![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56108636/rectangle_large_type_2_f305fb8f8c0dd7b519ec15868e0539e0.jpeg?width=1200)
30候 仲夏 はんげしょうず
7/2~7/8
仲夏 半夏生(はんげしょうず)
空には雲の膜がかかっていて、湿気のこもった生ぬるい風が通る朝でした。
暑くはないけれど、あんまり清々しさも感じない風に、「梅雨の独特な空気感てあるよね」と思いながら歩いていました。
曇り空を見上げていると、風の中にほのかな甘味を見つけました。
ほほ撫でる ぬくくて柔い 風の香に
甘み加える クチナシの花
香りの漂う方へふと目をやると、クチナシの花がさいています。
この季節は調子が悪いことが多かったり、激動の渦に投げ込まれたりするような、私にとって鬼門のような季節なのですが、いつもクチナシの香りに励まされてきました。
なので、私ににとっては”泥の中の蓮”くらい神聖な何かを感じる花です。
この時期独特の生ぬるさの中にクチナシの色気をみつけて、また元気をもらい、やっぱりクチナシを好きになった朝でした。
いいなと思ったら応援しよう!
![千果 | A Butterfly Way](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161802042/profile_50c7d5a9a9ff0cef3212cf4de5637882.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)