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今日したことが、出産だったので、その記録となります。

私は日々のしょうもないことを毎日備忘録のため
書いているのだけど、今日したことが、
出産だったので、その記録となります。


いつもと変わらず、別になんてことないです。


6時起床。

朝ご飯に食パンとヨーグルトを食べる。

トイレに行ったら、破水をしたので、
病院へ向かう。
予定日を5日も過ぎたのが今日だった。


実際には破水したかどうか判断がつかず、
病院に電話したら、来てくださいと言われた。


私、さっき洗濯機回してもーたよ。
あと36分かかりますわ。


洗濯物だけ干して、虎の翼を観てから行こうとしたけど、大事になったらいけないし、
すぐに入院準備も全部携えて向かうことにした。


あとで考えても、洗濯物が多少臭くなることくらい、ええではないかと思うのに、
なんでそう思ったか謎。

結局、破水していて、即入院になってしもた。
しかも、どんどん痛みも増してきたので、
陣痛が来て、4時間くらいで無痛分娩のための
麻酔を入れてもらった。
すると、えらいもんで痛みもマシになり、
途端に暇になる。


これ、麻酔なしで耐えるのは、
わたしゃ、到底無理じゃ。
陣痛がくると、ぐわしと子宮を雑巾搾りのように
握りつぶされているような感じ。
痛みで看護師さんの話もろくに聞けないし、
この痛みがいつまで続くの?という絶望で、
もう全部が嫌になる。


立ち会い不可の病院なので、分娩室には私一人だし、「リラックスしてくださいね」と言われたので、オードリーのオールナイトニッポンをradikoで聴いた。


ただ、看護師さんや産婦人科医、麻酔科医の先生が代わる代わる様子を見にきてくれるので、
下品な話題になったらいけないと、都度消す。

「聴いてていいですよー」とみなさん言うてくれるのだけど、やめて。


人前では聴きません。 

ラジオは聴かないけれど、私自身の肉体は、
されるがままで、羞恥心もなにもかも、
ここ病院ではかなぐり捨てなければならない。

あんじょうしてくれ、って感じ。

朝から何も食べてないので、腹が空く。
麻酔では空腹を忘れさせることはできないみたいだ。

分娩室にはテレビがないので、
相撲も観ることができなかった。

時折腹の張る感覚がある時は宇良の取組前を
イメージして、鼻から息を吸い、
フーッと吐き出した。

麻酔のおかげで、汗もかかず、さらりと時が過ぎるのを待つだけだった。
たまに腹が張る感覚があって、痛い時もあるけれど、全然耐えられる範囲だった。
痛かったら、都度麻酔の量も増やしてくれた。

夕方から、日本相撲協会にアップされている
取組を観た。

琴櫻、勝ってるけど、いまいちだなぁ。
照ノ富士は強すぎる。若元春にあんな勝ち方…
なんなの。

相撲を観れたので、少し元気になった。

結局、子は腹の中で踏ん張って、世に出ることをまぁまぁ拒み続け、夜中の1時にたくさんのエッセンシャルワーカーの方々に助けられながら、
吸引されて、ようやく出てこられた。


胎盤を見せてもらい、満足。
立派な胎盤だと看護師さんに褒められた。


12時くらいからずっと横になっていて、
16時間ぶりに歩こうとしたら、
ブラックアウトした。
本当に数秒のことだったけど、全く記憶がなくて、看護師さんの「立てますか?」という声で
起きた。ありゃびびった。

一方、子は元気そうで何より。
これから、どんな時間をともに過ごすかな。
楽しみだ。

2024.7.16火曜日


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