
ムスリムと湖に触れるスリナガル土日旅
湖のある美しい場所と聞いていたスリナガル。緑の見える季節に行ってみたかったので、まだ暑かったが6月に1泊2日トリップをした。
スリナガルをほんとに楽しもうと思ったら土日では行けないだろうが、湖の周りでステイするに限ると土日で結構満足できた。
各トピックごとに旅を記録しておく。
ハウスボートに宿泊
ダル湖でシクラに乗る
ニシャットガーデンでムスリム学生と交流
チャリで湖半周
みんながお勧めするレストラン
ハウスボートに宿泊
今回の旅の大目的である「湖見ながらのんびりする」を叶えるハウスボートに宿泊。
わたしが選んだエリアは穏やかで静かな二ジーン(Nigeen )湖にある。ハウスボートのベランダから見る景色は山と空、それを映す湖やボートを漕ぐ緩やかな水のしぶきの音が最高だった。

宿泊先は、New Buckingham Palace Heritage Houseboat。
口コミを大事にしているので親切にしてくれる。笑
ダル湖でシカラに乗る
せっかくなので、観光用ボートのシカラに乗ることにした。

ダル湖は適正価格の看板があるので交渉が楽だ。(それでも交渉するわし..)
ボートに乗り、湖の中に入り込むことでそこでの暮らしや商売が見える。個人的にユニークと感じたのは乗っているシカラ目掛けて何かを売りにボートが横につけてくることだ。
お土産物を売るのはもちろん、ティーやアイスのボート、なんとシーシャのボートもあった。吸っている間、横付けし続けるのだろうか。

綺麗とは言えないが、湖で泳いで遊んでいる人が何人かいた。観光客も住んでいる人も暑い夏を楽しんでいるようだ。
ハウスボートは住居用、ホテル用以外にも商店や銀行もあり、不便では?と思うのだが、湖での暮らしを感じることができた。

ニシャットガーデンでムスリム学生と交流
ダル湖から乗合バンでニシャットガーデンに向かった。30ルピーを渡して降り、ニシャットガーデンに入る。(入場料24ルピー)

土曜日なのにムスリム学生さんが多くおり、噴水のまわりで水遊びをしたり、木陰で休んだりしている。
観光客がいないこともあり、度々話しかけられたが、かわいい感じだ。
「あなたとっても素敵ね!ハグしていい?」「どこからきたの?ウルドゥー語は話せる?写真を一緒にとっていい?」
すれ違うたびにニコニコしてくれる。
大学生という青年は、木に枝を投げ、「こうやってると、ほら、落ちてきた。果物が取れるんだよ、美味しいよ」と言って渡してくれた。こんな風に果物をもらったの久しぶりや。

ガーデンも心地よかったが、どちらかというとムスリム学生との交流が素敵な時間をつくった。
チャリで湖半周
スリナガルにはアプリで予約、レンタル、支払いができるチャリが置いてある。
アプリに登録して使ってみることにした。

うまく読み込めなかったり、エラーがでる自転車、壊れたブレーキなど不備が見られるものの、なんとか使えて湖を半周。旅先で現地のサービスを利用するわし、かっこええ(笑)
みんながお勧めするレストラン
2人以上のインド人から「ここ行きや」と言われたのが、Ahdoo’s 。ホテルの中にあるレストランで、豪勢なプレートメニューを選び、1度に8種の料理を楽しめる。


ちなみに、スタッフの人がよくしてくれるが、しっかりチップを要求してくるので小銭が必要だ。
おわりに
インドとはいえ、全く別の国といえるほど、言語も文化も宗教も顔のタイプも、わたしが住んでいるグルガオンとは異なっている。(そういえば流通している水も異なっていた)
一見平和に見えるこの場所は、今年にもドンパチ騒ぎが起きたほど政治不安・宗教的な隔たりを感じる側面もあり、「ここにそんな要る?」という場所(公園など)にもたくさんの軍人が銃を構えていた。
わたしは、湖畔でゆらゆらと動く水面を見ながら赤く染まっていく夕空を楽しんだりしていたが、楽しいだけではない、様々な深みを持つ土地であった。