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令和6年夏、Nintendo3DSのカメラが一番アツい


はじめに


世間はY2Kじゃないですか。VaporWaveじゃないですか(世間は別にVaporWaveじゃないと思う)。
そして古いデジタルカメラの画質の悪い写真が流行っているじゃないですか。

しかし、昨今のオールドデジカメブームで中古価格は右肩上がりの一途。
完動品はえげつなく高いし、ハードオフでジャンク品を買うのも少しギャンブルだし……。
そもそもアダプターやメモリーカードの規格が今のと違って難儀するし……。

僕もオールドデジカメを買おうとしていたのですが、上に挙げたような懸念があり、なかなか手を出せないでいました。
そんな中で引っ越しのために部屋を掃除していたところ、とあるものを発掘。

サイズ感としてはデカいiPhoneと同じ

Nintendo 3DSです。
「なつかし~」と思いながらゲームをプレイしていたのですが、このゲーム機、カメラが付いています
遊んでいた当時は気にも留めていなかった機能ですが、ここでひらめきました。
もしかして、これって画質の悪い写真が撮れてオールドコンデジの代用になるのでは……

ということで、3DSを持って街中に出かけてみました。

撮影~保存まで

撮影前に一つ確認をしましょう。
それは3DSにマイクロSDが刺さっているかどうか
基本的にはゲームのセーブデータ拡張用に購入・挿入済みだと思いますが、SDカードがないと写真が取り込めないので要注意です。

僕が持っているnew3DSは本体背面カバーを取ると出てきます(わかりにくい!)。
カバーはネジ止めされているのでドライバーが必要です。毎回ドライバーを出すのがめんどくさいので、カバーを装着するときはネジ締めてないです。パチッとはまるからめったに外れないし。

SDカードを確認したら、いざ出かけてみましょう!

大の大人が外で3DSを持ってウロチョロしている様子は傍から見ると格好がアホすぎてマジで恥ずかしいです、心を強く持ちましょう。シャッター音もうるさくて目立つし。

カメラのアプリケーションを立ち上げてLRAいずれかのボタンを押すだけで撮影できます(切り替えで動画撮影も10分まで可能)。上画面でプレビューが見えるので画角もわかります。
ピント、ズーム、露出補正、しぼり機能などは無いので、真面目なデジカメというよりガラケーやトイカメラっぽい使い心地です。

レンズの焦点距離とかスペック関係は知らないのでサッパリ説明できないのですが、わかりやすい説明として、撮影時の感覚がiPhoneのカメラで「×2」したときとほとんど同じです!(カメラ知ってる人からしたらすっごいアホみたいな説明なんだろうな…)

撮影が終わったらSDカードをパソコンに刺して写真を取り込みましょう!
写真はjpeg、動画はavi形式で保存されます。
取り込み終わったら3DSにSDカードを戻すのを忘れずにね!

写真・動画を見てみよう

無事取り込みが終わったら撮影した写真・動画を見てみましょう!

画質、わり~~笑笑笑笑 
いや、最高ですね。悪すぎて最高です、画質。
ピントもイマイチ合ってないし。こういうのを求めていたんだ。

手ぶれ補正機能なんてないので、歩きながらスナップショットすると見事にブレまくります。しっかり立ち止まって撮影した方がいいですね。

当時感というか、VHS映像から一コマ抜き出してきた感じというか、こういうのすごく好きですね。

商業施設を写せばMallSoftライクなVaporWaveになるし、

無人の通路を写せばBackRoomsのようなLiminalSpaceにもなります。

普通のスマホや今のデジカメで撮ったら見るに堪えない画角でも、画質が悪いだけでなんだか見れてしまうのは不思議ですね......。

今度は撮影した動画も見てみましょう。

これもかなりいい。
日光の反射の白飛び度合いとか、移動しながら撮影するとブレブレなところとか、アナウンスがこもって聞こえるところとか……。

おわりに

ということで、カメラとしてNintendo3DSを見つめ直してみる記事でした。

こんなに画質の悪い写真や動画が一周回ってウケている今、一番来ているデバイスかもしれないですね。

オールドデジカメを買うか悩んでいる人は、一回家に眠っている3DSを引っ張り出してみるのもいいかもしれません。
個人的には写真も動画も面白い出来になって大満足でした!

ではまた!




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