#時空の森羅万象物語 第Ⅰ章第4節
少し時間が遅れてしまいましたが、時空物語の続きです。
可能な限り早めに物語の続きを投稿していこうと思っておりますので、短いスパンでもup出来る時はしていきたいと思います。
今回の章は、この物語における大体のメインキャラの紹介みたいなもの。
この物語の主人公は(キャラクターとしての)浅葱ですが、あくまでも浅葱の目から見た物語進行みたいなもので、章ごとにメインとなるキャラクターが変わります(オムニバス形式みたいな感じで)。
全員龍神一族ですが、後から色々と複雑な設定や裏事情が描かれます。
これは屋久島に昔あった【島イトコ】という風習を一部モチーフとしたもので、島イトコは昔まだ島の集落同士の繋がりが希薄だった頃、神仏へのお参りの為に島の各地を巡る際、よその集落で自分と似た顔の者を見かけると「兄弟名乗り」をして、それ以降、実の兄弟にも勝るくらいの親密な付き合いをしたというもの。
現在ではほとんど廃れてしまっているとの事ですが、冠婚葬祭の時に呼び合ったり、島周りの際に泊め合ったりしていたそうです。
真実のほどは定かではありませんが、屋久島に存在する秘密の通路の話は実際に存在するお話を元にしたものです。
ネズミを追いかけて洞窟内の神社の奥に入っていった猫が、隣の島である種子島の熊野神社から出てきたという伝説。
それが屋久島北部の一湊海水浴場にある、漁業と縁結びの神様を奉る矢筈神社に関して語り継がれているそうです。
矢筈神社は海に突き出した崖の真上にあるので、台風や高波や塩害の被害にさらされ続けていて何度も再建されています。
(自分は失念していて行きそびれたのですが、いつか行ってみたいですね。)
宿命物語の時は【四元素】を元に設定を書いていましたが、時空物語では【五行思想】が一つのキーワードになります。
ファンタジーでも扱いやすい話題であり、当時は今以上に中二精神満載だった自分にとっては素晴らしいネタだったに違いありません。
そういう事もあって、浅葱が持っていたペンダントは円に入った五芒星をモチーフにしました。
それぞれのキャラクターにはかなりの思い入れがあるわけですが、まだ深く言及するのは止めておきましょう(笑)
今回も、御愛読くださり誠にありがとうございました m(_ _)m