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鬼滅の刃とワンピースとコロナと子どもたちと満月


鬼滅の刃がグリム童話的、メルヘン的に
子どもたちはもちろんもはや、大人たちの魂の栄養にもなっている

というのはここのところよく出る話題

そして今朝ふと思ったのが

あーまさに今グランドラインに入ったんだなみんな揃って!

だった

すごいなー世界は。

ちゃんと少し先の世に浸透する形で、最も良く作用する形で、変化を不得意とする大人たちに最も気付かれない安心させる形で

子どもたち世代が観るアニメという形で、

ちゃんとちゃんと守備よく少しずつ着々と準備されてたんだなと。


その前にもその間にもいろいろ多分流行ったアニメがあって
それらの中に含まれる様々なエッセンスが世に散りばめられてきたんだろう

その中でもTVを持たず特別に意識しないと漫画も読まないわたしが読むに至った
ワンピース

はじめてワンピースを読んだ時の興奮ったらなかった

こんなにあっけらかんと今の世の本質を
さも子ども向けのフィクションかのように、
そしてコミカルにでも詳細にハッキリと。

しかも概念で留まらず絵としてひとつの可視化できる世界として創り上げている

そして何より救いとなるのは

つまりはなにも難しいことはなく、
大切なことは
ルフィの世界に対する、自分に対する、仲間に対する姿勢、関わり方、在り方

そこのみに集約されているということ

何よりグランドラインを越えたばかりのころの新世界というものの描写、新世界に対する登場人物たちの反応がたまらなかった

今から来る、もはやもう既に移行している〝新世界〟とするものとはまさにこういうことだよな

と思った
子どもの頃の親の影響で
漫画は取るに足らない娯楽
と思い込んでいた自分に驚いた
漫画ってヒーラーさんとかが描いてるんですか?漫画家って見える系の人たちなんですか?
ってびっくりした 


からの今

コロナによって
いよいよ地球人全員が1人残らずグランドラインを越えたではないか!

もっと早く越えてた人もいるし
目指してた人もいるし
目指してたつもりはないけど既に越えてた人もいるし

でもほとんどの人がグランドライン的新世界的ワンピース的概念を意識的には抱いてすらいない状態の中

コロナが起きたことによって
もれなく地球上の全員がグランドラインを越えた

なるほどそう来たか

このやり方なら
もれなく全員が、
そして論争や戦争という勝敗によっての逆転や変容ではない仕方で
まるっと〝新世界〟へと移行できる


もうこれからは
磁石も効かなく地図もなく
今までのルールや常識が一切通用しない世界

じゃあ何がこの世界の指標となるのか
何を頼りに道を進めばいいのか

確かなものは自分の感覚のみ
自分の横にいる人、仲間たちを想う心だったり、
対峙するもの全てに対する自分の本質

世界に対して自分がどう感じどう思いどう在りたいか

そこにしか正解はなくなった世界

まさにコロナがこんなにもわかりやすく
「はい!ここから新世界です!」
ってして退けた


でも、はい!ここからです!って唐突に事が起こったかのようにみえて

子どもたちはちゃんとみんなで
10年、もっと前から
ワンピースなどで予習してて染み込ませてて、

大人たちは目の前の今にあたふたしてるけど
ちゃんと大人たちにも準備をさせてたと思う

例えば学校に行けなくなる場合のこと、
そういう状況に対応できるように
コロナ前から学校に行かないことをたくさんの子どもたちがここ数年でどんどん選んでいた

新世界ではこれが当たり前になるよって。
別にウイルスに感染するからってだけの問題じゃなくてね。って。

そのおかげで行けなくなる前から学校以外の場所や空間について考えている大人たちがいた

そういう子たちは他にも
前にならえ右にならえで
考えることを放棄して
惰性の中生きてきている大人たちに対して

困ったな
困ったけど本当のところはどうなんだろう
本当に困ることなのかな
何に困ってるのかな

っていうところに向き合わせてくれている
様々な形で。
コロナ前も、コロナ後の今も。

でもコロナ前から子どもの手も借りたりしてそこに真摯に向き合っていた大人たちがいるおかげで
今コロナの時に完全に社会が崩壊せずにいる






そしてコロナの今の鬼滅の刃。

これから本当に自分自身として生きる時代に入った時に
本当に敵となるのは何か
自分に家族に隣にいる大切な人たちに危険を及ぼすのは本当は何なのか

ワンピースが外側の社会の変容を描いてるのに対し、
鬼滅の刃は人間の内面の変容を描いているように思う

新しい世界においての。

そしてその新しい世界でみんな新しい視点になっていく時
どうしても昔の思考の癖とか、悪習、悪癖に揺らいでしまう時期、移行期に

どこに指標を合わせればいいのか

自分自身の感覚しか確かなものはない
でもそこにシフトしていく過程の中で自分を見失いそうになった時
耳を澄ます方向
自分の外にある鏡となる助けとなる
確かなもの

それが描かれているんじゃないのかな


鬼滅の刃の中の

嗅覚、触覚、聴覚が特別に発達していることで驚異的な強さを身に付ける子どもたち

そしてどうにも乗り越えられないんじゃないかと思う大きな困難をも突破できる特異的に高い能力を持つ人たちというのは

いま社会が悪者としたり蔑んでいたり社会に居場所を追われたり刑務所にいるような人たち


昔からあったけど、近年頻度が上がっているように感じる

極悪非道というような
サイコパスとか言われるような
人間の心を持っていないって恐れられるような
凄惨な事件とされるものが
頻発していて
でもそれは

鬼滅の刃の鬼たちのように
元を辿れば
その人を鬼のような状態にしたのは
親、周りの大人の影響でしかなくて

その親や、周りの大人たちをそうさせたのは
その人たちを取り巻く、またさらに外側の環境である社会のあり様で

その環境は

時代の流れの中の前の時代の反映なだけで。

そこに対して
そうして生まれた悲劇的な

鬼とされる存在に対して、

今、じゃあ社会がどう関わっていくのか
というと

SNSで罵倒したり、刑務所に入れたりするのではなくて

炭治郎のようにそこに真摯に向きあう。
全身全霊で対峙する。

柱も鬼も紙一重で

どちらもバランスを崩している状態で

でも、バランスを崩している状態であるが故に、
調和した状態では、得られない高い能力を共に持っている

その能力がこの変換期、移行期の困難な時代の突破口となるもので

世界を大きく変えているのが柱の役割、柱の仕事によるものと見せかけて
それは鬼の存在、鬼の仕事の成すものとも言える


でも
最終的にはその全体を
調和の状態にもっていかなくては
人間が人間として心地よく暮らす環境にはなり得ない


人間がまだ人間として地球で生きるのであれば
柱に対して、鬼に対して、炭治郎のように
関わっていく

ただそれのみで

そしてみんな日本中、それ以上がその物語を絶賛してる
ちゃんとみんながそれがいいと思って選んでる

だから大丈夫なんだな

って思う

#鬼滅の刃 #ワンピース







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