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「デリバリースーサイド2」〜作者の記録(6)友能&珊里編〜

開幕まで数日と迫った「デリバリースーサイド2」について、今回は各キャラクターの深い掘り下げと、演じてくださるキャストさんに迫って記述してみる。

今回は事件の発端となる兄妹、児玉友能と児玉珊里について。

キャスト紹介 →インタビュー映像&文章もぜひ

キャスト写真 →渡邊圭氏(モノガタリ)撮影のブロマイド


▶︎児玉友能: 自殺した(と思われる)児玉珊里の兄。書き置きのため妹の死を会社に責任があるとして、DSに協力を仰ぐ。

▶︎作者のイメージ:誠実な印象で慎重、思慮深いタイプ。妹思いの優しい兄。思いつめたり自分を責めやすい一面も?

▶︎キャスト:田邊俊喜さん 

友能は内に秘めるタイプであるがゆえに、最も扱いが難しく、彼がどう振る舞うかで、お芝居の根幹にかなり影響する人物。

友能役の田邊さんは、数年前からいくつか舞台を拝見しており、今回晴れてご出演いただけた。

頭の回転が速くて達者な印象の田邊さんは、それまで拝見した舞台では、どちらかというと賑やかで陽気な役やイレギュラーな役多かったように思える(オネエが大変上手です)。

しかし今回はかなりシリアスで、重い雰囲気をまとった役。
そういった意味でも、一味違った田邊さんを見られることが大変楽しみだった。

非常に深く台本を読み込んだ上で、相槌一つにも感情の流れを明確にして大切に演じてくださる。こちらが無意識に書いていた部分にもかなり肉迫して、丁寧に役を作っておられた。

本当に魅力的な友能になっていると思う。

田邊さんを見て、こんな兄がいてくれたら、、と思う妹、弟諸氏が絶対にいるはず。
ぜひ、お楽しみに待っていてください。



▶︎児玉珊里: 自殺した(と思われる)児玉珊里の兄。書き置きのため妹の死を会社に責任があるとして、DSに協力を仰ぐ。

▶︎作者のイメージ:仕事に燃え、情熱を注ぐ真面目な社会人。儚げなところと凛としたところが同居する、几帳面な性格。

▶︎キャスト:兎美心さん 

兎美さんとのご縁は、とあるマネージャーさんからのご紹介で今回が初対面。
お写真を見た限りでは、目力のある美少女で、イメージにぴったりの雰囲気だった。

主宰が唯一お芝居を拝見していない役者さんで、今回が初舞台、そして座組み最年少という彼女。
だが読み合わせの時点からとてもしっかりされ、稽古開始が楽しみだった。

期待に違わず、稽古中も初舞台とは思えない技量と積極的なコミットで、演出家さん、他の役者さんも感心しきりだった。

ご本人曰く「写真だと清純派に撮られてしまう」そうで、それは自分の本質ではないとのこと。
Twitterの発言もユニークでとんがってる?ので、ぜひフォローしてみてください。

インスタはこちら

ちょっと不思議で魅力的な、田邊さん、兎美さん兄妹のお芝居を、ぜひ生でじっくりとご覧ください!

【公演情報】※指定席は間もなく完売です。

第2回 a-fiction m&h theater
「デリバリースーサイド2」
【日程】2019年1月29日(火)〜2月3日(日)全10公演
【会場】八幡山ワーサルシアター
京王線八幡山駅より徒歩30秒

[Introduction]
自殺者が増加した某国
法改正により新たなビジネスが生まれた
自殺の後始末を本人から請け負う専門業者
その名もデリバリースーサイド 通称DS〜ディーエス〜
[Story]
「私は自殺してません」
依頼人の自殺者が残した奇妙な書き置き
「過労死だ、会社に殺された」と兄がDSに援助を求めるが…
「デリバリースーサイド」シリーズ第2弾

2017年秋に第1回を上演して好評を頂いた
ミステリー 「デリバリースーサイド」
DSの経営者黒木と助手の伊田、吾妻と吉良の刑事コンビも再登場
新たな出演者と共に、シリーズ第2弾をお届けします
演出・脚本協力 赤星ユウ (レティクル東京座)
原作・脚本 菅原愛 (a-fiction)
【出演】
五十嵐啓輔(和奏AGENCY)、 中三川雄介(レティクル東京座)、
田邊俊喜、山本沙和(レティクル東京座)、 兎美心(REVE INNOVATION)、長野耕士、 音羽美可子、大橋篤、
松山コウ(劇団C2)、ハズレKUJI(阪口拓嗣:ボクらの罪団)、
エスムラルダ、森友樹(和奏AGENCY)、
城田さおり、えみかん(8割世界)、卯木祐矢(劇団わたあめ工場)

チケットはこちら
http://mh-theater.a-fiction.com/ticketschedule/




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