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『月で読書』試作の配色。

ありがたいことに、詰まりすぎていた機場のお仕事に、すこしだけ余裕が出てきたみたいです。

ずっと以前から温めていた図案のひとつ。

ウサギさんとかえるさんとが月に仲良く座って、星を見ながら読書をしている図案があります。

今日は緯糸(よこいと)を選んで、ようやく、試作の製織へとまわせる段取りができました。


さて、こちらは紋意匠図といって、織物を織るときの設計図のようなものです。

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よく見ていただくと、黄色・ピンク・赤・ブルー・白に塗り分けられているのがわかるでしょうか。

そして、右側のグラフの表みたいになっている部分も、数色に塗り分けられているのが見えるでしょうか。

この、右側のグラフの表みたいなものが、”メートル”と呼ばれるものです。

緯糸を経糸(たていと)へと通らせるシャットル(杼-hi とも呼ばれます)の交換を機に指図するものです。


※もっと知りたい方は、ウィキさんに教えてもらってください。


機に指示を出すのは、”CGS”と呼ばれる西陣織り専用のソフトを用いて制作された『紋データ』と呼ばれるものですが、その紋データには、どの緯糸がどの経糸の前面を通るか、もしくは、裏面を通るのかなどの組織の設計がすべて組み込まれているものです。

その紋データを作る前には、私たちが紋意匠図を作って、紋の職人さんもしくは機場の職人さんに組織を組み込んでもらうのです。


そうして作られたCGSデータと配色した色糸を段取りして、機場に送るのが今日の仕事でした。

試作①

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こんな糸を選びました。

さて、どの糸が、どの部分に配置されるでしょう…。


試作②

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二つ目はこんな配色です。


かわいらしい毛糸が手元にあったので、それらをつかって面白い表現にしてみたいと思い立ったので、こちらの二種①②を配色してみました。

試し織りなので、ちょっと冒険した配色ですが、織りあがりが楽しみです♪


ブログをお読みくださっている皆さんだったら、ご自身でどんな配色をするかよかったら考えてみてくださいね。

ちなみにこちらは、帯ではなくて、色紙サイズの額に入れられる30センチくらいの生地になる予定です。


実は、他にも額装用の生地を現在作りためています♪

↓ 『太陽系』 こちらも 額装用の生地。

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↓ 『ネコとドーナツ』こちらも同じく額装用です。

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私たちが2年ほど前から取り組んでいるこれらの”糸あそびシリーズ”の新作を実はコツコツとつくりためているので、少しづつ更新させていただるめどが立ってきています。

いくつか種類ができたらショップでもご案内させていただきますね。

来年の二月半ばに東京のデパートに出展予定ができたので、その時にはたくさんお持ちできるように頑張って形にしていきます。




フランスからスペインに抜けて進む、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅へいつか出たいと思っています。いただいたサポートは旅の足しにさせていただきます。何か響くものがありましたらサポートお願いします♪