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自己紹介

ドイツ在住、imotok
1975年、東京生まれ
ドイツ人夫と8歳の息子との3人暮らし。

かれこれ12年暮らしているこの町は、ドイツの中でも旧東ドイツの
地方都市の外れにある小さな町です。

夫に出会ってなかったら、何のゆかりもなかったこの土地に来ることも
なかっただろうし、

夫もまさか、仕事で数カ月出向した日本で出会った私と結婚し
地元に住みつくなんて思ってなかったと思います。

人生って不思議なものです。

たった1人に出会っただけで、予期してない道が自分の人生に加わる。

逆に言うと、たった一人に出会ったぐらいで人生の方向を変えられちゃうぐらい、
とりわけ拘りの夢とかが、なかった人生だったのかもしれません。

思えば30歳過ぎたころに、東京を出て今までの生活を変えたいと思っていたタイミングで夫と出会い、そして初めて来た今住んでいるこの町にとても運命的なものを感じ、2週間滞在して日本に帰ったころには、
「あそこに住んでみたい!」と思うようにまでなっていました。

正直10年以上住んで思うことは、そーーんな魅力的な町かね、ここは??と当時の自分に問い正す事も多いけど、単純に日本や東京とは違う時間が流れる田舎の暮らしを、こんな所で初体験してしまったお陰で、
「田舎暮らし」への憧れが加速していきました。

その憧れに対しては前兆があり、
当時お店を経営していて多忙な日々を送っていた私は、債務や人事など、ある程度
落ち着かせてから、とっとと田舎に引っ越して悠々自適に暮らすのだ、
なんて良く言いふらしてました。

長らく同棲していた彼氏との関係が破綻
したのが30歳手前。
仕事は何気に上手く行き、気軽な独り身の生活を心ゆくまで謳歌していたので、結婚や出産のことなどは2の次でした。

そしてある日夫に出会い、3年程遠距離
交際の後、結婚。

そして移住の決断。

もし夫が大きな都市に住んでいたら、間違いなく「移住」という選択肢はな無かったと思います。
だけど、たった一回のこの町への訪問で
「結婚して移住して、あんな所で子育てがしたい!」
そんな思いが、いきなり炸裂してしまったのです。

何だったんだろう、あの情熱は。

そして紆余曲折を経てだけれども、
大体あの頃描いた未来を今もゆっくりと
歩んでいます。
この紆余曲折の部分に、海外移住の困難、
苦労話や失敗談が多々あり、
それを乗り越えたり、乗り越えきれてなかったり、消化していたり、消化しきれていなかかったり、そんなことがある上でもなお、
やっぱりここに来て良かったなーと思うことの方が多いかな。

決してキラキラしている訳ではないですが、何とも言えぬ充実感がある
ドイツの田舎町でのんびり暮らしています。