【鼻づまり】鼻中隔湾曲症をご存じですか?
みなさんこんにちは、受験生Aです。
この記事を開いた方は鼻づまりを気にしている方ではないでしょうか。
もしかすると「鼻中隔湾曲症」が原因かもしれません。
今回は、下記2点について書いていきます。
・鼻中隔湾曲症の治療
・治療後の経過
治療後の経過だけ読みたい方は記事の後半まで進んでください。
そもそもなぜ鼻が詰まるのか?
大きく分けると、下二つかと思います。
・アレルギーによる鼻の粘膜の膨張
・物理的に空気の通り穴が狭い
鼻中隔湾曲症は後者に該当します。
具体的には、
鼻の鼻中隔という軟骨が歪むことにより鼻の穴が狭くなっている状態です。
歪みの状態により、両方の鼻の穴が狭くなることもありえます。
私自身は右の鼻の穴が狭くなり、常に右の鼻が詰まっている状態でした。
また空気の通りが悪く事でアレルギー性鼻炎等も併発しやすくなります。
どんな治療法なのか?
外科手術や内視鏡手術により、歪みを直接的に矯正します。
鼻の穴の中を切開し、歪んでいる部分を切り取りまっすぐにしていきます。
私が初めに治療を考えた時は、大掛かりな外科手術を行ったブログ記事しかなく術後も一週間以上の入院が必須という内容がほとんどでした。
しかし当時見たブログ記事はかなり古い年代のものばかりでした。
直近の治療や術後はどういうものかいくら調べても出てこない。
恐怖やめんどくささから治療を控えてしまう内容も多く当時は治療をやめました。
手術について
そこから数年が経過した2020年の9月に治療をしました。
同じような症状がある方に治療の方法や経過を共有したいと思い、
この記事を書きました。
実際の手術当日から手術後の経過までを書いていきますので、
ぜひご参考にしてください。
まず私の鼻の状態は、鼻中隔の鼻先の方が歪んでおりました。
9割の方は鼻奥の方が歪んでいるらしく、
鼻先の方が治療が難しくなると聞きました。
実際に数年前まで治療を断られるケースもあったとのこと。
しかし医療も進歩し、今では無事にできるのでご安心ください。
手術当日
まずは鼻の奥に麻酔が染み込んだ脱脂綿を入れていきます。
これをかなり奥まで入れられますが、そんなに痛くはありません。
針による麻酔をしていきます。
脱脂綿の麻酔により特に痛みはないですが、
鼻先に刺したところだけ痛いです。涙が出ます。
麻酔を終えると鼻の奥に風船を入れて膨らませていきます。
手術中に血が喉に行かないようにするための物だと思います。
膨らむと不快感がとてつもなく、口呼吸も凄くしにくくなりました。
口呼吸がしにくいことを伝えると、縮めてもらえたのでマシになりました。
もし手術をする方で同じ状況になった方は遠慮せずに言いましょう。
麻酔が効いたタイミングでいよいよオペ開始です。
切開は当然痛くありません。
鼻の穴の中を少しだけ切られただけで、
こんなにも小さい切開でできるのかなと心配になりました。
鼻中隔の切除が始まりノコギリのようなもので切る動きを感じます。
たまに引っ張られる感じがあり、少しの鈍痛を感じましたが全然耐えられます。
前方歪曲の私は鼻先にある土台を一部切除する必要がありました。
その為ハンマーを使って切除されました。
その際に衝撃は感じますが痛みはありません。
歪み部分を取り除き、最後に鼻筋を真っすぐにする時に鈍痛がありました。耐えられます。
ここら辺でハンマーの衝撃の影響かわかりませんが、
冷や汗と吐き気が止まらなくなりました。
医者に伝えると数値は問題ないとの事なので続行されました。
そして私は気づいたら意識がなくなっており知らぬ間に終わってました。
鼻の穴の中には大量のガーゼが詰め込まれておりました。
さらに常に鼻血と体液が出てくるため、鼻先の脱脂綿を変える必要があります。丸い脱脂綿なので、取ってはめるという感じです。
感覚としては15分に一回ペースで変えました。
