「平成天皇」「令和天皇」それって最早、正しい日本語なの!?
みなさんおはようございます、ユシアです。
今年も残すところ、あとわずかとなりましたが
そんな中、僕が担当しているシステムの
バグが見つかりました。
どうやらシステムが持っているカレンダーのデータでは
12月23日が休日扱いになっていたようです。
現在の天皇陛下が即位した後、文化の日や昭和の日のように
12月23日も祝日になることを期待して
今年も祝日のままにしておいたのですが…。
…というのは半分冗談ですけど。
2020年2月23日はお休みになってたんですよね。
やっぱり12月23日が天皇誕生日とは違う祝日になることを期待していたのだろうか…。
まぁそれは良いとして。
そのバグをどう解消したら良いのか
先輩がメールで教えてくれたのですが
僕はそのメールを見て、少しひやっとしてしまいました。
と言うのも12月23日を「平成天皇誕生日」
2月23日を「令和天皇誕生日」と書いていたからです。
実はこのバグが発覚して
つい僕は、会社の至るところに置いてあるカレンダーを確認したんです。
12月23日はなんと書いてあるのだろう、と。
結果、今日僕が確認したカレンダーは全て「平成の天皇誕生日」と書いてありました。
それを見て「なるほど、そう言えば良いのか」と納得でした。
「平成天皇(の)誕生日」
「平成の天皇誕生日」
ほぼ同じですが、どこが違うのか
お気づきでしょうか。
僕は「◯◯天皇」というのは、崩御された(亡くなっている)天皇陛下を呼ぶときに使う
と教わったのですが、知らない方も意外と多いように感じます。
だから正確には「平成天皇」「令和天皇」は存在せず
現在の天皇陛下のことは「今上天皇」と呼ぶ、という認識です。
ただし今日調べて見たところ
「今上天皇」という呼び方は「今の天皇」と言っているのと同じで
「陛下」という敬称を省いているため
失礼に当たる、という考えもあるようです。
(そういえば、先輩は「平成の天皇誕生日」という意味で
「平成天皇誕生日」と書いた可能性もあるなぁ
と今更ながら思っています。)
こんな風に色々と調べてしまったのですが
すごくビックリしたのが
当たり前のように『平成天皇』『令和天皇』という言葉を使っている人が
多いこと!
明仁さまが生前退位されたこともあり
天皇制度に関するブログ記事がすごく増えたと感じるのですが
その記事の中で、半数以上の方が「平成天皇」と書いているように感じました。
もしかして、明仁さまを「平成天皇」とは呼ばないことを知らない人の方が
少ないのではないかと感じるほどです。
そして「言葉は生きている」と言いますよね。
長い時間が経つと、意味や使い方が変わってくるということ。
最近よく話題になるのは「情けは人のためにならず」でしょうか。
「情けは人のためにならず」は数年前に
とある調査で「人に情けをかけるべきではない」という意味だと思っている人が
半数を越えたらしいです。
今となっては、その意味も「正しい」と捉えられるようになったと思います。
こんな風にいつか、ご存命の天皇陛下に対して
「◯◯天皇」ということも「正しい日本語」になるのだろうか。
というか、すでになってしまっているのだろうか。
と感じてしまいました。
知っていて損ではないけれど
細かいこと気にしすぎなのかなぁ。
20代後半ゲーム好き。Youtubeにてゲーム実況を始めたばかり。好きな人と好きなことをして生きていくことが目標。