学会員インタビュー②AlfaVeliaさん
天海春香学会Vol.4出版記念として、参加された "学会員" の方へインタビューを行う恒例企画。
第2回は、AlfaVeliaさんのインタビューをお届けします。
聞き手:そにっぴー
文:スタントン
どんがラプター
AlfaVelia:
昨日(※12月25日)付けで天海春香担当として二年経ちました、AlfaVeliaと申します。よろしくお願いします。
――昨日でちょうど二年だったのですね。
AlfaVelia:
そうです!
――アイマスにハマったときから春香Pだったのですか。
AlfaVelia:
いやあ、違うんですよ。僕が小学6年生の頃に触れたACE COMBAT INFINITYっていうのが最初の話なんだけど・・・・・・あれでマルチプレイをしていて、たまたまドロップしたのが "どんがラプター" っていうF-22Aラプターなんだけど。
――春香の "痛戦闘機" ですね。
AlfaVelia:
そう、それ。それがたまたま出て、「なんだこれは!?一体誰なんだ?」って思ったけど、そこまで興味を持つことなく済ませてて、どちらかというと純粋に「よっしゃ、やったぜ」って思った。
――春香の戦闘機って性能が良かったんですよね。
AlfaVelia:
なので、このタイミングで春香Pになっていたらいまとは違ったのかもしれません。
――それでは、どのあたりからアイマスに触れ始めたんですか。
AlfaVelia:
ええと、高校3年生の就職試験前だから8月16日。
――日付まで覚えてらっしゃるんですね。
AlfaVelia:
うん。「音ゲーをやりたい」って思ってミリシタをダウンロードしたのがきっかけで。だから、その当時は「あ、これだ」って思ったキャラクターをひとまず選んでた。恵美とか。
――恵美だったのですね。
AlfaVelia:
言葉にし難いんだけど、色んな子がぶっ刺さってて・・・・・・静香も刺さったし、歌織も刺さったし。で、そのなかに春香も居たんです。春香を見たときに「あれ、どこかで見たことあるぞ」って一瞬で思い出したのがさっきのACE COMBAT INFINITY!
――そこから春香Pになるまでにはどういう経緯があったんですか。
AlfaVelia:
(以前ゲームで触れていたことを)思い出してから運命の出会いというか――結構悩んだんですけど――春香Pとして進んでいこうかと。
――8月にミリシタを入れてから12月に春香担当になる決心をされているので4カ月くらい悩んでいたってことですよね。
AlfaVelia:
悩みましたねえ。一度決めたことを変えるのが俺にとっては心苦しかった。担当は当時恵美だったから、そこから変えるのがね・・・・・・両方担当することも考えたけど、(両方担当しても)春香に偏ってしまうだろうから、専属みたいな形にしようかなあと。
――そう思うくらいには春香に惹かれていたってことだと思うのですが、どんなところに惹かれていましたか。
AlfaVelia:
前向きさかな。今の俺は春香の前向きさに救われたって感じだしね。俺は気分の上下が激しい危なっかしい性格してるんで、「キミがいて夢になる」とかの春香の歌で落ち着けたりとか。たぶんこの曲をライブで聞いたら泣いちゃうと思う(笑)。
コミュが刺さる
――今回寄稿いただいた文章は無印(※アーケード~XBOX360版アイドルマスター)のコミュをベースにしていますが、無印にも触れられたのですか。
AlfaVelia:
そうですね。僕の友達から「XBOX360を売るから買ってくれ」と言われたのがきっかけです。近くのゲーム屋でソフトを買って、そこから入りました。
――それで、ミリシタから入ったのに箱マスもされたのですね。ゲーム自体は発売されてから相当時間が経っていますが、やってみてどうでしたか。
AlfaVelia:
無茶苦茶楽しかった!コミュが面白いし、"拗ね春香" のコミュみたいに、間違えた選択をしても逆にぶっ刺さったり・・・・・・。1周目ではドームエンドに行けなかったですけど、「絶対(ドームへ)行くぞ!」って強い気持ちになりました。
――ドームエンドはもうご覧になりましたか。
AlfaVelia:
ゲームではまだできていないんですけど、未だに(オタクの間で)議題に上がるので気になって見てみたんですが、ノーマルエンドを見た後だと、個人的には納得できるなって思うんです。春香はそもそもアイドルになりたくて、歌が好きで765プロのアイドル候補生になったはず。で、プロデューサーは春香のその夢を大事にしたいって思うからあの回答をしたんだよなって思いました。(夢を大事にするという背景が)いまのミリシタのコミュにも繋がってるのかなって。
ゲーマープロデューサー
――天海春香学会にはVol.4にて初めてご参加いただきました。無印の休日コミュをベースにして再構築されたものだと思うのですが、どうしてこのネタで書こうと思ったのですか。
AlfaVelia:
元ネタの休日コミュの最後が「プロデューサーさんの部屋も見せてくださいね」っていうセリフで、純粋に「この続きを書いたら面白いんじゃないかな」っていう考えです。
――書くのは大変でしたか。
AlfaVelia:
大変でしたね。プロデューサーが休日に何をやっているか分からない。だから、自分自身の趣味を出していこうと考えたんです。他の二次創作だと、あまり僕みたいに(プロデューサーに自分自身の趣味を投影することは)やっていないと思うんです。
――このプロデューサーさんは、自宅にハンドルコントローラーを持ってるのでゲーマー寄りなんですよね。
AlfaVelia:
はい、自分がモデルです!
