年明け1発目から失恋みたいな話をするよ。
水晶玉子さんの有料占いをかれこれ数か月ほど契約していた。デートの日の運勢を『厄日』と表現されていて、腹が立ったので解約しました。
年が明けましたね。
「あけましておめでとう」という台詞がこんなにも喉を通らない年明けは、27年間生きていて初めてのことです。
2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
冒頭に書いた通り、デートの予定が差し迫っている。あと1週間もない。
デートの予定が決まったのは年末のことで。
それ以来、私は彼と一切の連絡を取ることが出来ずにいる。
年が明けて、新年の挨拶のやり取りくらいするのかな~と思っていたけれど、何のメッセージも来なかったから何も送らなかった。
お前が送ればいいだろ、なんてご意見がごもっともだとは思う。思うんだけど、彼と最後にやり取りをしたLINEで私の心がへし折れる出来事があり、私はもう自分から行動する気力が消えてしまった。許してほしい。
まだどこに行くかも決まっていないのに、集合時間すら決まっていないのに、やり取りをしていない。なんかもう、このまま無かったことになるのかな~なんてぼんやり覚悟は決めている。
このまま前日や当日を迎えたとしても、私は彼にLINEを送ることが出来ないと思うから。
年末に友人と横浜へショッピングに出かけて、調子に乗って買ったワンピース。着ていこうと思って買ったやつ。それに合わせるように用意したバッグ。寝る前にいつもクローゼットの前で悩み続けているアウター。
全部ムダな行動と出費なのだと思うと死にたくてたまらなくなるけど、この時間を過ごす私は間違いなく可愛いので、愛してあげることにする。
『好き避け』という言葉がある。
本当はめちゃくちゃ好きなのに、敢えて素っ気ない素振りをしたりする人のことだ。その代名詞が私である。
この年末年始休暇の間、私は彼とのデートのことを考えすぎるがあまり、彼のことを好きになってしまっていて。
年末には「ドタキャンされても別にいいや」って思えていたのに、今ではそれが考えたくもないくらいツラい。嫌すぎる。ここへきて、ドタキャンを、しないでくれ。
それくらい好きになってしまっているくせに、自分からグイグイと連絡を取ることはできない。少し頑張れば会いに行けるような距離にいるのに会いに行かない。好きではないし、貴方とのデートなんてこっちから忘れてやるわってフリをする。『好き避け』である。きっしょい行動だ。自分でドン引きしている。
だからと言って、の話もある。
じゃあこれから奇跡的に彼から連絡が来たとして、無事にデートに行けたとする。それでも、私は大して嬉しくなさそうな素振りをするのだろう。
新しく買ったワンピースをさぞ昔から持っていたような顔で着るのだ。可愛くないな、と思う。でも、それしか出来ないからここまで独身のままなのだと自覚している。
なんとも思っていない人には、いくらでも気のあるフリが出来るのに。
彼は年末年始の間、きっと私とのデートのことは少しも考えていなかったのだ。いつの間にか私が追いかける立場になってしまって、それすら彼には気づかれないままで。
今も何のやり取りをしていないこの現状を、彼は何とも思っていないのだ。
モヤモヤとヤキモキを抱えているのは私だけで、それがさらに悔しくて悲しくてどうしようもなくなる。
でもどうせデートの日は『厄日』なんだし、行かないほうがマシなのかもしれない。
このメンタルでデートに行って、下手に嫌われたり失恋なんてしたら2024年が絶望すぎる。今年こそいい年にしたいのに、出だしで大ゴケは勘弁してほしい。
ていうか占い契約していて初めて見たレベルだよ、『厄日』。そんな言い方するんじゃないよ。その日、2024年のスタートを賭けている女もいるんだよ。頼むよ。
まあ、もう解約したからいいんだけど。
解約したらその占いは無効だなんて、そんな都合のいい話、あるってことにしていいですか?
なんか気を抜いたら泣きそうだ。
家に帰ったらTinder入れようかな。
ああ、どうか、よいお年を。