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所在のない、心許ない気持ちだったのを思い出した。

朝から歯医者へ向かう。
先月、いつもとは違う歯医者に行ってみたばかり
なのだけど、今日の歯医者は元々予約していたので、キャンセルするのもな…と思い、行った。

とても綺麗に歯を磨けていると褒められた。
1ヶ月前にクリーニングしたばかりだから、
そらそうだろうな。
けど、褒められたから嬉しい。
気分が良い。
しかも、歯科衛生士さんも上手な人に
当たったので、ラッキーだった。

この歯医者では、歯ブラシを回収してくれるので、歯ブラシのサイクルができるのも良いところ。

天気も良くて、暑いくらいの暖かさで、
外を歩くだけで、気持ちがいい。

またまたマルシェをしていたので、寄ってみた。
パンを買った。振り返ると、長蛇の列になっていた。

家に帰り、買ったパンを食べた。
とても美味しい。

クロックドムッシュとカレーパン


洗濯をしたり、夫が掃除してくれているのを
みたりして、少し休憩した。

夫は、昨日私が掃除したばかりのところを
掃除していた。

別に昨日掃除したからといって、
今日してはいけないことなんてないのだし、
そこで、口出しをしてしまうと、
今後、夫が自発的に掃除をしてくれなくなるかもしれないので、様子をじっと黙ってみていた。


昼ご飯を食べた後、夫もマルシェに行きたいと
言ったので、またマルシェに寄ってみた。
コーヒーを飲んだり、おやつを買ったり、
靴を買ったりした。
さらっと靴を買ったと言ったけど、こちらも
とても可愛らしく、イタリアからインポートされてきたもので、たぶん破格の値段で売られていた。


昼過ぎから街に出掛けた。
今日は、祖母の遺骨ネックレスを作ってもらうため、アクセサリー屋さんとの打ち合わせがあるのだ。

母、叔母、姉、姪と私の女系家族がそろう。

さっき、靴底が付いていない靴を買ったので、
街に出かけるついでに靴の修理屋さんに行った。
待ち合わせ前に靴を預けて、帰宅の際に
ピックアップするという、とてもスムーズな
流れの予定。


姪も私もゲンナリするくらいの人混みを抜けて、
アクセサリー屋さんに着いた。
なんで、あんな人がいるんだ。

普通のマンションの一室にお店があり、
中から50代くらいの白いカットソーを着た
愛想の良いお上品な女性が応接室に案内してくれた。

早速、打ち合わせを始めた。
さっきの女性が対応してくれた。
私は事前に考えてきた案を紹介して、
すぐに完了した。

姉はリングにするかネックレスにするか、 
迷っていたので、先に叔母が持参したリングに
納骨ができるか確認してもらった。
女性がルーペで何度もリングを見る姿は、
とても凛々しく格好良かった。

姉はさっきまで迷っていたのに、
すぐに決めて祖母の誕生石と自分の誕生日を
あしらったネックレスにするらしい。
デザインが凝っていて、可愛らしいものになりそうだった。

母は婚約指輪をリメイクして、そこに納骨してもらうらしい。
昔の婚約指輪って、リングにチューリップが咲いたみたいに、ででんとダイアが立っていて、
デザイン的にも古めかしいし、実用的でもないから、ずっとリメイクしてほしかったらしい。
婚約指輪に納骨できるなんていいな。

ついでに、手持ちのピアスを加工して、
付けやすくしてほしい(海外製で耳に付けにくいらしい)、などなど、この機会に他にも色々要望していた。

後で送られてきた注文書
全部、めちゃくちゃいい感じ



私と姉
母と叔母

時間はちょうどきっかり、1時間で終わった。
晩ご飯を予約していたので、時間を気にしていた
のだ。


無事、打ち合わせも終わったので、
予約していたお店へ向かった。
高架下の若者向けの店だったけど、
小学生の姪もいるし、あんまり格式高いところだと食べられるものもないから、
店選びが大変難儀だった。


早い時間だったので、空いていた。
お料理は正直あまり期待してなかったのだけど、
とても美味しかった。値段も手頃で、
さすが大都会でお店を構えているだけある。
ちゃんとピザ窯があり、そこで焼いていたので、
ピザが美味しかった。

姪は「早く家に帰りたい」と言っていた。
うるさくて、人が多くて、怖いとのこと。

その感覚、間違ってないよと伝えた。
けど、私達がいるから怖いのは大丈夫だよと。

私も母に連れられて、小さい時から頻繁に街に出掛けていたけど、人が多くなる昼前には帰りたかったし、所在のない、心許ない気持ちだったのを思い出した。

みんな満足してくれたようで、何よりだった。

姉が仕事を辞めるらしく、
送別用のお菓子を百貨店で買いたいというので
付いて行った。
私は転職を2回してるけど、
2回とも何にもしなかったなぁ。

姪がちゃっかり、母にお菓子を買ってもらっていた。

私もマルシェで買ったおやつをあげたのに!
まぁいいけど。

帰りに預けていた靴をピックアップした。
「これで滑りませんよ」と店員さんから
言ってもらえた。ありがとう。

帰宅したら、夫がエコスマートファイアを付けていた。夜は少し肌寒くて、家の中がちょうどよい
暖かさになっていた。


夫はオッペンハイマーを観に行っていたので、
感想を聞いて、私も観た気になった。
あまり今は長時間座ったり、何かに集中できる
気がしないので、夫から教えてもらうだけで
私は十分だ。

とても良く出来た映画のようだった。
配信されたら、観てみようかしら。
ノーランとしても、映画好きの人からしても、
アイマックスで観てよって感じだろうけど。

今日は愉快な日だった。
寝るのは0時になってしまった。
夫はオッペンハイマーの感想を手帳に記したいようで、まだゆっくりしていた。

ええこっちゃ。
ひと足先におやすみなさい。

2024.4.13土曜日


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