ブンデスリーガ2020/2021 第26節 ホッフェンハイム×マインツ
1. マインツのスタメン
グラッツェルが待望のスタメン入り。ゴールが期待される。
2. 試合経過
2-1.前半
・1分
バックパスを追いかけたグラッツェルがタックルでボールを奪うと、そのままゴールに突進!シュートはニアを抜いてネットを揺らす!!!電光石火の先制点!!!0-1
・2分
フリーキックにマークを外したグラッツェルが右足で合わせるもセーブされる。
・3分
直後獲得したフリーキックにジュステが頭で合わせるも右に外れる。
・7分
ヨンに右サイドを突破され速いクロスを入れられ、中にべブーがフリーで待ち受けていたが幸運にもシュートが枠を越える。追いつかれてもおかしくないシーンだった。
・11分
高い位置でコーアがボールを奪いブルカルトに渡すも、シュートはブロックされる。パスのタイミングがあと少し早ければ…
・15分
グラッツェルが獲得したゴール前28mのフリーキック、ジュステが直接狙うもボールが落ちきらず。コースはとてもよかった。
・18分
グラッツェルが抜け出し、並走していたブルカルトにパスを出すも、キーパーに足でセーブされる。決めたい場面だったが、スーパーセーブだった。
・20分
負傷したダ・コスタに替えてブロジンスキを投入。
・24分
ジュステが持ち上がり、ブロジンスキとのワンツーでエリア内に侵入するもブロックされる。
・33分
カウンターを食らうも、相手のタッチが長くなったところをジュステがクリア。全員が落ち着いて集中した対応だった。
・38分
べブーに振り向きざまのシュートを撃たれるも、ツェントナーがセーブ。コースは甘かったが至近距離だった。
・39分
ジュステがべブーに裏を取られ同点に追いつかれる。1-1
・41分
ブロジンスキがコーナーキックでボールをずらし、ボエティウスがクロスを入れると、フリーで待っていたコーアが頭で合わせ逆転!!!1-2
追いつかれた直後に勝ち越し、チームを再び奮い立たせる。
・前半終了 1-2
終始ホッフェンハイムを圧倒。
チャンスを決めきれないなかで同点に追いつかれるも、直後に勝ち越し、1点リードで折り返す。
2-2. 後半
・50分
流れたクロスがベルの手に当たったように見えたが、VARでノーハンドの判定。助かった。
・53分
コーナーのこぼれを拾い、ジュステがキーパーと1対1になるも弾かれる。コースがなかった。
・54分
べブーに突破され、クロスにクラマリッチに合わされるも枠を逸れる。
・64分
ブルカルト、グラッツェルに替えてオニジヴォ、クアイソンを投入。
・75分
オニジヴォが裏に抜け出すと、並走したクアイソンにパス、流し込むだけだったが、ディフェンスにブロックされネットを揺らせず。決めるべき場面だった。
・80分
オニジヴォとクアイソンがコンビネーションでゴールを狙うもディフェンスに寄せられオニジヴォのシュートは力無くキャッチされる。
・82分
バレイロのフライパスにクアイソンが抜け出すも
ミドルシュートは弾き出される。
・試合終了 1-2
アウェイで勝点3を奪取!
3. 感想
試合の入りが素晴らしかった。連動した前線からのプレス、26秒での先制ゴールを含め前半15分で5本のシュートは完璧。
初先発となったグラッツェルは開始から積極的に相手にプレッシャーをかけに行ったことが先制ゴールに繋がった。得点への強い気持ちが感じられた。身体の強さ、ボールを扱う技術、背負いながらも前に向かっていく姿勢で、ポストプレイでも真価を発揮した。
先制ゴールは13時30分26秒に記録され、ブンデスリーガ史上最も早い時刻に記録されたゴールとなった。
高い位置でのパスカット、追いつかれた直後に勝ち越しのヘッド、とコーアが大活躍したのも好材料。
前半にみせた、前線からの守備・素早いカウンター・デュエル・インターセプト・連動した攻撃と、どれをとっても素晴らしい。
前半に飛ばしすぎたか、後半は低調だったのが悔やまれる。判定に助けられた部分も多く、追いつかれていた可能性も十分にあった。
グラッツェルがかなり良かったぶん、途中出場したクアイソン、オニジヴォが不調に映った。もっとできるはず。
しかし大事なのは勝利したこと!
決定機で確実に点を取ること、集中して守備を行うこと、にとにかくこだわり、残り試合を戦っていこう。
4. 採点
『Bild』の採点は以下の通り。
点を取ったグラッツェルとコーア、集中した守備を披露したニアカテが2点。
その他全員が3点となった。
『Kicker』の採点は以下の通り。
最高はグラッツェルの2、続いてコーアの2.5となった。失点に関与したジュステは4.5。
採点については次回からKickerを採用します。
5. 次節に向けて
今節の勝利により久々の降格圏脱出。
次節はビーレフェルトと残留争いの直接対決。
21節ではバイエルンとドロー、25節ではレヴァークーゼンに勝ち星を挙げるなど、ビーレフェルトも調子を上げてきている。
リーグ前半戦で対戦した第10節ではシュテーガーが1点を返したが2-1で敗戦しているため、リベンジしたい。
6ポイントゲームになんとしてでも勝たなければ。