また鼻が詰まってますが、食べたサンドイッチの味は感じました。
初日はとにかく脱脂綿を変える面倒くささと、
常に鼻が詰まっている違和感が大変でしたが、
特に痛みなどは感じませんでした。
一番辛く感じたのは睡眠でした。
鼻呼吸しかできない違和感で1時間に一回位起き、全然寝れなかったです。
さらに鼻奥のガーゼは湿っている感じがあり、
耳も詰まっている感覚がありました。不快感増大です。
2日目
朝に病院に行き、鼻奥にある脱脂綿を全部抜きました。
抜くのに痛みはなく不快感が一掃され、とても気持ちよかったです。
(昔だと翌日に脱脂綿を抜く事はありえなかったそうです。)
しかし脱脂綿を抜いても鼻は腫れあがっている為ずっと詰まっています。
そのせいかこの日は食事で味を感じませんでした。
相変わらず鼻の脱脂綿替えは頻繁に行います。
痛みはなく、痛み止めを飲むことはありませんでした。
睡眠は慣れたのか楽に寝れましたが、
鼻の脱脂綿の吸水許容量を超えた鼻汁が垂れだすと起きていました。
ただ起きた時には酷い頭痛はありました。
口呼吸による酸欠とかかなと思います。
3日目
相変わらず脱脂綿替えは継続して30分に一回などで続きます。
鼻から優しく息を出そうとしても出る気配はありません。
絶対にできないが、
思いっきり鼻をかんだら気持ちよさそうな感じがしました。
それくらい鼻水が詰まっているような感覚がありました。
この日の睡眠は前日と変わらず。起床後の頭痛も同じくありました。
4日目
脱脂綿は継続して交換。
この日の昼に変化が起きました。
鼻から息を出すと、ほんの少しだけ通ったのです。
耳詰まりもこの日に消えました。
おならを嗅いでみると非常に臭く感じました。
さらに16時頃、左の鼻だけ5%ほど開通することがあった。
夜にはさらに開通する気配を感じる事ができ、
食事の風味なども感じることができた。
睡眠は今までと変わらず、頭痛も続いた。
5日目
脱脂綿は継続して交換。
起床の段階で鼻の通りが良くなっているのを感じた。
今日は右の鼻の穴からも空気が抜けていた。
夕方には凄く凄く凄く優しく鼻をかむことができた。
食事の味を遂に感じることができた。
術後初めての外出もでき、一時間の散歩をした。
鼻からも垂れるよりは中で固まるようになってきた感じ。
6日目
脱脂綿を交換する頻度はかなり減った。
鼻が通ってきたことにより、起床時の頭痛が消えた。
鼻の開通度が30%程度になり、
少し息苦しくなるが鼻呼吸ができるようになった。
人生で初めて右の鼻の穴で呼吸ができて感動を覚えた。
今まではブリーズライトを貼り、
鼻を曲げないと右の穴では息が吸えなかった。
7日目
鼻から液体はほとんどでなくなった。
前日より鼻の通りが悪くなったように感じた。
8日目
1週間後の検査で病院へ。
そして初めての鼻掃除。
鼻の中には凄く気持ちの悪いスライムみたいなものがたくさんあった。
これらを全て取り出していく。
そして掃除を終えた帰り道は、人生一の感動をしていた。
両鼻が通りまくりで、こんなに鼻から空気が入ってくるのかと。
まとめ
8日目以降は週に一回の鼻掃除を行っていった。
現在で術後1年6か月経過しているが、問題なく鼻呼吸ができています。
手術、術後はほとんど痛みもなく術後はたしかに大変な時もありました。
特に術後3日間は最悪でしたが、4日目からは大して苦痛じゃありませんでした。
たったの3日間の苦労で得られるものは大きかったです。
もし私と同じように鼻が常に詰まっていると感じる方、
ぜひ治療してみてください。
私は人生で一番やってよかったと感じるものでした。
何か質問などある方はコメントでもTwitterからでも気軽にご質問ください。
以上
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?