記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

ミュージカル『ボディーガード』観てきたよって話(感想とか)


⚠️この記事はミュージカル『ボディーガード』のネタバレを含みます。ご注意ください。⚠️

12月にやってたFNS歌謡祭でトリプルキャストの御三方が「I Will Always Love You」を歌ってらっしゃったのを見てえ、面白そう!と思ったのでチケット取って観てきました、ミュージカル『ボディーガード』!!!
元の洋画の方は観たことがないのであくまでこのミュージカルだけの感想になります。
上記の通りめちゃくちゃネタバレしますのでご注意くださいませ。(記事を読んでる方は恐らくもう既に観てらっしゃるとは思いますが)


あらすじ

まずはあらすじから…(※公式サイトと全く同じなので読み飛ばして頂いても大丈夫です)

あらすじ
レイチェル・マロン<柚希礼音・新妻聖子・May J.(トリプルキャスト)>は、姉のニッキー・マロン<AKANE LIV>と共にオスカー賞を目指す、歌手であり女優でもあるスーパースターである。

彼女は数か月前から、謎のストーカー<入野自由>に付きまとわれ、周りでは不審な出来事が続いていた。
レイチェルの身を案じるマネージャーのビル<内場勝則>の強い薦めで、個人でボディガード業を営んでいるフランク・ファーマー<大谷亮平>に、彼女の身辺警護の白羽の矢が立つ。
しかし、フランクの存在は、オスカー賞レースのためレイチェルの露出を高めたい広報担当のサイ<猪塚健太>、古参ボディガードのトニー<大山真志>の反発にあう。 
何より、緊迫した状況にも関わらず、フランクを邪魔者扱いし、忠告を聞こうとしないレイチェル。彼女の態度に、フランクは依頼を断ろうとする。
しかし、身勝手から危険な目にあったところをフランクに救われ、レイチェルは彼に深く感謝をし、信頼を置くようになるのだった。
急速に距離を縮める二人だったが、フランクは依頼人と深い仲になることに躊躇し、けじめをつけようとレイチェルを突き放す。
思い合っているのに、すれ違う二人・・・。
レイチェルとフランクの関係には亀裂が生じ、警護に支障をきたすようになってしまう。

スターとして走り続けるレイチェル。任務遂行に身を捧げるフランク。狂気を増していくストーカー。
家族が、仲間たちが、愛情、友情、恐怖、嫉妬、欲望がうずまく複雑な感情に揺り動かされていく―
ミュージカル『ボディーガード』公式サイトより

1/25日の13時のキャストは
レイチェル・マロン役:新妻聖子さん
フレッチャー役:福長里恩くん
ニッキー・マロン役:AKANE LIVさん
でした!


感想

⚠️以下、長文でダラダラ感想語ってるだけです。
めちゃくちゃ内容のネタバレ含みます。

キャストの話

新妻聖子さんの歌の上手さとパワフルさ、とにかく感動した。やっぱ舞台って生で聴くからこそのものがありますよね……映画も好きだけど、舞台に惹かれるのってこういう所もあると思うんですよね。
歌ってるシーンは表情がすごく楽しそうで、キラキラ輝いてて、ただ演じてる役っていう以上にスーパースターのオーラというか、なんかそういうものを感じてめちゃくちゃ感動しました。本当にスターだった……
母が新妻聖子さんのが観たいって言ってたので25日に行ったんですが、マジでこの日で良かったなって……

大谷亮平さん、低音ボイスが超かっこいいし、顔もめちゃくちゃイケメンだし、なにより脚がめっちゃ長かった………四捨五入したらほぼ脚……
だからスーツがめちゃくちゃ似合うんですよね。いや見りゃ分かるやんって話なんだけど…()
亮平さんの演技に関しては賛否両論あるところではありましたが、個人的にはかっこいいなと思いました!
映画版観てないからもしかしたら元のフランクはちょっと違うのかもしれないけど……私は亮平さんの好きだな〜〜!!後半への変化も含めて……

