7候・仲春 すごもりむしとをひらく
3/5-3/9
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
ほんの少し前までは、粉雪が舞う季節でした。
久しぶりに大雨が降った朝のこと。
雨の降る日は、眠りが深く感じられます。低気圧の影響もあるのでしょうが、お布団との親和性(シンクロ率)が高くなり、ついつい寝過ごしてしまいたくなります。
軒を打ち ながる雨音 ひさかたの 音の調べに 時がほどける
そんな朝に読みました。
雪の季節が過ぎて、久しぶりの雨音。
耳をすませて聴いていると、あれよという間に時間が過ぎて行ってしまいます。
鞍馬山の山門は大きいので、大雨が降っていても傘などささずに立っていられます。
屋根や地面や木々に打ち付け、跳ねて飛び散り、とゆを流れ、地面に伝い川と流れる雨水。
それぞれの音と、流れを見ていると心地よく、水が下へと流れ地面へと染み込んでいく様子が見てとれます。
このような春の雨が重なって、より一層木々が葉を繁らせる季節へと移行していくのだと感じていました。
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