明月の工房改築日誌③
先日、壁や天井やロフトなどを作るためのパーツを整えて頂いたところまで書いていました。
いよいよ今週になって、杉やヒノキなどを加工してくださった木材を組み上げて頂いています。
2022年1月22日
玄関部分です。
柱が立ち梁なども組み上がっています。
杉の柱の下部分は防腐剤を塗布してくださっています。
南側の朽ちた壁を覆うように新しい柱が組み上げてくださいました!!!
2022年1月24日
金曜日から一週間保育園が休園となり、娘が検査対象者となったので家族全員自宅待機することに。
自宅のPCで紋意匠図作ったりなんぞしようとするのですがなかなか進みませーんw。3歳が家にいるとずっとわたしにベッタリなので仕方ないのですが。
自宅にいるので、大工工事を請け負ってくださっている次郎さんと諸々打ち合わせなどもゆっくりすることができます。
大工とライブハウスオーナーさんの二つの顔を持つ次郎さん。
工事の方は順調に進めてくださっていますが、蔓延防止法が適用されるとライブハウスの運営の方が大変のようです。
認証店ではないからアルコールが出せないのと、入っていたイベントが飛んでしまったとのこと。
色々と世知辛いですね。
毒性の弱まったウイルスの取り扱いについては、そろそろ認識を変えてもいいのではないでしょうかと思ってしまいます。
…さて本題に入ります。
2階のロフトになる西側の柱などが、今にも崩れ落ちそうになっていて、柱なんかも腐ってなくなってしまっている部分もあるくらいでした。
外側に柱を立てて、屋根や天井裏を支えるための梁などがかかり、骨組みがしっかりとしてきました。
一番朽ちていた南西側も、しっかりと支えができてこれでもう一安心です。
2022年1月25日
建物の南東側は吹き抜けになる予定です。1階の窓は南西側だけにして、南東側は棚などを配置するので吹き抜けの部分にはめ込みの天窓をつけてもらうことになりました。
天井は高く採光も取れるのできっと気持ちのいい空間になるだろうと思います。
次郎さんがおもむろに数枚の焼いた杉板を見せてくださいました。
外壁に使う焼杉の材です。
「この焦げ茶の焼杉の板を横向きに貼ろうと思うねん」とのこと。
縦に貼るといかにも和風になるからちょっと洋風気分出すためにとのことです。
実は、私の以前からの憧れの外壁が”焼杉”だったので、めっちゃ嬉しいご提案でした。
なので、満面の笑みで即答で頭を縦に頷かせていただきましたw
内装の材についてはまだあまりちゃんと話をしてはいませんが、使って欲しい材がいくつかあることをお伝えしています。
10年ほど前にこの土地に移り住んだ時、趣味が大工仕事の友人の力を借りて、母屋をDIYした際に余った材がいくつかあったのです。
1、桐の板約2畳分くらい。
母屋のリビング&ダイニング&キッチンに貼った分の余りです。
(桐は柔らかいのですぐに傷が入りますが畳くらいの暖かさとさらりとした感触がとても気に入っています)
2、銅板10数枚。
本当は母屋のキッチンに貼りたくて手に入れていたのですが、母屋の工事が途中で終わってしまい手付かずで残ってしまいました。
なので、内装のどこかに貼ってもらえないかと話をしています。
3、幅500mm✖️長さ5000mm程の杉板
キッチンカウンターにして欲しいと思っていたのですが、こちらも工事が途中になったのでそのまま残っていました。
こちらは反りなどを削って、テーブルの天板にして頂けるそうです。
4、杉のフローリング数枚程度
こちらも母屋のフローリングに貼ったものの余りです。
おそらくアトリエの床も主には杉のフローリングを貼っていただくことになるはずです。そこに使ってもらえそうな気がしています。
壁と梁がしっかりと組み上がったら、いよいよ朽ちた壁を取り除く作業に入るとのことです。
雨風にさらされながらも建物として存在してくれていた壁や柱や梁に改めて感謝しながら、「お疲れ様でしたー!」と思わず声をかけてしまいました。
今日の日中は少し暖かかったので、何だか平和な空気が流れていました。
寒いと追い込まれますからね〜。
なんだかんだ言っても陽の光も日に日に明るくなってきています。
では、続きはまた次回に。
フランスからスペインに抜けて進む、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅へいつか出たいと思っています。いただいたサポートは旅の足しにさせていただきます。何か響くものがありましたらサポートお願いします♪