米国株式に投資する理由

今回は米国株式に投資する理由について書きたいと思います。
では最初にまとめから。

まとめ

・米国株式の方がお金が集まりやすい
・新しいビジネスモデルの数が多く、変化が速い

ではそれぞれについて書いていきますが、まずは日本株投資のメリットから。

日本株投資のメリット

日本株投資のメリットはなんといっても「言語、および距離的に身近であることによる情報の集めやすさ」だと思います。単純にWebなどから情報を集めるだけでなく、商品を扱ったことがある、まわりの評判など、どんな会社で今後伸びていきそうかを考える上での情報を集めやすいです。

米国株は日本在住である場合はなかなかそうもいかず、言語、距離の壁は大きく、日本株と比べて断片的な情報から判断する形になります。

この距離の近さは精神的にもスキル的にも参入障壁を大きく下げることができる大きなメリットがあるので、この部分を重視する場合は、日本株へ投資する形になると考えています。

では、次からは、米国株式の投資がなぜ良いのかについて書いていきます。

米国株式の方がお金が集まりやすい

米国株へ投資する最大の理由は米国株はお金が集まりやすく株価が上がるスピードが速いことです。

とにかくグロース株と言われる企業は、売上成長スピードが速く、そのスピードに呼応するように時価総額もぐんぐん上がっていきます。

米国株だと時価総額が1000億円を超えて、売上成長率、営業利益率ともに30%以上なんて株はザラにありますが、日本株だと少数の注目が集まる企業の扱いになると思います。

試しに時価総額で見てみると、日本では時価総額1兆円企業が146社、1000億円以上1兆円未満の企業が652社あります。

では米国株式はどうかというと、NYSE, NASDAQ上場の1兆円企業(ここでは$10B企業)が857社あります。それでも日本の時価総額1000億円企業数(798社)より、NYSE, NASDAQで上場している1兆円企業の方が多いことになり、米国株式では時価総額1000億円規模の会社は小型株扱いになっています。

米国市場は大きさとしては日本のざっくり10倍となりますが、上場企業数は米国市場が2倍程度(日本市場:3898社、米国市場(NASDAQ/NYSE):6797社)に収まっています。
これらから、米国市場の方が1銘柄あたりに集まる資金が集まりやすく時価総額が大きくなりやすいことがわかります。

新しいビジネスモデルの数が多く、変化が速い

また、もう一つの理由として、米国の方が新しい技術やビジネスモデルが出てき易く、変化が早いことがあります。

私は安定して資産を増やしたいというよりは、大きく資産を増加させたいので、そのためには安定して成長を続ける銘柄に投資をするのではなく、新しく大きくなる銘柄に大きく投資する必要が出てきます。

この場合、新しいコトやモノを受け入れるスピードが速くないと、売上が伸びづらく、時価総額も大きくなりません。この観点で考えると米国市場の方が私にとっては向いています。

ちなみに、主観として、日本のIT技術の適用を考えると、だいたい米国の3~5年くらい遅れている感じがします。そのため、新しい技術が出てきてもなかなか受け入れられない、構造が変わっていかないために、日本ではなかなか新しい企業の売上が時価総額が上がっていきづらいのではないかと考えています。
また、最近では日本語や文化の壁が薄れてきているので、AmazonやGoogleなどのSaaS提供企業が直接日本市場のシェアを奪っていくこともあり、なかなかベンチャーが大きくなりづらい印象を受けています。

総括

ということで、大きく資産を増やしたい私は以下の理由から日本の株式ではなく米国株式へ投資するという話でした。

・米国株式の方がお金が集まりやすい
・新しいビジネスモデルの数が多く、変化が速い

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