AKANE LIVさんめっっっちゃくちゃ歌うまかった。
新妻聖子さんとのデュエットも綺麗で最高でした。
それでいてレイチェルに対する劣等感と自己嫌悪を抱えながらも歌いたいって願いを持ち続けてるとこ泣けた
出来のいい妹と比べられるのってつらいんですよ そこがなんか共感できてしまって胸を抉られた……
最期までそんな暗い心情を明るさでひた隠しにして生き抜いてきたような、儚くて美しいキャラクターでした。

内場勝則さん!!我らがうっちー!生粋の(?)大阪人なのでテレビで何度でも見たあの内場さんですよ!公式サイトの写真めちゃくちゃバチッとかっこよくきまってて一瞬誰か分からんかった()
まあさすが舞台人なだけあって声がすごく通ってた。
あと彼がいることでちょいちょい新喜劇ネタが挟まれてクスッと笑えるシーンもあったの良かったです あれが通じるのも大阪ならではなのかな??
生で「イ゙イ゙〜ッ?!」聞けたのも個人的にはめちゃくちゃ嬉しかったですね()

内容の話

冒頭の方のフランクが依頼を受けるシーン、レイチェルに「息子がいる」ことを知るとすぐに了承したけどフランクには深い何かがあったのかな?
(今作では触れられてなかったから分からないけど…)
フレッチャーくんとも打ち解けて、途中から呼び方が「相棒」になってたのめちゃくちゃ良いな〜?!と思いました そういうの大好き……里恩くんフレッチャーも愛情をいっぱい受けて純粋に育ってきた感じがもう可愛くて仕方なかった そして凄い優しい子だよ……

亮平さんフランク、最初はあんまり感情の起伏がなくて淡々と仕事をこなしてる男みたいな雰囲気だったけどそれがナチュラルに少しずつ崩れていってそれに葛藤するような感じが良かったです……ほんとに……
カラオケバーでのくだり、ちょっと上手い日も下手な日もあるって書いてあったんですが下手な日でした。笑
CMで歌ってらっしゃるくらい普通に上手い人なので逆に大変だったんじゃないかな???

んで、このミュージカル『ボディーガード』で大事なポイントの1つはやっぱりストーカーじゃないですか???(映画版とは違うみたいですね)
最初にキャスト見たときえ?!入野自由くん?!ってなったけどめちゃくちゃ凄かったな……
もうね、目付きが全然違うんですよ。
アニメ関連で素の明るい自由くんを知ってるぶん、ジャケットのフードの奥でギラギラ光ってる目が見えた瞬間ギャ〜〜!!!!ってなった いやマジで 声出さないようにするのめちゃくちゃ必死だった(叫んでません)
自由くんあんな目できるんだ……??????あの光のない目はマジで生で見るべきだと思う なんて表したらいいのか分からないけど、死んだ目じゃなくて、生きてるのに生き生きしてないというか。
生きる糧が希望みたいな明るいものじゃなくて、レイチェルへの執着と歪んだ愛だけで、それが瞳のずっと奥でグラグラ煮えたぎってるようなそんな感じで。挙動もゆらゆらしてて不安定な感じがずっと怖かったです あとスローモーションの動きが上手い(誰得情報?)

あと個人的には、なんか途中ずっと三角関係というか
ニッキー → フランク  レイチェル
みたいな構図をう〜っすら匂わせる程度だったのなんだったんだと思いました 元からああなのかは分からないんで何とも言えないけど……
フランクがニッキーの歌を聞きに行ったのも何かありそうだったのに結局はぐらかされてたし、田舎の家に行ったあとのニッキーとフランクのシーンが急すぎてびっくりしてた印象がありますね
あの描写だとニッキーがジャケットのくだりから粘着してたように見えて盛大に勘違いしてるみたいだった……
1幕と2幕の間でなんかあっさりレイチェルとフランク寝てたのもビビりました あれもうそんな雰囲気だったっけ?みたいな 大事なシーンと歌の部分はちゃんと長くて丁寧だったんだけどな〜〜
助けられる前まで自由じゃないとイヤ!私についてこないで!って傲慢キャラだったのに突然「ねぇ、私とデート行かない?ウフフ♡(※意訳)」に変わったらそりゃ誰でもビビり散らかしますって。気許しすぎでしょ

