。

普段の主観的な自分のプレイではどのようにしてやられたかが意外と気付けない。なぜなら、ミニマップやラウンドの残り時間を凝視できないし、相手のキャラをよく知らないからだ。そうなると主観的なこじつけで死因を決めざるを得ない。
これら敗因を自分の経験だけで理解して上達に繋げるのには相当時間がかかる。忙しい人であればなお難しい。
これを何とか座学によって効率よくカバーしよう。

もっと細かい話をすると、ゲームデザインによって引き起こされる戦闘の発生条件を覚えたい。
例えば、アセントAショートとBリンクのラウンド開始15秒間はわかりやすいプリエイム勝負が発生する。これは何故かというと、マップの作り、ラウンド前透明壁の仕組み的に、攻守がお互いに(ほぼ)決まった場所とタイミングで顔をだすことになるからだ。実はVALORANTにはそういったゲームデザインによって導かれる戦闘パターンがいくつもある。これらを論理的に理解するのはやはり難しいので、ここで言う座学で理解する。

・テクニカルかつセンスが求められること


最後のポイントは、少々難しい。やらなくていいこともある。
キャラコンやスキルの使い方が該当する。

まず覚えたほうが良いのはスキルを使う練習だ。
正しく、早く、強く使う必要がある。
例えばKAY/Oの強い右クリフラッシュ、スカイの鳥即爆、アストラの素早い星配置、レイナの目を出す位置……練習した方がいいことがいくらでもある。

しかしこれらは正直かなり難しいと考えている。スキルを使うということはなんだかんだでアドリブ性を求められることもあり、練習が実践にかなり結び付きづらいと思う。色々なエージェントを使う人はなおさらだ。
強いて言うなら、スキルを使った後のヘッドラインには気をつけたい。特にフラッシュ系のスキルの後は雑になりがち。

逆にレイズのブラパや定点を覚える練習はしなくていいと考えている。
これは忙しい人だけでなく、低レートの人はもれなくやらなくていい。
理由はシンプルで、大体のプレイヤーはテクニカルなことを覚えると、脳みそがそれに持っていかれるからだ。

定点はどこで活かすのか、タイミングと場所の見極めがとても重要である。基本的にはエントリーの直前やスパイク設置後の激しい攻防の際などとても忙しいタイミングで使わなければならない。
例えばヴァイパーでアイスボックスAサイトの空爆を狙うとする。まず基本的に人数有利でなければエリア的に押し負けるのでその把握が必要。そして定点であるスロープ裏という急いで行けないようなところに立つ準備。ここで裏詰めの人数把握が必要。更にその準備段階において中距離を死なずに撃ち合う意識が必要。最後に解除音を聞く、もしくは解除してそうなタイミングで定点をしっかり思い出せることが必要。

こう考えるとあまりにもコスパが悪い。こんなことをしているよりかは、撃ち合いとエリアを意識した方がいい。
逆に、自分がやりたいこと、上手くいかなかった経験から定点を覚えたくなってきたら、もはや勝手にレートは上がる状態になっているはず。

以上3点がコスパの良い、そして根本から上手くなれる努力であると考える。
VALORANTはもうやるしかない。でも正しく努力すれば絶対上手くなる。

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