内側に光を見出すークリスマスの頃
日が短くなり、外側の光が最も小さくなるこの季節、クリスマスの4週間前から特別な時間がはじまります。
まず子どもたちが体験するのは〝りんごろうそく〟。
暗い部屋の中螺旋状の道を辿った先で手にしているりんごろうそくに灯火をもらいます。
外側の光が小さくなる時に内側の光を強めていけますように。
これから先のその子その子の人生において困難に出会った時、光を観ることができますように。
そうした祈りに包まれてひとりひとり体験をします。
おやつの前に毎日生誕劇を体験します。
おやつの時間にはろうそくを灯し、そのろうそくは、毎週1本ずつ増えクリスマスまでに大きな光となります。
毎日少しずつ、クリスマスプレゼントとなるクッキー、みつろうろうそく、ろうそく台を作り、部屋を飾り付けます。
準備をするということは、光を見出すことに必要な〝待つ力〟を育てます。
光がくる(問題が解決する)時を信頼して行為する(準備する)体験となります。
12月24日クリスマス会。
家族の方々と一緒に生誕劇を体験しました。
それぞれの子どもたちの中で習慣となり身に付いた所作は落ち着きうつくしく、
子どもたちがつくりだす静けさに驚くほどでした。
帰って行く子どもたちの満足気な表情が印象的でした。