ブンデスリーガ2020/2021 第23節 マインツ×アウクスブルク

1. マインツのスタメン

2試合連続でチームを救ったシュテーガーが待望のスタメン(フランクフルト戦以来2試合目)バレイロがアンカーに入った。

2. 試合経過

2-1. 前半

・12分
右サイドからコンビネーションで崩すも、ディフェンスにクリアされる。いい崩しだった。

・15分
シュテーガーのフリーキックのこぼれをエリアすぐ外からラッツァが左足で狙うもキャッチされる。

・25分
ニアカテからバックパスを受けたツェントナーが繋ごうとするも、目の前の敵に渡してしまい失点。0-1
ビルドアップが苦手なのだから繋ごうとしないでほしい。

・33分
オニジヴォが高い位置でボールを奪うとそのままゴールに向かって突進、エリアのすぐ外で倒されたようにも見えたがノーファールの判定。

・39分
右サイドでパスを受けたラッツァがカットインから左足を振り抜く。際どいコースに飛んだが、弾かれてしまった。

・前半終了 0-1
ツェントナーのミスが失点に直結。
ロングボールで攻め立てるも同点には追いつけなかった。ビハインドの状況もあってか、ラッツァが普段よりシュート意識が高いように思える。


2-2. 後半

・49分
カウンターを食らい、際どいクロスが入るも難を逃れる。ムヴェーネの中途半端な対応でカウンターの起点を作られた。

・51分
フリーの選手にシュートを打たれるも、アウクスブルクの選手に当たり枠を外れる。シュートは枠に飛んでおり、危なかった。

・64分
ベル、シャライに替えて、ボエティウス、グラッツェルを投入。4バックにした。

・79分
オニジヴォの落としをダイレクトでボエティウスがシュートを放つも、力無くキャッチされる、

・80分
ラッツァに替えてブルカルトを投入。ブルカルト、オニジヴォ、グラッツェルの3トップで4-3-3に。とにかくゴールを狙いに行く。

・84分
ダ・コスタに替えてエヅトゥナリを投入。負傷から帰ってきて久しぶりの復帰。

・85分
大ピンチを迎えるもシュートはポストに。

・87分
ジュステのロングボールにバレイロが競り勝つと、オニジヴォがショートバウンドに左足を振り抜く。しかし、キーパーに触られ、ポストを掠める。前節のゴールを思わせるオニジヴォのシュートだった。

・88分
持ち上がったニアカテのパスを受けたオニジヴォが振り向きざまにシュートを打つもキャッチされる。

・試合終了 0-1
とにかくロングボールを放り込みまくるも、点が取れず敗戦。

3. 感想

ツェントナーのミスはいただけない。
後ろの陣形が整っていない場面で繋ごうとした判断はミス。しかし、これまで何度も彼に救われており、責め立てる気にはなれない。失点後すぐにニアカテ、ベル、ラッツァ、バレイロたちが慰めに行き気合いを入れ直したシーンが印象的だった。

ボールを保持する時間が珍しく長かった割に、ロングボールでの放り込みではゴールに結びつかなかった。最後まで諦めない姿勢は見せたが、せめてドローに持ち込むべきだった。

第15節フランクフルト戦以来の先発出場となったシュテーガーは、奪ったボールを大事にする、正確な左足からのロングボール、という二つでは目立ったが、直接のチャンスクリエイト、守備の強度という面では期待に応えられなかったのかもしれない。

グラッツェル、ボエティウスは普段よりも長い出場機会を得たが、ロングボールばかりの戦術では良さが活きないように思えた。

アウクスブルクはとにかくブロックを敷いて、マインツの前線のスピードを活かさないようにしており、裏抜けからのチャンス創出がほとんどできなかった。

ベルを下げて4-3-3の形にしたが、3CBの左を務め、スローイン、持ち上がりで怖さを見せていたニアカテが2CBにポジションを下げたことで、結果的に左からの攻撃が貧弱になった。

4. 採点

『Bild』の採点は以下の通り


ツェントナー、シュテーガー、シャライが5点
他が4点。
ツェントナー6、シュテーガー4でもおかしくなかった展開。

5. 次節に向けて

ミスでの敗戦はモチベーションが下がりそうになるが、下を向いている場合ではない。
次節必ずシャルケに勝ち、見えてきた残留圏内に留まるように、顔を上げて全員で闘うしかない。

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