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朝の詩 57

爽やかな風

色がつき始めた
朝の街

久方ぶりの
涼しい風に

眠い目を擦り
扇風機を見る

たまに
愛猫がいたづらをして
つけてしまうから

涼しい風は
いたづらかしら?



扇風機は止まっていた

愛猫は
私の隣で
気持ち良さげに寝ている

部屋の中
無邪気走り回る
そよ風は

窓から入り込んだ
自然風

脅かしてごめんね

優しく頬を撫でた

私は再び
眠りにつこうとしたが

空高く
太陽は登り

かっかっ、と笑い出したので

仕方ないなぁと起き上がり

モクモク
空へと登る雲に

おはよう!と挨拶をした

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