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何度でも

遅くまで仕事したり話し合いをしたりすると、頭も言葉もめちゃくちゃ使っているので、脳が沸騰することがよくある。

沸騰している、つまり活性化しすぎて仕事や話し合いが終わったあとでもずっと脳が働いているんです。
言葉や考えが、次々とぶくぶく出てくる。

疲れているから、本当は何も考えずにリラックスしたいんだけど、なにせアツアツなのでそうは簡単に冷ますことができない。

なかなか冷ますことができない時、私は普段常温の時には聞かない、自分のJ-POPプレイリストを爆音で聴いて落ち着こうとする。
というか、沸騰した自分にはゆったりのんびりソングよりも、J-POPのようなほどよいノリ感でメッセージ性のある曲が親和するらしい。

今日も脳が沸騰。今回聴いたJ-POPは
ドリカムの「何度でも」。

沸騰している時って、正直「あの時この話しておけば良かった」「私の言ったこと伝わってるんだろうか」「相手いやな思いしていないかな」など、とにかくマイナスな面ばかり思い出しては後悔と反省を繰り返している。

そんなときに美和ちゃんの
「こみあげてくる 涙を何回拭いたら
伝えたい言葉は 届くだろう?」
を聞くと本当に泣きたくなってしまい、
でも、
「10000回だめで へとへとになっても
10001回目は 何か変わるかも しれない」
という歌声を聴くと、不思議と立ち直る上に、
思考がすっきりとするのである。
なんというか、脳がリセットされる感じである。

そして、これまでいろいろな感情、記憶の言葉や風景でいっぱいだった脳内が、全部綺麗に真っ白になって、やっと常温に戻る。

こういう流れを繰り返すたびに、「なんで他の人みたいにすぐ切り替えられないんだろう」「私だけ脳内スイッチがおかしいのだろうか」とよく新卒の頃などは悩んでいたが、28年も生きていると、だんだん諦めというか、「沸騰しちゃうのは仕方ない!そしたらできるだけ早く冷める方法で切り替えた方がよき。」と思うようになっている。

きっと、これから先も沸騰する場面は幾度となく発生するだろうし、絶対に沸騰しない方法を考えるより、対処できる手札をたくさん持っていた方が生きやすい。
これからも、「何度でも」に何度もお世話になるんだろうな。

よろしくね、何度でも。

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