――その上で、春香にハンドルを握らせてみたかったと。
AlfaVelia:
たぶん、春香って見たことないものに興味を持ちそうかなって。それ以外でも「春香はこういうもの気になるのかなあ」とか、結構試行錯誤しました。
――ほかに、書くうえで気をつけたことはありますか。
AlfaVelia:
元ネタがあるので、やっぱり "原作寄り" にしたかった。ゲームの台本形式みたいにできるように頑張りましたね。二次創作もあんまり・・・・・・ほどんど初めてだったので試行錯誤しました。
気になる作品群
――Vol.4の作品で、気になったり面白かったりした作品は何かありましたか。
AlfaVelia:
シーバスさんの「お姫さまティアラ」のやつ(※春香とお姫さまティアラへの想い)。やっぱり重要なアイテムですからね。読んでいてグッときました。L4U(※ライブフォーユー)のお姫さまティアラの扱いに泣きそうになるんです。「忘れたりなんか、しませんよ」って書いてあって。
――無印をやっているとティアラは印象深いアイテムですからね。
AlfaVelia:
ファン1号としてのアイテムなので、プロデューサーとしてもファンとしても引き締まる思いがします。あとは・・・・・・ええと、「有能なんだけど有能じゃないクソにぶ春香P」。
――あはは笑。落ソヤさんの漫画ですね。
AlfaVelia:
初っ端からこのギャグがあるあたり「やってんな!」って感じました笑。
いちゃいちゃ
――今後春香に関してやりたいこと、書きたいことは何かありますか。
AlfaVelia:
(無印コミュの)12月のお仕事でもしも春香とプロデューサーが二人っきりになるなら・・・・・・っていうのを妄想してみたいかな。
――いちゃいちゃな感じにしてみたいですか。
AlfaVelia:
いちゃいちゃもいいけど・・・・・・笑。でも・・・・・・だめだ!いちゃいちゃしか考えられない!笑
はるかお
――今回、Vol.4では「Haruka with」という特集テーマを設けました。今後、春香との絡みをみたいアイドルや好きなアイドルはいますか。
AlfaVelia:
ミリシタの・・・・・・ハロウィンのやつ!
――春香と歌織のホワイトボードですね。
AlfaVelia:
そうそう!歌織も好きだから「うぉ~もっと見てみたい!」ってテンションが上がりました。
――私(※そにっぴー)も奇声を上げながら喜んでいたのですが、新鮮な絡みですよね。
AlfaVelia:
ですね。両方ともまんまる顔で可愛かったです。
魂
――あなたにとって天海春香とは。
AlfaVelia:
"魂" かな。僕、アーマード・コアっていうゲームが好きなんですけど、「アーマード・コア ヴァーディクトデイ」っていうゲームにプレイヤーから擦られているセリフで「ここが!この戦場が!!私の魂の場所よ!」っていうのがあるんです。
AlfaVelia:
マギーは戦場に身を置いてきた、破壊されても戦うのを辞めない戦闘狂。だからこの発言をしてるんです。自分にとっては、春香もそういう魂の一部って感じかな。
―――
春香への熱い思いをお持ちのAlfaVeliaさんと、お話が弾んだインタビューでした。
天海春香学会Vol.4はBOOTHにて頒布中です。また、既刊も一部ございますのでご興味のある方はお手に取っていただけますと幸いです。