夜衝2を観た日のこと (2023/2/23)
玉田企画の玉田真也さん、テニスコートの神谷圭介さんが企画、ダウ90000の蓮見翔さんが作・演出のコントライブ「夜衝2」を観てきました。
あまりにも幸せな休日を過ごしたので、日記にしたいと思います。
最初にお伝えしておくと、「夜衝2」配信がありますので、リンクを貼っておきます。みんな、みてーーー!↓↓↓
以下日記。
14時の回でしたが、早めに神泉に到着して洋食屋さんへ。
キッチンハセガワさん。マツコデラックスさんが「人生で一番おいしいハンバーグ」と絶賛されているとのことで、行ってみました。
フワフワなのにジューシーなハンバーグ!!コクがありつつもサラッとしたデミグラスソース!!!どちらも初めてのことで驚きです。二律背反デミグラスハンバーグでした。おいしかった〜〜。
正直この時点で幸せすぎて 気を抜いたら帰ってしまいそうなぐらいでしたが、メインイベントはここからです。
13時半、渋谷ユーロライブ着。
ここが……!かの有名なユーロライブね……!あっLOFT9 きたことあるわ!はいはいここね!となりながら 感動してパシャパシャ撮影。
ユーロライブを正面からみたとき、そして中に入ったとき、真っ先にこれを思い出しました。↓↓↓
いざ入場。
キラキラフライヤーもらえて嬉しすぎる!!!!!
かわい〜〜〜。「パーキングエリア」「不法投棄」「カラオケ」「スーパーマーケット」などなど、前回の夜衝を思い出させる仕様なのですね。最高。かわいい。素敵。はらわたちゅん子さん。
座席につくと、開演前BGMが既に流れていました。
なんとなんと大好きな Base Ball Bearとアイドルネッサンス!小出祐介さんありがとう蓮見翔さんありがとう。ありがとうの気持ちでいっぱいです。あ〜〜南端まいなちゃん〜〜〜〜〜〜!!!!!
ほかの曲もどれも良かったです。東京60WATTSなども…… 同じカルチャーで生きさせてもろてますわ……ありがたいねぇ。
蓮見さんのApple Musicプレイリスト公開されてました。最高。ありがとうございます。
ずっと感謝してるな。
「夜衝」は、台湾の若者言葉らしいです。夜にバイクや車で出かけたくなる衝動のような。
台湾の若者、素敵なことしててうらやましいな〜と思いましたが まぁ日本の若者もしてるか。私がしてないだけで。
自分のことを振り返ってみると、たしか、1回だけそういうのしたことがあります。1回だけ。
友人と22時くらいにスパラクーアにいってお風呂に入ったらなんか元気になってきて あした土曜だし遊べるね、そういえばお酒も飲んでないしドライブでもする?となって急遽決行した深夜ドライブ。バナナムーンGOLDを聴きながら車を走らせ、お台場へ行きました。
秋の夜のお台場はすこし肌寒くて、ぼーっと眺める夜の海は、思わず人肌恋しくなってしまうような海でした。
お腹が空いて、5時までやっているラーメン屋さんがあるらしいから行ってみようということで、青物横丁へ。五臓六腑に染み渡る家系ラーメン。いま思うと最高の一夜でした。風呂、ドライブ、海、ラーメン、良いものしかない!!!もどりたい
いざ、開演。
スーパーカー「Sunday People」のイントロのわくわく感といったら!!!だーーいすき!
さて、ここからは本編のネタバレになりますが感想を…!
「イタリアン」
ベンチで語らう蓮見さんと森本さん。森本さんが転職先の職場の人たちをピザに喩えるところから始まります。そしてピザの会話の流れから、隠れ家イタリアンに向かおうとするひとたちに声をかけられる流れへ…。
いま気がつきましたが、ピザそのものがイタリアンで、隠れ家イタリアンもイタリアンなので、タイトル「イタリアン」は2つのテーマを包摂的に表していることになるんですね。
会話の中では「ハワイアン」「ダークライ」がかなりツボでした。ダークライのくだりをやりたくて隠れ家イタリアン設定にしたのではないかと思わざるを得ないほど、ダークライ、良かったです。
蓮見さん森本さんのやり取りは終始ときめきました。絶妙なところで場面が切り替わるので あああああってなりました。続きがみたくなる2人ですね。
だれかおいしいピザ屋さんでデートしませんか。
「街」
当パンに列挙されたコントのタイトルの中で、ひとつだけ飛び抜けて粒度の荒いワードがあるなぁと思っていました。街?え、街??堂本剛さん???とぐるぐる疑問を巡らせている間にコントが始まりました。
蓮見さん森本さんらが住む街に今朝GAPがオープンしたので、街の人たちがみんなGAPを着ているという設定。服というアイテムで尋常じゃないおもしろさが発揮されているコントでした。
おそらく全員が頷くGAPのあるある、GAP神輿という意味不明ワードなども含め、GAPだけでここまで密度の濃いコントができるのかと感動すら覚える面白さでした。
「弁護士」
これは1番好きだったかも……全部全部面白かったのはもちろんなのですが、初速のすごさが、衝撃が、突き抜けてました。
中島さんのもとに現れたUber配達員の神谷さん。なんと、中島さんのお父さん!お父さん、弁護士じゃなかったの……?というところから話が始まります。もうその時点でとにかく面白い。
蓮見さんの「もうお父さんみたいな人ではなくなってしまったんですけど…」は最高でした。あと、神谷さんの、リュックに顔突っ込んで叫んでからの「フォークあった」が大好きです。
