#時空の森羅万象物語 第Ⅶ章第63節
少し遅い時間になってしまいましたが、お話の続きを投稿して参ります。
今節は精神的にキツめの言葉が連なっている箇所があるので、そういったものが苦手な方はちょっと注意が必要かもしれません。
ここ数節くらいで収まるかと思いますが、今しばらくお付き合いいただけますと幸いです m(_ _)m
子供の頃に醒馬と昴流が龍神の森に迷い込んでしまったのは、もちろん全て歩いて辿り着いたのではなく、多分龍神の神隠し的な力による導きでしょう。
祠周りの水溜りというのは、今までに出てきた祠周りにあったものと同質のもので、秘密の通路的なこの水溜りも結構重要なものとなっています。
この秘密の通路を考えたのは、以前どこかで書いた「矢筈嶽神社」に関する抜け道の話を知った時でした。
鏡祐は随分と年季の入った鼈甲の眼鏡を持っているのですが、携帯などデジタル関係のものを扱う際は目がチカチカするのを嫌って使用しないようです。
ただアナログ関係の作業、つまり趣味のカラクリ人形をいじったり本を読んだり、講義の資料を作ったりする際は眼鏡を重宝しているとの事。
京極家の馬の刺青の色(第60節の表紙絵参照)には一応意味があって、背景の【青】は家が担う「島一帯の海」と「意識の深淵」を、馬体の【赤】は海底に眠る火山に伴う「マグマ」と「本能の衝動性」を、馬の目とそこから流れる【緑】は「森の自然」と「野性的な欲望」をイメージしているつもりらしいです。
かなり強い色合いのデザインですが、個人的には結構気に入っています。
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました (^^)
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中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。
私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。