見出し画像

#時空の森羅万象物語 第Ⅲ章第22節


(※所々でページ数がバグっていますが、気にしなくて大丈夫です。)

時空物語は、結構な割合で各章が【前半のほほんムード】と【後半戦闘モード】に分けられているのかもしれません(今更気付きましたが)。

この物語のテーマというかキーワード的なものがいくつかありますが、今節の最後に書いたような【思春期の葛藤】的なものも、その中に含まれています。

それは、生きる上で必要な【欲】にも繋がるものだと考えています。




神護が変わった話し方をするのは、かなり昔に関西圏から虹野島に越してきて尚、その言葉使いが細々と受け継がれてきた為です。

この辺りの話はまた近々出てくる予定ですが、大阪弁などが成立したのが大体元禄時代(1688〜1704)くらいとされているようなので、昔と言ってもそれ以降だと思います。

(もう一つ、著者が昔関西圏に住んでいた事があったからという理由もあります。

 つまり著者も、親しい人とは神護と同じような話し方をするという事です。

 正直な話、キャラクターとしての浅葱よりも、神護の方が性格も言葉遣いも著者に似ていると思います。)

あと気管支の病気についてですが、「湿度が高い=気管支に良い」というワケでは決してなく、たまたま神護の家系に虹野島の自然環境が合っていただけだと思われます。

(神護が水泳好きなのも、この辺りに関わってきます。)

その人の症状や体質によってもこういった事は様々異なりますので、医学的な事は専門家に聞いたり専門書で調べたりしましょう。




宮沢賢治の「ビジテリアン大祭」はものすごくマイナーな物語ですが、「文学者」「農業者」「教師」「芸術家」「思想家」「宗教家」など様々な呼称・肩書を持つ宮沢賢治の思想・宗教観等を垣間見る事の出来る興味深い作品です。

「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」など有名な作品も数多くありますが、時にはあまり世に流布されていない作品を読む事で、その作家の意外な一面を見る事が出来るかもしれません。

著者は宮沢賢治の自伝的物語とも呼ばれている「グスコーブドリの伝記」が一番好きですが、他にも「ポラーノの広場」や「光の素足」なども素敵だと思います。

(「銀河鉄道の夜」も確か第4稿くらいまであって、それぞれに少しずつお話が変わっていたりするので、読み比べてみても面白いかもしれませんね。)




今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます (^^)






中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。