#時空の森羅万象物語 第Ⅴ章第43節
さて、お話を進めてまいりましょう。
薫楼はロングスリーパーというわけではありませんが、いつも太陽と共に起きるという感じなので流石に4時起きは早すぎたようです。
神護や浅葱(ついでに著者)は、放ったらかしているといつまでも寝れるタイプです。
確か龍神杉が標高1260mくらい、縄文杉が1300mくらいだったと思います。
他に【ヤクスギランド】が1000〜1300m、【花之江河】が1640m付近になります。
そして三岳に冠せられる【栗生岳】が1867m、【永田岳】が1886m、【宮之浦岳】が1936mで最高峰ですね。
屋久島の山中は山小屋内以外(テントスペース等も)は原則火の扱いは禁止、宿泊も基本的には山小屋付近に限られています。
自然の中に生える杉の木は、標高600m付近から現れます。
屋久島の海近くに生えている杉の木は地杉と呼ばれていて、こちらは人の手によって植えられたものです。
屋久杉と呼ばれるものは、自然の中で育った1000年以上生きて存在しているものだけとのこと。
龍神杉が生えている辺り(というか龍神杉に辿り着くまでずっと)は、他にも木々がたくさん生えているので、景色の見晴らしが良いわけではありません。
宮之浦岳付近まで登ると高山植物ばかりになり、背の高い木などもほとんど無いので見晴らしは良いですが、下界を見ることはほぼ不可能のようです(雲海もあるし)。
屋久島の山の尾根は神様の通り道なので、決して宿泊してはいけないというのは、昔からの言い伝えにあるそうです。
どうしても宿泊しなくてはいけない時は「一晩だけ、この土地を貸してください」と言って、マッチと塩と米と焼酎を供えます。
そして手を合わせてから柴の木を折り、各人自分の寝る分だけを敷いて、川で禊をしてから、川でハゼ釣りをしてから、そのハゼを食べて寝ると良いのだそうです。
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m