超ハッピーボックスの到着

空から粉砂糖を振りまいたような世界に一変していた。
とんでもない大雪に難儀している方々を思うと、
もっと、せめてこちら側の山の頂を真っ白にして欲しいと思うけれど、
思いが叶うどころか、自然のご機嫌伺いなんてできるはずもなく。

朝から機械音がして、ヘリコプターの音に聞こえたので、
（なんの事件があったのだろう）と思ったら、
ご近所のパパが雪を吹き飛ばしていた音だった。
竹ぼうきのザッザッって音なら気持ち良く感じるのに。

「詰めれたから送るね～」

誕生日はまだ先なのに、友達からメールが届いた。
帰宅してから届いた宅配便にびっくり。
スマイルマークの黄色いテープがオンパレードの段ボールを開ける。
私の好きなブランドのキャンバス生地のバッグ。
薄めのピンク色と、薔薇の小花柄の生地のコンビが可愛い。
それでネロリの小さなトワレ。このビターオレンジの香りは好き。
笑える靴下とはき心地のよさそうなシンプルな靴下。
ちょうどいい大きさのおやつが何種類か。
おかきやお豆もチョコレートパフもある。
それからありがたい読み物の冊子が何点か。
大きなボディシャンプーのボトルは、
お値段が張るはずなのにって知ってるけど、時々いただくのよね？
今のが無くなったら遠慮なく使う。
いい香りのはずだもん。使わないうちに突然死んだら後悔するから。
グレーと裏地が白のボアのひざ掛け素敵～。
さっそく車に乗せて、ひざ掛け代わりの大判マフラーはお役御免。
それから漫画が二冊。
シュールなのが好きだよね。絵柄はデフォルメされてるのも好きだけど、
今回のはアバンギャルドで文学的だよ。
知ってる？表紙の主人公の表情は
どちらもあなたに似てる。
その目に見透かされそうで、襟を正す私もいるの。
これ少しずつ、ため込んで作ったプレゼントね。
紅茶のティーバッグはいろとりどりが少しずつ。
ちょうど満杯になったからすぐにも送りたくなったのよね？
分かる分かる。すごく嬉しい。
嬉しいを網羅してるお品の数々に驚いてる。

箱を用意して、「これもこれも」とひとつひとつ詰め込む姿を思い浮かべる。

プレゼントされたのは、そんなあなたの優しい気持ちなんだよね。

このところ、楽しいことがなかったから、
なんだか（私、幸せ者だった）と考え直してるところ。

どうもありがとう。