”おもいで織り”第2期分、織りあがりました。
2020年秋から2021年春にかけて行われた、京都精華大学の”コラボレーション演習”という授業内で誕生した”おもいで織り”というサービス。
過去記事👇 よろしければご参照ください。
2021年の7月に京都精華大学と京都リサーチパークとの共催シンポジウムが行われたときに、
コラボレーション演習授業にお声をかけてくださった、国際文化学部の米原有二先生が登壇されていて、”おもいで織り”の出来上がった過程や教育的な発見などについてお話されていました。
そのシンポジウムをたまたまご覧になっておられた、UさんからHPの方へとご一報いただきました。
そこから、第二期の受注を承ることとなりました。
👇こちらを参照ください。
”おもいで織り”は引き箔へと加工した写真を緯糸にして生地に織り込む技法を用いています。
特別注文で生産する緯糸なので、一枚ずつ承るのが難しいのですが、
TwitterやFBなどで皆様に呼びかけさせていただきましたところ、数件分ご依頼のお声をいただいたので無事に生産することが出来ました。
ご依頼いただきました皆さま、Twitterなどでいいねやリツイートなど頂きました皆さま、本当にありがとうございました!
エピソードとともに
こちら、Uさまから承った猫ちゃんのお写真の織りあがりです。
Uさまのご姉妹が飼われていた猫ちゃんたちのようで、ご姉妹へのプレゼントとしてご依頼いただけたようです。
一枚目。
「公園に集まるノラ猫に餌をあげている方からもらい受けた子たち」
「当初、1匹のはずが、兄弟をバラバラにするとかわいそうと思って、次の日に2匹目を引き取りに行った」というエピソードでした。
さすが、兄弟なだけあってよく似ていますね♪
仲の良さそうな猫ちゃんの姿がとてもかわいいです。
二枚目。
こちらの猫ちゃんもノラ猫だったようです。
「小さい時に貰い受けたのに、ノラ猫気質は最後まであり、妹にはだいぶ懐いたものの義弟にはなつかなかったよう」
という事にも関わらず、
「我が家の人間より遥かに贅沢させてもらっているネコでした」
なんていうエピソード!!
毛布にくるまった猫ちゃんのお写真を拝見させていただいていて、
「きっとすごく大切にされていたのだろうなぁ」と想像していたのですが、
エビソードをうかがって、やっぱりそうなんだなと妙に納得しました。
お預かりした2枚のお写真からあふれてくるような、猫ちゃんへのあたたかいまなざしによって、みているこちらまで嬉しくなるような、暖かさを感じさせていただいていました。
Uさま、貴重な機会を頂戴しましてありがとうございました!
わが家の猫ちゃん
わが家にいる愛ねこの”マキちゃん”もまたノラ猫でした。
ノラ猫の生涯は、過酷なものだろうと想像するのですが、大切な”出会い”によって猫も人もお互いになくてはならない存在となるものですね。
私自身も、ちょうど流産などを経験した後にやってきてくれた”マキちゃん”には特別な思いがあります。
そして若かりし頃、マキちゃんは”若さ”ゆえに家出をして子供をつくって帰ってきて、6匹の仔猫を生みました。
仔猫たちは2匹ずつ、とてもいい飼い主さんに引き取られたので、
残ったこの2匹は、お母さんのマキちゃんと一緒に幸せそうに暮らしています。
この姉妹も仲が良く、猫世帯は母の仕切りで平和にマイペースに私たち人間世帯と同居していますが、
猫たちの気配がいつも家にあることで、安心を分けてもらっている私です。
お礼申し上げます
今回、思い出の猫ちゃんたちや皆様の大切なお写真をお預かりして、
ずっと大切に飾っていただけるものをお作りさせていただけたこと、本当に幸いなことと思っています。
またもし、ご依頼などを承る機会がありましたら、”おもいで織り”第三期も企画してみたいと思います。
素敵なサービスを作ってくださった精華大学の学生さんやご関係者のみなさま。
心よりお礼申し上げます!