#28 最近見た映画が控えめに言って良すぎた話

ゴジラ‐1.0
久々に配信サービスで映画を見た。映画を見ないわけじゃないけど、コナンとか、コナンとか、コナンとか…を見ていて、実写映画はあんまり見ない。
アカデミー賞取ってたなーということで視聴。
シン・ゴジラは、シン・ウルトラマンとの並びで見たけど、ゴジラに特に思い入れがあるわけでもなく、特撮が特段好きでもない。なので、シンプルにストーリーが良かった。
あらすじはWikiあたりに書いているのでそちらを読んでいただくとして(結末は映画で見ていただくとして)、良かった点を書こうと思うと、ネタバレになるので、やめておく。内容的には、都合よすぎじゃない?と思うところもあるが、別にいいんじゃないかと個人的には思う。だってそれがフィクションだから。
どこまで行ってもフィクション。それはそうなのだけど、フィクションをわざわざ語る理由、それは物語にすることによって、様々な人の人生を再構築することにあると思う。そう思って書いている。終戦直後の日本には、敷島のように終戦を迎えても自分の戦争が終わらないと苦しんでいた人がたくさんいたと思うし、典子のように大事な人が苦しんでいるのを近くで見ているしかない人もいただろう。澄子さんのような人も。もちろん実際の歴史にゴジラは出てこないけれど。

いたかもしれない、いるかもしれない人物の物語を構築することは、現実世界の再構築だと思う。再構築された世界で、読み手は何かしらそこから受け取る。書き手は一番最初の読者だから、やっぱり何かを受け取る。そのために書いている。ゴジラはその再構築が個人的にはすごく響いた。

一点、今回のゴジラはちょっとそのメッセージが直接的というか、わかりやすすぎたんじゃないのか、というのはちょっと引っかかったところ。こういう風に受け取ってほしいという制作側の意図はもうちょっと婉曲的な表現にしても良かったように思う。
まぁ、わかりにくい話が避けられがちな世の中だから、ちょうどいいのかもしれないし、そういう意図でのセリフを含めた演出なのかもしれないけど。(映画ファンでもないので、インタビューとか追いかけたりしてません。すみません)

進捗:
最近頑張って書いてます。筋書き出来たので、とりあえず本文執筆中。

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