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自分を変える5つの目標
「自分を変える5つの目標」を、29歳の誕生日に決めました。
どうしてこの目標を立てたのか、お話ししたいと思います。
憧れ
学生時代に見ていた恋愛ドラマの主人公は、みんな必ずおしゃれなマンションに住んでいて、会社で大変なことがあっても、自分の好きなものでいっぱいの自宅で晩酌をして、友人との電話で仕事の愚痴を言ったり、恋愛相談をしていました。
その様子が、学生時代の自分にとって、とても羨ましく感じました。
僕は大学で建築を専攻しました。おしゃれな家で生活することに強い憧れがあったことが、専攻を決めた理由の一つだったんだと思います。
恋愛ドラマの主人公(大体は女性でしたが)みたいに、自分も大学を卒業して、社会人として働き始めたら、自然とそんな生活を送れると思っていましたが、現実はそう甘いものではありませんでした。
社会人としての人生
最初に住んだ部屋
大学卒業後に住んだ部屋は渋谷区のマンションでした。
そのマンションは、渋谷駅から徒歩15分くらいで、恵比寿や代官山、青山の方にもアクセスが良く、すごく良い立地にも関わらず、新卒社員でもギリギリ払える家賃で住むことができました。
もう少し郊外に住めば、家賃をもっと抑えることができたのですが、当時の僕は朝起きるのが苦手で、遅刻をしないように会社から近いところに住むようリクルーターから言われたので(入社前の1年間は週に2回会社に行くほど、新卒教育に熱心な会社でした)、オフィスから徒歩10分以内の部屋に住むことを決めました。
間取りは6.5帖のワンルームでした。
バストイレ洗面はユニット化していて、キッチンは1口コンロで吊戸棚やシンク下の収納は無し、洗濯機置き場はベランダの端、クローゼットも無い、角部屋でしたが、窓の向こうはマンションよりも高いビルが建っていたので日差しが差し込むことは全くない、ただ寝るだけに帰るような部屋でした。
住み始めた頃は、部屋に不満はありませんでした。
今思うと、その部屋を選んだことを間違いだったと認めたくなかったのかもしれません。
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渋谷での暮らし
入社した会社は、所謂ブラック企業とよばれるもので(入社後に業界でもブラックで有名だと知りました)、休みの日も仕事に明け暮れる日々が数年続きました。
朝早くから夜遅くまで仕事をし、休みの日も各自で仕事をするほど、かなりハードな日々でした。
自炊をする暇もないので、食事はすべてコンビニで買い、家でも食事をしながら資料に目を通していたほどです。
それが当たり前だと思っていたので、辛いとは感じつつ、そういうものだと割り切って業務をしていました。
そんな生活をしていたのですから、部屋は徐々に荒れていき、コンビニ飯のごみが散乱するようになりました。
部屋を掃除することもありませんでした。
ある程度ゴミが溜まったら、ゴミ袋にまとめてベランダに放置。
ゴミ置き場がないマンションだったので、ベランダには一時的に置いておくつもりだったですが、いつもゴミを出すのを忘れて溜まっていく一方。
ゴミ袋でいっぱいで、虫も湧いていたのでベランダには出ることができなくなり、布団を干すことも数年していませんでした。
ベランダにあった洗濯機も、住み始めてから2,3回しか使わなかったので、引っ越すころには汚れきって使えなくなっていました。
ひどい生活でした。
憧れた社会人の姿とはかけ離れたもので、仕事のストレスのせいで日々疲弊していきました。
そんな日々でも生きていけていたのは、立地が良かったからでした。
渋谷の街は、少し外へ出れば、おしゃれなカフェや雑貨屋さん、個人経営のセンスある定食屋さんがたくさんあって、お金持ちそうな人がきれいな服を着て歩いている。
そこに住んでいるだけの自分でも、渋谷に住んでいるという優越感を抱くことができたことが、当時の自分にとって、頑張る理由でした。
転職
新卒で入社した会社には、そう長く勤めることができませんでした。
ある朝、ベッドから起きようにも、会社に行くことを考えると起きれなくなっていました。
会社に行かなかったことを考えると、どんなに怒られるか、周りに迷惑をかけるか、考えれば考えるほど苦しくなるし、かといって会社に行こうにも体が動かず、気づけば泣いていました。
自分自身、メンタルは強くはないものの、鬱やそういった精神疾患とは無縁だと思っていたので、驚きました。
退職後、今勤めている会社に就くまで2社ほど経験しましたが、業界の特色なのか、どの会社も業務量が多く、残業時間もかなりありました。
食生活も荒れに荒れ、ストレスを食事で解消していたものですから、大学卒業時から気づけば体重が40kg以上増えていました。
残業のない、自分の時間を作れる会社に転職しよう。
そう思い転職活動を始め、今の会社に就職しました。
前の会社であったこととかは、後日別の機会に、気が向いたら書こうと思います。
目標を立てた日
今勤めている会社は、今まで勤めた会社とは全く違い、ホワイト企業そのものに感じました。
有給休暇を好きな時にとれる、有給とは別に数日、リフレッシュ休暇として休める、残業もない、コンプライアンス順守の意識が高い。
配属された部署の業務上、人と話すことも少なく、業務を自分のペースで進めることができるようになりました。
ただ、年収は今までの会社と比べて半分ほどに減りましたが…。
定時で帰れることが初めてだったので、最初は戸惑いました。
なにせ、家に帰ってもすることがないからです。
テレビもなければ、ゲーム機器も一切持っていませんでしたから、何もすることがありませんでした。
途端に、すごく悲しくなりました。
今までしてきたことがなにもかも無駄だったかのような、そんな感覚になりました。
29歳の誕生日を迎えた日、30歳まであと1年か、と思いました。
同時に、このまま20代の自分が終わってしまうことが嫌でした。
すごく悔しい気持ちになったんだと思います。
交際相手もいない、趣味もない、休みの日に遊べる友人もいない、太りすぎて醜い体型、性格も暗い、そんな人間のまま20代を終えたくありませんでした。
「自分を変える5つの目標」
30歳までに自分を変えたい、それが大命題でした。
そのために何をしなければならないのか、考えれば考えるほど、人より劣っている僕は、やらなければならないことがたくさんありました。
ただ、やらなければいけないことは、挙げだしたらきりがありませんでした。
まとまる気配もなかったので「何をしなければ」ではなく、
「30歳の自分はどんな風になってたいか」を考えるようにしました。
僕の考える自分自身の理想像は、割とあっさりと、解像度が高くイメージすることができました。
僕自身がコンプレックスの塊なので、こんな自分になりたい、というのがイメージしやすかったんだと思います。
来年の自分を理想の姿に近づけるために立てた目標が、
「自分を変える5つの目標」です。
1年間、自分を変えることに全力で取り組み、絶対に達成させると決めました。
そうすれば、30歳の自分は、きっと自分に自信を持てているだろうし、
自分の人生に残ることを、20代のうちに、これだけでもやっておきたいと思いました。
こうして、自分を変える本気の1年がスタートしました。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回から、目標達成に向けてどうしたのか、書いていこうと思います。
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