平成に取り残されたショッピングセンターに行った話し。
筆者はそんな噂を聞きつけ茨城県の奥地に足を踏み入れた...。
つくば駅からタクシーに乗り、運転手に行き先を告げる。
「お客さん東京から来たんでしょ?あんなところに何しに行くの?」
『いや、観光で....』
「観光!?ここらへんだったらもっと見るものあるよ!筑波宇宙センターとか見たの?」
『見てないです...』
「なんでぇ!?信じられない!」
と一悶着ありつつ片道に4000円も払ってついに降り立った...
「新治ショッピングセンター さん・あぴお」に!
↑一応Googleマップ置いときます。
ついに目の前に現れた魔境。
ラピュタは本当にあったんだ!父さんは嘘つきじゃなかった!
東京から2時間以上かけて来た甲斐がありました...。
意を決して入店するとそこには驚きの光景が
むせかえるほどの平成。緑とピンクの色使いがイカしすぎている。
ちなみに店内BGMはSMAPの「青いイナズマ」のインストバージョン。選曲が渋すぎるだろ。
子供の頃(20年近く前)、近所にこんなショッピングセンターあったなぁ...としみじみ。記憶の奥底に仕舞われていたあの頃の思い出たちがポコポコと浮かび上がってきます。
2階に上がるとゲーセンコーナー。予想はついたけど筐体が古いな!でもメンテナンスされていて今でもピカピカ。
施設内は謎スペースや空きテナントがだいぶ目立ちます。まぁ人いないもんな....。
聡明な読者のみなさんならもうお気づきかと思いますが、懐かしさと物寂しさから若干のLiminalSpace成分も感じられます。
そして極め付けはなんといってもこれ!
カタカナロゴ時代のダイソーとマクドナルド!
ウワ〜〜〜!!!!!(あまりの平成具合に発狂)
カタカナマックは以前兵庫県で見かけたけど(※)、カタカナダイソーはめちゃくちゃ興奮してしまった。
※兵庫県の西宮名塩ニュータウンに行った時に駅ビルの中にカタカナマックが入っていてここでも発狂している
(前回も平成をテーマにしてブログ書いててネタ被ってるじゃん...)
マクドナルド以外にも個人経営の飲食店が数店舗入っており、その中で唯一営業していた喫茶店でお昼にしました。ローカルでのんびりした空間。
こんな感じで「平成」をドバドバと浴びられるサイコーの施設なんですが、昨年末に破産手続きが決まり、テナントが続々退店しているそう.....。
週末に訪れたのに全く人がいなかったことから「採算取れてるのかな...」と不思議だったのですが、やはりダメだったみたいですね...。
ということで今はもう見れない景色となってしまいました。「こういう場所」愛好家としては結構ショックでした。しかし「こういう場所」にとっては必然の流れだよな...。
なんか歯切れの悪い終わり方ですが、とりあえずこんな感じです。
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