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「だから好き」はLike「なのに好き」はLoveなんだってさ

最近kindleでいろいろと本を読んでいるのですが、その中で腑に落ちた一文があったのでそれについて私の思ったことを書こうと思います。


つい先日、自宅にあったビジネス書や自己啓発本を全て古本に出しました。

これからは頑張るための読書ではなく、ただ自分が読みたいと思った本をマイペースに読む、そう決めてから

小説だったり面白そうなエッセイだったりいろいろ探して読んでいます。


その中で、最近『いつか別れる。でもそれは今日ではない』という本に出会いました。


主に恋愛観について書かれているもので、10代や20代から特に支持されている本みたいなのですが、

恋愛って、10代の時は10代の時だからこそ感じることがあって、

同様に20代になっても30代になっても、結婚していてもしていなくても、

その時の自分の状況によっていろいろな価値観が生まれていくんだと思います。



私自身、最後にお付き合いしていた彼とお別れしてから1年がたち、

あの時自分がもっと素直になれていたら、とか

どうして別れてしまったんだろう、とか一人で考えてしまうこともあったけど

別れたのには理由があるから仕方のないことだと言い聞かせ、前に進もうと2021年は努力してきたつもりでした。



恋愛関係なく、自分の仕事やプライベートが充実していると感じられている時は、「あ、私前に進めているのかな?」と思う瞬間もあれば

一方でふとまた過去を振り返り、タラレバ思考になってしまう瞬間もありました。


元彼とも未練を断ち切って前に進まなければ、と前に進むべき理由を考えている時、彼の嫌だったところを思い出して、別れたことが正解だったんだと言い聞かせてみても、

それでもふとした瞬間に思い出してしまう。


頭の中と心が矛盾しているから、自分のことなのに自分が一番どうすればいいのか、どうしたいのか分からないから、恋愛でこじらせてしまうんだと思う。


好きなのか、嫌いなのか、

愛情かただの情なのか、

好きな人に「好きだよ」と言うのは私も言ったことはあるけど、「愛してる」とはなかなか言ったことがない。


恥ずかしいからとかそんな単純なことではなくて、「好き」「大好き」と「愛してる」の気持ちの違いがちゃんと分かっていなかったから。

言葉の意味もわからないのに、映画やドラマの真似するみたいなことは言いたくなかったから。


「愛してる」の言葉に「大好き」とは違うその人なりの思いを込めて言っている人って、どれくらいいるんだろう?

明確に、好きから愛してるに気持ちが変わる時っていうのが分かるんだろうか?


そう不思議に思ってきました。



そしたら、この本に書いてあった『「だから好き」はlike、「なのに好き」はLove』というのを読んで、少し腑に落ちました。


完璧な人間なんていないし、良くも悪くも人生を生きていればいろいろな経験をするわけだから、人は変わっていくものだと思う。

好きなことも嫌いなことも、価値観や性格も、ずっと同じままなわけない。


たとえ変わってしまっても、嫌なところムカつくところが増えていったとしても、その人のことを受け入れて、

「〜なのに好き、一緒にいたい」と思えたら、それは愛情を相手に抱いているということ。


それは恋人に限らず、家族や友人に対しても同じことが言えると思う。


よく、友達みたいに仲良しなカップルが

これは友情と愛情どっちなのか?と混乱するって話を聞いたりするけど、そう考えたら愛情と友情って分けられるものじゃないのかもしれない。


愛情の中に友情があって、同様に友情の中にも愛情がある。


人間関係を長続きさせていくためには、愛情は絶対に必要な要素なのかもしれない。


愛情のない友情はいつか自然消滅しても問題ないとどこか心の中で思っていたり、

なんとなく一緒にいるだけで、失ったとしても特に寂しさや悲しみは感じない。


でも愛情がある関係では、恋人でも友人でも家族でも、さらに言えばもしかしたら仕事や会社でも、


長続きするんだと思う。



そう考えた上で、私が今愛しているものは何か考えたとき、友人、家族、いろいろな人の顔が浮かんできました。


そして、ふと会社はどうだろうか?と考えたら、

「あ、私はなんだかんだ今の会社を愛しているのかもしれない」


そう思いました。


会社の不満や愚痴はまぁそれなりにあるし、もう辞めようかな、そう思うこともあるけど

「辞めたくない、もっと今の会社でやりたいことがある」

そう矛盾した気持ちがあるのも正直なところです。


そう思っているうちはまだ、会社に愛情をいだいているから安易に手放してはいけない。


ただの好き(like)は「〜だから好き」っていうように全部肯定だけど、

愛(Love)は「〜なのに好き」って逆説的。



人間関係だけじゃなくて、仕事や何かを手放そうか?と考えた時は、この考えにあてはめてみれば、自分の答えが出るかもしれない。


そう思いました。



おわり^^

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