ブンデスリーガ2021/2022 第10節 ビーレフェルト×マインツ
1. マインツのスタメン
ベンチ:ダーメン、ブロジンスキ、ルコキ、バレイロ、タウアー、シュテーガー、シュタッハ、シャライ、イングヴァルトセン
欠場:ジュステ(肩の手術後)、ニアカテ(ミッドウィークに出場も、負傷明けのため大事をとって休養)
2. 試合経過
2-1. 前半
・3分
ベルとハックの間を抜けられ、シュートを撃たれるも、ツェントナーがセーブ
・6分
ツェントナーがセーブ
・10分
オニジヴォとブルカルトでカウンターを仕掛け、アーロンのアーリーにオニジヴォがヘッドで合わせるもわずかに左にそれる
・20分
コーアがタックルで独走を防ぐ
・21分
ジェソンにボールが渡るもシュートは撃てず
・22分
アーロンがダイレクトでシュートを撃つも大きく枠を越える
・23分
オニジヴォがエリア内に侵入し、ディフェンスを振り切るも、シュートまではいけず
・25分
後ろから繋ぎ、コーアのスルーパスをジェソンがスルーしオニジヴォへ。ハーフウェイラインから持ち上がり、ファーサイドを狙うと、オルテガが弾いたところに走り込んだジェソンが右足で詰めてネットを揺らす!!マインツ先制 0−1
・28分
エリア内に侵入されるもコーアがうまく守る。
・32分
ヴィドマーのクロスをブルカルトがキープ、浮かしてフリーのオニジヴォへ、ダイレクトでシュートを狙うもうまくヒットせず。
・37分
ボエティウスがフリーのオニジヴォに渡すも、ダイレクトのシュートは枠をとらえられず。
・40分
猛攻を仕掛けるもボールはラインを割れず
・42分
攻め込まれ、クリアしきれず失点
・前半終了 1-1
2-2. 後半
・48分
オニジヴォが抜け出し、引っ張り合いながら倒れるもオニジヴォのファールを取られる。
・49分
ヴィドマーのロングスローをブルカルトが落とし、コーアが左のボエティウスに渡す。右足ダイレクトでファーを狙うも、巻ききらず枠に飛ばず。
・64分
ジェソンがロングボールでブルカルトを狙うも、飛び出したオルテガに阻まれる。
・65分
ボエティウスのスルーパスに抜け出したオニジヴォはシュートを撃てず。
・67分
ボエティウス、ヴィドマーと繋ぎ、クロスにブルカルトが飛び込むも、僅かに合わず。
・67分
バイタルを空け、エジミウソン・フェルナンデスに強烈なミドルを撃たれるも、ツェントナーが横っ飛びでスーパーセーブ!
・69分
ピンチの後にチャンスあり!ジェソンが前線に送り、ディフェンダーにブルカルトがプレッシャーをかけ奪うと、そのままゴールへ突進。オルテガの足上を狙った低いシュートはファーサイドネットを揺らす!!!! 勝ち越し!!! 1-2
・76分
ジェソンとヴィドマーで右サイドを崩し、ヴィドマーのパスをブルカルトがワントラップから狙うもブロックされる。
・77分
ジェソンに替えてバレイロ
・79分
76分辺りのハックのファールをオンフィールドレヴューされるも、イエローカードのままに。赤でもおかしくなかっただけに助かった。
・83分
攻め込まれるもなんとか切り抜ける。
・84分
コーアが奪われるもシュートは撃たせず。
・84分
ブルカルト、アーロンに替えて、イングヴァルトセン、ルコキ
・90分
オニジヴォに替えてシャライ
・試合終了 1-2
3. 感想
ハイプレス、攻守の切り替えの速さ、中盤の強度によって、序盤はビーレフェルトにペースを握られた。
サイドを突き、マインツのウイングバックが奪いにいった裏を狙うビーレフェルトの攻撃によって苦戦する場面が多かったが、中盤の3枚・ウイングバックの走力と、その裏をケアする両サイドのセンターバックがうまく対応することによって、前半はマインツがペースを握る時間が多かったのではないか。
40分の場面はビーレフェルトの気迫のブロックによって差を広げられず、逆に、直後追い付かれてしまった。
後半はオープンな展開になり、ボールが落ち着かなかったり、お互いにファールで止める場面が多かったが、中盤の3枚+ヴィドマーがうまくボールを握り、ビーレフェルトのサッカーに付き合わずに、コントロールした。走り回れるバレイロの投入のタイミイングも見逃せない。
ミッドウィークのDFBポカールでの対戦から半分以上を入れ替えてきたビーレフェルト相手に、全く同じスタメンで戦ったマインツはフレッシュさの面では分が悪かったが、よく勝った。結果が全て。
ビーレフェルトのサポーターの大声援にも負けず、終盤も猛攻を耐えた。
勝ち点16まで積み上げ(1試合平均1.6)、5位浮上。
4. 採点
・ツェントナー 2.0
失点はやむなし。特に67分のショットストップが勝敗を分けた。
・ヴィドマー 2.0
精力的なアップダウン。最後まで足を止めなかった。クロス精度も〇
・ネメトゥ 3.5
ガムシャラにがんばった。ヴィドマーが同サイドにいるおかげで、サイドからは崩されなかった。失点場面は囲んだが奪いきれなかった。
・ベル 3.5
スピードで振り切られる場面は仕方ない。抜ければピンチの場面でのブロックの方が目立った。空中戦勝利が2点目のきっかけに。
・ハック 4.0
退場にならずに助かった。
・アーロン 4.0
クロスは素晴らしいが、守備対応が… デュエル勝率も25%と、疲れからか低調。
・ジェソン 1.5
待ちに待った初ゴール!走り続けたことでボールが転がってきた。攻撃も右サイドで崩すシーンが多かった。2点目の場面では、うまくボールをカットし、ロングボールを入れたことがきっかけに。二人選べるならジェソンにもMOMをあげたい。
・コーア 3.0
荒れる展開になると退場しそうで怖い。終盤には落ち着きを取り戻し、ポゼッションを高めた。縦に入れる姿勢が先制点を生んだ。
・ボエティウス 2.0
オープンな展開になった後半に、落ち着いて中盤を支配した。惜しいシュートもあった。そろそろゴールを。
・オニジヴォ 3.5
体の強さ、スピードは脅威になり、先制点を演出した。後半も怖さを見せたが、あまりにも決定機で外しすぎた。0-2にするチャンスはいくらでもあった。5本撃ったが、枠に飛んだのはジェソンのゴールシーンでのシュートだけだった。
・ブルカルト 1.5(MOM)
決勝点を記録!手放しで絶賛したい。コースはほとんどなかったが、落ち着いて隅を狙った。プレスをかけ続けたことが報われた。今季すでに5点目!ぜひ代表に。
・バレイロ 3.0
オープンな展開になってきたところで投入された。中盤を走り回り、ボールを回収した。デュエル勝率は83%
・イングヴァルトセン -
シュートチャンスが来なかった。
・ルコキ -
追いつかれないことが任務だった。目立つ場面はほとんどなかったがミッションコンプリート。集中していた。
・シャライ -
前線でボールキープして時間を使った。
5. 次節に向けて
次節はグラードバッハ戦。ホームで勝利を。