#宿命の守護烙印 外伝Ⅳ
遅い時間になってしまいましたが、外伝Ⅳの校正が終わりましたので投稿致しました(やっぱり長文です)。
今まで「外伝は読んでも読まなくても云々」とか言っておりましたが、「続編も読んでやる」と思ってくださっている方は、今回の外伝は読んでいただいた方が良いかと思います。
(お話の内容が所々、続編に関係してきますので。)
大体予測されていた方もおられるかもしれますせんが、今回は夢云々は特に関係なくゼラフィーの過去話ですね(比較的最近の)。
ただ後半部分には、本編第Ⅴ章の舞台となったサモトラキ国のニケ村が出てきます。
(実は次回投稿予定の外伝Ⅴは、そちら関係のお話になります。)
冬場の強く乾燥した風というのは、フランスのマルセイユをはじめとしたプロバンス地方で冬場に吹く「ミストラル」の事です。
心理療法士については、本編第Ⅷ章第73節辺りに書いておりますのでそちらをどうぞ。
心臓神経症については書きそびれていた気がするので書いておきますが、胸が痛んだり呼吸が苦しかったり等の症状があるに、検査などで大きな異常が確認されず特定の身体疾患と診断されない症状の事ですね(ネット参照、詳しくは医学書等をご覧くださいませ)。
主に精神的な不安やストレス等から起こるものなので、ゼラフィーは心理療法士の勉強をする事で自分の心もどうにかならないものかとも考えていたようです。
(フランスの人は朝シャンが好きな人が多いらしいのでゼラフィーもそうしていますが、本当は朝シャンは心臓に良くないという説も;)
サントン人形というのはプロバンスのノエルに欠かすことの出来ない粘土人形で、マルセイユでは季節になるとサントン人形の大規模な市場が開かれるのだとか。
ポンプ・ア・ルイユはオレンジ風味のブリオッシュの事で、フルーツの砂糖漬けもプロバンスのノエルには欠かせないものです。
ゼラフィーが本編第Ⅷ章第74節で話していた女の子は、アリスト達がニケ村で出会ったリラの事でした。
メロの右頬の傷をつけたのも結果的にゼラフィーの力なので、なんか色々と繋がってましたというお話。
本編第Ⅵ章でも過去の雷鳴属性がしていましたが、雷鳴属性の人は特定の場所に自らの力を留めておく事が可能なようですね。
この時のニケ村の話が、本編第Ⅴ章へと更に繋がっていきます。
ミクとオペラはギャグ要員、関係ないですが著者は未だにゼラフィーが「ですます調」で話していない場面に慣れません;
ゼラフィーが弾いているヴィオラは、左利きの人専用のものです。
雷鳴属性は音にも関係の深い属性なので、ヴィオラの音色がより美しく響くのかもしれません。
ミエさんの過去話も、そう遠くない内に出て来るかと思います(伏線)。
そして最後は、ゼラフィーが自分の守護獣である麒麟と出会った時のお話(これも伏線)。
・・・ゼラフィーが見つめていた雷雲の先には、一体何があるのでしょうか・・・。
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます \(^o^)/