インド在住OL、1人旅でメガラヤへ(1日目、2日目)
デリーに住んでいる私はインド北部が近い。
飛行機でピュッと2万ルピーあれば旅ができる。
最近はやたらめったら北東に足を運んでいて、今回はメガラヤ州に突入。
通過も含めると今回で、アッサム、ナガランド、メガラヤでインド北東7州のうち3つめとなる。
この辺りは移動の情報がほぼない。この辺りを旅する人は長期滞在者が多く、時間に余裕のある民の情報はあるがピッと短期旅行をする人への情報が皆目ないのだ。ネットで調べればいくらでも情報が出てくる世の中で、現地に行って人に聞かなければ分からないことが多い地域というのも貴重ではないだろうか。
しかも現地でも旅行しない人は情報を知らない。つまり知っている人を見つけるところかは始まるのだ。なんてアドベンチャー。まるでRPG。
行き方に関しては別のnoteで書いたので詳細はこちらには書かないが、空港でシェアタクシー勧誘活動をしたのはたのしい思い出だ。
1日目はほぼ移動で終了。活動は2日目からとなった。
とにかくお誘いに乗っかる
私の旅(2/4日目)は人のアイデアに乗っかることから始まった。
旅ではゲストハウスに宿泊し、一緒に旅行できる人を見つけるのが好きだ。
雲海と朝日、みかんを添えて
今回は到着してすぐ「朝日を見にいく」メンバーに遭遇。朝3時の出発で怖気付いたものの、せっかくなので参加することにした。
女性2人と男性1人の計3人で小さな思い出をつくる、素敵な時間。
暗闇の中、車を走らせて山の頂へ向かった。徐々に雲海が覆う世界は明るみを帯び、雲間に赤い光が見えた。
一緒に行った女性はカナダで勉強し中国で働いていたが、コロナで父親をなくし母親を支えるためインドに戻ってきたのだという。インドの家族はとても互いを大事にしているので、きっと大変な時期だったのだろう。女性2人の私達はそんな話をしながら駐車場に戻った。
もう1人は朝日モーメントをめちゃくちゃエンジョイしていてなかなか駐車場に帰ってこず、一緒にいた女性が「みんな待ってんで」と催促。戻ってきたら、彼はポケットから小さなミカンを出して「これ、そこで採ってきてん」と言う。遅れてきたと思ったらこういうことをしているのだ。私達はケラケラ笑って美味しくいただいた。嫌いになれない性格である。
運任せスクーター旅
朝日ツアーからゲストハウスに戻ってきて、スクーターレンタルを試みた。チェラプンジに行き、街散策や生きている橋、滝などの自然を見に行こうと思っていたのだ。スクーターで止まりたいところに停まって、自由さがあっていいじゃないか。
しかし、私がスクーターに乗るのは人生で2度目。自動車免許はあるので乗れる資格は日本ではあり、鹿児島の甑島島で乗ったことがある。整備された道路に少ない交通量、めちゃくちゃ走りやすい場所だった。
ちょっと走り慣らしをしたらいけるかと、レンタル前に使い方の確認と練習をしたら、オーナーに「お前には貸せない」と言われてしまった。詰んだ。この日は日曜日で乗り合いバンなど安い交通手段が休みで動いておらず、タクシーしかない。
おろおろしているとゲストハウスのオーナーが見かねてスクーターで旅をする予定のゲストを紹介してくれた。とりあえず彼の旅に便乗し、スクーターの後部座席に乗ることにした。有難い。
彼が向かう場所はあまり有名ではなく、現地民の情報を入手しながら進むしかない。
Googleマップで基本進みながら、住民を見つけては聞いていく。また、住民は現地語しか分からないので一緒に行ったインド人でも通じ合えない。まさにアドベンチャー。
バイクの後ろで感じる風は口笛のような音がして、それは別世界に来た感を掻き立てていた。
結局、目的地には辿り着かなかったが、口笛で人を呼ぶと言う民族とその風景に出会えたし、美しい景色も見ることができた。
帰り道、何にもしないのもなと夕日がきれいに見えるところを目指した。あの辺きれいじゃね?と向かってるとジップラインが。
インドでジップライン、、一応「今までに死んだ人いる?」と怖すぎる質問を投げかけ「まだない」とのことなのでトライしてみることにした。
すると想定していなかったのだが、蒼く煌めく滝が見えてちょっと嬉しい。ここでしか見えない景色を見ることができた。
ちなみに、途中で寄ったカフェは2ヶ所。スクーターで止まりたい時に自由にできるのが良い。
シロンに戻ると街がクリスマスデコレーションされていることに気づいた。
日本の小さな街で商店街がアーケードを電飾などで飾っているような雰囲気だ。しかし元旦のため店は一部しか空いておらず、美味しいコーヒー店でカプチーノをいただきあったまった後、ゲストハウスでご飯を頼むことにした。
ゲストハウスでは0時にニューイヤーケーキカットが行われ、近所ではあちこちから花火が打ち上げられていた。
happy new year2024!
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