最後の、心がキュッとするような、温まるような一節も、良かったです。
「リハーサル」
ものまねタレントの溜口さんが、初めてテレビに出ることになり、リハーサルをやるのですが、「客前でしかやらないんだ」と言って、音楽に合わせて「はいいま郷ひろみやってまーす」「BoAでーす」と言い続けます。BoAやAqua Timezなどのものまねラインナップ、ものまね審査員は"お飾り"、ものまねタレント界の旧い慣習など、蓮見さんのものまねに対する思考が存分に発揮されていて最高でした。
そしてなんといっても溜口さんのパフォーマンスの強さ!!!!ずっと観ていられる。
田原俊彦をやったらいいのに!というオチもひたすらおもしろいし、これは、溜口さんの強さを活かした傑作ですね。溜口さんのこと一気に好きになりました。ありがとうございます。
「カフェ」
蓮見さんと中島さんが揉めている最中、相手に強い言葉を吐き出しつつ机に手をつくたびに、机がガタッと揺れてしまう、その机の不具合に焦点を当てたコント。
机の揺れというのはこれまでの人生でかなり何度も経験してきてその度にかなり不快になってきたので、今回のコントのおかげで、今後はそういうハズレの机に出会っても、このことを思い出してちょっと笑えるようになるだろうなと思います。
そしてこれは伊藤修子さんだからこんなにも面白いんだろうなあという、伊藤さんの凄さを実感させられるコントでした。短時間で捲し立てるように話す伊藤さん、大好き。蓮見さん中島さんとの年齢差も相まって、カフェ店員伊藤さんの風変わりでお節介なキャラが際立っていて、良かったです。
「喧騒」
食べ物!食べる人々!会話のターンと食事のターンの切り替わりに美しさを感じるほどに好きな構成でした。前回の夜衝もしかり、実際になにかを食べるコントの強さ、面白さを、改めて感じました。
これはもう言語化はできないです。とにかく面白くて楽しくて最高です。何度でも観たい。溜口さん伊藤さんペアの口論よかったです。
「エキストラ親子の正月」
当パンに記載されたタイトルの中で、一つだけ異様に具体的且つ長めで、エキストラ?親子?正月?とはてな3拍子だったコント。
始まってみるとなんと 伊藤さんと忽那さんが親子設定!!!映画のエキストラ出演に取り憑かれてしまった伊藤さんと、それに付き合わされるうちに学校でも嫌な思いをするようになってしまった女子高生の忽那ちゃん。なんだその設定は。どこからそんな発想が生まれるんでしょう。
学校での悲しいエピソード、親子間のエキストラ出演時の様子など、空想上の話ながら信じられないほど具体性が高く、蓮見さんの脳内はどうなっているんだ……と頭を抱えました。面白すぎる。「映画ウォーリーをさがせ」も大好き。
伊藤修子さん、表情や声のトーンで、"やばいお母さん"感を溢れ出させていて、インパクトありまくりでした。
「海岸沿い」
溜口さん森本さんカップルが海沿いに腰掛け、切ない会話を繰り広げている中、近くに1人で座っている玉田さん。カップルが立ち上がって帰ろうとすると、手には大量のゴミ袋。
海岸沿いでカップルの儚い会話にしんみり聞き入っていたところに、突如として現れる大量のゴミ、その対比の面白さ!「あの感じの話の前にすごいいっぱいご飯食べたってこと!?」めっちゃ笑いました。ゴミたくさん持ってるカップルの画、おもしろすぎる。
そして最後の玉田さん……!からのサニーデイ・サービス「春の風」!!!後半の演出の中で1番痺れました。くうううう 好きです……
「ラーメン」
溜口さんが店主を務めるラーメン屋さんに来た玉田さん。ラーメンを食べた感想が「大豆ミートなのにほんのりお肉の味してすごい」「ペットと一緒に入れる店は需要あるから」など、おいしくない(まずくない)ことを伝える表現が絶妙なラインで、めちゃくちゃ笑いました。「するはずの味がしない」「何を入れてないの?」はキラーワードすぎました。
このお店に訪れる常連さんはみんな、思い出のラーメンの味を求めてきていることが発覚するのですが、それがスキー場だったりパーキングエリアだったり。それを「味一個ラーメン」と表現するのも秀逸ですよね。
溜口さんがずっと切なさと少々の笑いが入り混じった複雑な感情が際立つような返しをしていて、それが良い!!!すごすぎました。声量も相まって。 こんな面白い人いる!?
わたしも家の近くで味一個ラーメン食べれたらいいな、探そう。
さいごは こちらの曲でエンディング。
最初のピアノで一気に雰囲気に引き込まれて、きゅんとする、大好きな曲です。
終演後は近くの喫茶店へ。
大学1〜2年の頃、渋谷から駒場へ歩くときに必ず前を通っていましたが、一回も入ったことのなかった喫茶店。ついに入る時が来たのでした。ユーロライブがこんなに近くにあったとは。
コーヒーとチョコレートケーキを堪能しながら公演を振り返りました。美味しいものを食べながら大好きなことを考える時間の幸せたるや。
写真を撮っていなかった……… とってもおいしかったです。
テーブルはガタガタしていませんでした。
はぁぁ いま思い出しても、何度思い返しても、とにかく楽しくて面白くてせつなくて愛おしいコントたちでした。幸せでした。配信期間終わるまでたくさん観よう。夜衝3もいつか観られますように!
素敵なコントをありがとうございました。
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