ブンデスリーガ2020/2021 第12節 ヘルタ・ベルリン×マインツ
1. マインツのスタメン
シュテーガーが初スタメンに名を連ねた。アーロンとの左サイドからチャンスを作れるかに注目したい。マテタはベンチスタートとなった。
2. 試合経過
2-1. 前半
・40分 フェルナンデスのクロスにバレイロが飛び込み足に当てるも、クロスバーに弾かれる。ジャストミートしなかったが、マインツの初シュートはヘルタを驚かせた。
・44分 ゴールキックからのビルドアップにプレスをかけられ、クーニャにシュートを打たれるも大きく枠を越える。シュートは危なくなかったが、危ない場面だった。
・前半終了 0-0
シュート本数はヘルタ3、マインツ1、と互いにチャンスを作れず。
2-2. 後半
・53分 バレイロ、オニジヴォと繋ぎ、クロスにシュテーガーが合わせるも、ブロックされ枠を外れる。
・60分 ピョンテクにシュートを打たれそうになるも、バレイロがスライディングでボールを奪う。ボールへのクリーンなタックルで危機を脱した。
・67分 コーナーキックからカウンターを食らい数的不利を作られるも、ゲンドゥージのパスをカットしクリア。被カウンターは本当に怖い。コーナーキックはしっかりプレイを切ってほしい。
・70分 コーナーキックのこぼれを拾ったシュテーガーの横パスがカットされ大ピンチに陥るも、シュートは打たれず。やられてもおかしくない場面だった。
・76分 ニアカテが左サイドを駆け上がり、絶妙なクロスを入れるも、オニジヴォには僅かに合わず。
・77分 シュテーガーに替えてラッツァを投入。
・79分 コーナーキックをオニジヴォがクリア。手に当たっているようにも見えたが、VARチェックでもハンドなしの判定だった。危なかった。
・80分 オニジヴォ、クアイソンに替えて、マテタ、ブルカルトを投入。残り10分でゴールに迫りたい。
・94分 クロスにブルカルトが飛び込むとキーパーと衝突、マテタはシュートに持ち込めず、アーロンのシュートも枠を外れる。外してもいいからマテタに打ってほしい場面だった。
・試合終了 0-0
アウェイで勝点1を積み上げた。
3. 感想
アウェイで価値ある勝点1を持ち帰った。両チームにチャンス・枠内シュートが少なく、キーパーが目立つ場面はほとんどなかった。40分のチャンスでネットを揺らせればよかったのだが、確率は低く、ジャストミートしていなかったからこそバーに当たったとも言えるシュートだった。フェルナンデス、バレイロが右サイドでチャンスを作っていたのが印象的だった。積極的にエリア内へ侵入する動きがチャンスを作る。ここまでは3バックの右を務めるジュステの負担が大きかったが、3-5-2のようなフォーメーションに変更したことで、2列目の選手(バレイロとシュテーガー)のポジショニングがウイングバック(フェルナンデスとアーロン)と3バックの両端(ジュステとニアカテ)を助けていたように思われる。センターラインががら空きになる懸念があったが、中盤の走力と柔軟なポジショニングでピンチの場面を作らせなかった。相手にチャンスがあまりなかったことも要因か。逆に、79分の場面でVARのチェックが入ったのにもかかわらず、オニジヴォの手に当たったプレイがハンドと認められず本当に助かった。あの場面でPKを与えていれば0-1で敗戦していただろう。無失点で勝点1を積み上げたと考えれば悪くない試合だった。毎試合60~70分頃になると集中が欠けたプレイか目立つので、そこを改善してもらいたい。特に、ボールの失い方が悪くカウンターからピンチを招くシーンは予防しなければ。キックオフが4:30だったが、勝点1で報われたような気がした。
4. 採点
『Bild』では採点が出ていなかった。両チームとも全員が及第点(3点)ということだろうか。エジミウソン・フェルナンデスの右サイド起用はこれまでもたまにあったが、一番良かったかもしれない。
5. 次節に向けて
次節はブレーメン戦。昨季残留対決で勝利した相手に今年も勝ち、勝点3を積み上げたい。