#時空の森羅万象物語 第Ⅷ章第78節
神護が思い出している浅葱と聖に聞いた話は、浅葱と聖自身は忘れている可能性が高いですね。
もし覚えているのだとしたら、浅葱も聖も寮で醒馬と出会った時点で気付いていそうなものです(相当鈍感でなければ)。
神護は浅葱と聖に話を聞いただけですが、記憶力が良いので人に聞いた話でも覚えているようです。
それだけ、外の世界を自由に歩き回れる人から話を聞くのを楽しみにしていたのでしょう。
神護が、浅葱が助けたのは醒馬だったのではないかと考えたのは、京極家との関わりの中で醒馬と出会って気付いたというわけではなく、ほぼ人づて(主に瑠璃さんとかお祖父さんとか)に聞いた話からの推理みたいなものです。
何せ京極家は、醒馬も昴流も外の世界とほとんど接触させていなかったわけなので。
織姫さんの言っている通り、日本の人魚伝説は結構グロテスクな話が多く、オカルトなどでよく出てくる人魚のミイラと称されているものもなかなか奇妙な見た目をしている事が多いようです。
アマビエと龍神の尾びれの話をしている部分は、また後から掘り返すことになるので頭の片隅に置いていていただけると良いかもしれません。
以前どこかの章(第Ⅰ章?)で「アマビエは魚っぽく描きたかった」と書いたのもこの辺りに関わってくる話で、実はこっそりアマビエの尾びれと龍神の尾びれの形を似たものにしていたりします。
伝説上の妖怪としてのアマビエは、尾びれではなく足らしきものが3本あるらしいですが。
(ところで著者は「大いなる○○」みたいな、どことなく胡散臭い感じの言葉があまり好きにはなれないのですが、織姫さんはあくまでも半ば冗談めかした感じて言っているつもりです(笑))
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m
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中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。
私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。