テストマッチ マインツ×ジェノア
MEWAアレーナに改名後最初の試合。約3000人の観客を入れて行われた。30分ハーフが2試合行われた。
1. マインツのスタメン
昨季終盤のメンバーを基本に、両ウイングバックのみ新加入選手が務める。
2. 試合経過
2-1. 1試合目
・4分
ブルカルトが巧みな反転で前を向くと、右のヴィドマーにパス。ヴィドマーの低いクロスがファーまで流れ、ルコキが詰めるもブロックされる。両ウイングバックが絡んだダイナミックな攻撃だった。
・8分
バレイロがボールを奪いヴィドマーに渡すと、抜け出したブルカルトにスルーパスが通る。速いクロスを入れるとキーパーが処理をミス。嘘のようなゴールが決まりマインツ先制。1-0
・16分
フリーキックのこぼれから強烈なボレーシュートが飛んでくるも、ツェントナーがパンチング。
・28分
カウンターを食らい、ルコキが空けたスペースからクロスを入れられると、ヘディングで合わされ失点。ベルも競り負けた。1-1
・32分
ブルカルトが粘りオニジヴォが左サイドからグラウンダーのクロスを入れると、バレイロにはわずかに合わず。後ろからヴィドマーが走り込むも先にキーパーに触られる。
・39分
コーナーキックのこぼれ球を詰められるも、オフサイドでゴールが認められず。ギリギリだった。
・41分
ロングボールにオニジヴォが抜け出しキーパーと1対1になりかけるも、斜めにボールを運んだ際にディフェンダーと接触し転倒。しかしPKは認められなかった。
・49分
ジュステのロングボールをオニジヴォがすらし、ブルカルトが背負いながら前に流すとバレイロが右サイドを突破。対峙するディフェンスをいなし中央にパスを送るとボエティウスが丁寧に右足で合わせネットを揺らす!!!2-1
・53分
ハーフラインからブルカルトが抜け出しシュートを打てる体勢に持ち込むもディフェンスをかわし、並走していたオニジヴォにパス…がカットされる。角度は厳しかったが自分で撃ってほしい場面だった。
・58分
ベルが自陣ゴール前でプレスを受けると股抜きを披露。ヒヤッとする場面だった。
・60分
1試合目終了 2-1
・2-2. 2試合目
ツェントナー、ジュステ、ブルカルト、オニジヴォに替えて、ダーメン、ネメトゥ、シャライ、ネーベルを投入。
・通算61分
左サイドでネーベル、ルコキと繋ぐと最後はコーアがミドルシュート。わずかに左に外れる。
・66分
ルーズボールを拾ったシャライが前を向きミドル。も左に逸れる。
・69分
コーナーキックにヘディングで合わされるも枠の上。危なかった。
・76分
ニアカテの横パスがカットされカウンターを食らう。ネメトゥがエリア外でタックルも、これでPKを取られ、決められる。2-2
・77分
ヴィドマー、ベル、ニアカテ、ルコキ、コーア、バレイロ、ボエティウスに替えて、ブロジンスキ、ハック、キリアン、アーロン、フェルナンデス、パペラ、シュテーガーを投入。
これで、フォーメーションは以下のように。
・79分
ダーメンのトラップが大きくなったところを突かれ相手FWに追われたところでダーメンがボールに触れようと脚を伸ばすとPKを取られる。リプレイ映像で観ると明らかなダイブだった。ジェノアはこのPKを失敗。枠外に。
・82分
シャライの浮き玉をアーロンがダイレクトで折り返し、シュテーガーがニアで潰れ、ファーでネーベルが左足で合わせるもわずかに左へ。決めたい場面だった。
・96分
ハックの縦パスを受けたシュテーガーが左に開いたシャライに渡すと、左足ダイレクトで浮かしネットを揺らす!!!3-2
リプレイ映像を観るとディフェンダーには当たっておらず、直接流し込んでいた。目線はゴールを見ていなかったが、それもフェイントなのだろうか。
・103分
ネーベルに替えて、ボブツィーンを投入。
・118分
ダーメンに替えてリースを投入。
・試合終了3-2
3. 感想
ガジアンテプとの練習試合から1週間、だんだんと強度が上がってきた。前半で言えば、ヴィドマー、ルコキの両ウイングバックが積極的に攻撃参加。バレイロは常に全力で走り回り、アシストを記録。今季は攻撃面でも数字を増やしたい。オニジヴォ、ブルカルトも先週から大きく改善。持ち前のスピードや背負ってのプレイは流石。判断や決定力の部分をさらに期待したい。後半の若手選手たちは、まだまだアピール不足。練習でも奮起が期待される。