フランクがレイチェルを救うシーンは2回あるけど、1回目はストーカーを跳ね飛ばし(?)てレイチェルをサッとお姫様抱っこするとこほんとにイケメンだった……
2回目はめちゃくちゃゾクッとしました 途中で1回端の階段の上にストーカーが現れた時は来るか?と思ったけど奥に消えていったのホラーだった
席の位置によってはレイチェル見てたら全く気付かない人もいるのかもしれないな……ちゃんと居るんだって(居ないのが1番いいんだけど)観客側に分からせてくるのがもう……レイチェル逃げてくれ頼むから……って思わせるいい演出でした

もうすぐ歌い終わるってところでレイチェルに赤いレーザーポインターがパってついたところも鳥肌止まらんかったんですよ……その瞬間どこからともなく現れるフランク ボディーガードの鑑だ……イケメンすぎる……
撃たれた瞬間とストーカーを撃つ瞬間の2回スローモーションになるの、マジでうわぁぁぁ!!!ってなるからんとに良かった。この作品、スローモーションの使い方が上手い 泣きそうになった
ピンチの瞬間に視界がゆっくりに見えるって言う(タキサイキア現象って名前らしい)けど、マジでこんな感じなんだろうなって思いました 息詰まった……フランク死ぬかと思った……フランクもストーカーも死んで終わりかと思った 舞台に2人倒れてる光景よ

結局幸いにも(?)当たった場所が腕で良かったね……
ストーカーはセリフの内容的に死んだんだろうか
最後にフランクがレイチェルを片手で抱きしめるところウワ〜〜!!!!って つら 好き…………(語彙力)
あの流れからの「I Will Always Love You」もシビれましたね……曲そのものしか知らなかったけど全部観てからのあの曲だと全然違う……新妻聖子さんの強くて通る歌声がはっきり響いてきて泣けました
2人とも愛してるからこそ離れる道を選んだんですよね それが正解か不正解かは分からないけど そこになんかフランクとレイチェルの人間としてのありかたみたいなものが見えて満足感と苦しさでいっぱいになりました なん ああ……そういうとこが好き…………


カーテンコール終わってお?これは…?と思わせといた後のめっちゃハピハピなミュージカルで泣けた パラレルワールドかな……??????
メインキャスト男性陣は黒スーツ+赤色アイテムだったんだけど、自由くんの服装がスーツの中に赤パーカーでラフな感じが可愛かった…!本編中でもばっちりスーツのフランクと対照的にカジュアルな服装だったからただただ癒しでした 歌った!歌ったよ!!って
ストーカー、セリフほとんどないし、目付きとか演技がめちゃくちゃ適役だったから満足してたんだけどここで歌うのか〜〜やった〜〜!!って感じでしたね 役とは打って変わって明るい感じなんだけど、それもガッツリ素!ってのではなく、笑うのも笑顔〜!じゃなくて程よくクールにふっと笑ってたのがグッッッときました 役者だよ……本当に…………

亮平さんと内場さんはダンス頑張っててかわいかった あんまり得意じゃなさそうな感じだったからあったかい目で見守っちゃった
里恩くんと大山さんは逆にめちゃくちゃ上手かったです シンプルに凄かった 自分はダンス下手だし知識もないのであれこれ書けないですけど()
〆がよかったですね……やさしい……さっぱりした気分です あー楽しかった!って観終われてよかった

えらく長いこと感想ぶちまけてきたんですが、これ以上あれこれ書くと本当に長くなってきちゃうのでもう終わりにしようと思います!!
今読み返したらトニーのこととか全く書いてないし偏りがなかなか酷かったけどここまで書くのに2日半くらい使ってるので……()
ここまでわざわざ読んでくださった方、本当にありがとうございました!!
マジで観てよかった!!!!最高!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?