偏見まみれのビルディバイド考察-第1話「祝1周年☆ビルディバイドのあまりにも狭いカードプール」
前回までのあらすじ
気まぐれに採点項目を設定し、誰に頼まれるでもなく黙々と全テリトリーの採点をした限界サラリーマンがおったそうな。
せっかく作ったテリトリー評価表を掘り下げるべく、全4-5回くらいの連載をしようと思います。勝手に始めたことですが、多くの人に読んでもらえたら嬉しいので、ポジティブな理由でもネガティブな理由でも構いませんので、取り急ぎ記事URL貼ったツイートは全部RTしといてください。
下記ツイートは今後の構想です。
前置き
ビルディバイドの黎明期から使われるカード群の顔ぶれがほとんど変わらないことに、勘の良い多くのプレイヤーは気づき始めている。
否、大体4弾くらいからお察しという方が大多数なのではなかろうか。(あーちゃん調べ)
なのでこの度各ブースターパックでどのようなプレイアブルカードがもたらされたのか、カード種類別でまとめてみました。可視化してみるとなかなか厳しい現状と、ビルディバイドの「テリトリー」ギミックの弊害が垣間見える。
マークなしカード群
デッキ40枚中24枚がマーク付きカードであり、テリトリー開放用のエースと観測者が4-8枚採用されるため、残りスロットは8枚。
マークなしカード群は、ショット/バスターよりも種類が多いにもかかわらず、デッキに採用できる枠が少ないため、あまりにも熾烈なイス取りゲームが繰り広げられて―――
いません。
実は2弾くらいで勝負が決まっています。
赤
ます特筆すべきは赤いカードの汎用性の低さ。
赤いカードをある程度採用しなければならないという理由で赤いテリトリーを敬遠したくなるくらいには選択肢がない。未だにバドラトスが選択肢に上がることを僕は情けなく思う。
黒
汎用札は邪悪な取引、次点で窓。遊戯ブルームで使うプレデター、グレイザは結構強い。イシュタルテに悪夢が入ってたりした。
青
説明不要。これ以外に青いカード採用する枠がない。2弾以降ほぼアップデートされていない。
それ以外はだいたいバルバビロン用かPSI用。イメルダがクラウディアに入ったり、フェオドラが遊戯ブルームとかダグラークに入ったり。
白
白は結構粒ぞろい。1コストクイック系が本当に偉い。価値来光痛み分けで枠を取り合う。メギドラグ専用カード多め。ミリアムはティルイーザ
多色
よし、全色あるな!
前回記事のCランク以下群は、非マーク(真)以外のカードを採用できるようなゆとりが無いはずなのに、毎弾枠を潰してくる有象無象の特定のテリトリー専用っぽい雰囲気を醸した何かの採用を迫られる。
バスターカードにも言えるが、テリトリーギミックの形骸化を恐れて単体性能の高いコマンド・ユニットを意図的に刷らないようなデザインをしているように見える。
しかし、結果として出力の低いテリトリー専用の弱小カードばかりが増え、結局汎用性の高いカードを出力の高いデッキで採用すれば良いや、という現象が起きている。
バスターカード
まず1弾でプレイアブルバスターの半数を排出し、以後ほとんど増えていない現状を重く受け止めるべきと考える。
ちなみに7弾でまともなバスターが増えるまではより選択肢が少なかった。4-6弾のバスターが不作過ぎてウケる。
が、2弾のヴェロニカアリアのみというのもなかなかに厳しさを感じる。
白いバスターはあまりにも不遇だった。1年間イキのいい新人が来なかった。ネブリナは熱烈な歓迎を受けた、そうな、、、。
赤
マジで赤いデッキ組めないっす。赤タッチも不毛です。未だに1弾バスター以外の選択肢ないのはヤバい。けどよそもだいたいそんな感じ。
青
比較的まともに見えますが、内3枚はPSIなので騙されないでください。
親の顔より見たナディヤ、とりあえず入れとけのフリーダは両方ともスターター出身。品薄になるくらい売れていたはずなんだけど、その頃のユーザーはどこに行ったんだろう。ひとつなぎの大秘宝を求めて海に出たのかな。
黒
本当にアップデートされていない。ダイアナスのせいでマトモな6or3バスターを刷れなくなっている。かといって以降4-5帯のバスターが刷られたわけではない。fateの黒いバオングーロでユーザーが湧くくらいカードを貰えていない。泣ける。
白
正気か?
エリザベルトの相方を不用意に刷れなかったのかもしれない。そんなこんなしているうちにジャッジメントの供給が止まってしまった。新マルグレアはジャッジメントを捨ててFPSに興じている。ヴァランがパッとしなかった理由は大体このへん。マトモな白い生物が居ないのである!
多色
ちゃんとしたカードを配られたマルガレータとキティラは無事デッキになりました。ちゃんちゃん。青白は・・・。
ここで僕の好きな動画を貼っておきます。
汎用カードだけで糞テリトリーをどうにかするデッキです。現状世界で一番マトモな金色の湖上宮殿であると言わざるを得ません。つまり、そういうことなのです。
ショットトリガー
少ないと思うじゃないですか、忖度なしだともう少し減ります。
なんなら一弾ショットだけあればどうにかなってしまいます。7弾でプレイアブルなカードが増えました。7弾でデッキ構築幅が広がったように思えた要因はここにあるといえます。色別の紹介も不毛なのでまとめて
テリトリー評価と突合してみよう
4-6弾、プレイアブルなカードがほとんど増えていません。テリトリーも同様です。
可視化してみて愕然としました。7弾でやっとゲームが動き始めたとも言えます。
微妙な性能のテリトリーとその専用パーツにより枠が圧迫され、なかなかデッキが台頭せず、たまに配られる汎用カードで既存デッキが強化される、という構図。
そんな現状を打破するべく、実装されたキティラとマルガレータはオーバー
スペックであり、その地位を揺るがしうるのは6弾までの、否
3弾までの既存テリトリーを多色によって強化したアーキタイプ群のみ
これが今のビルディバイドだ。
デッキ構築の際はテリトリーを選び、上記カード群と観測者・エースで37枚くらいデッキスロットを埋め、個性を出そうとするも結局上記カード40枚で構築終わり、みたいなゲーム性。
そんなことはない!もっといろんなカードが使えるはずだ!と思う方もいるかもしれない。しかし、あまりにも命が儚くハンドも細いビルディバイドにおいて、そうも言ってられないかなしい現実があるのでした・・・。
次回!偏見まみれのビルディバイド考察-第2話「命を燃やせ!刹那的なゲーム性-手札は命より重い、わけではないけど手札がないと命を守れないし命を奪えない」