韓国への一時帰国(住民登録及び戸籍訂正)
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こんばんは、アカウント発見記念2つ目の記事です
去年の12月末頃から中国経由で韓国へ一時帰国しました。今回の目的は住民登録証の申請と韓国戸籍(正確には家族関係登録簿)の訂正です(親戚と姉夫婦の訪問も含む)
マレーシアから仁川へ(滅茶苦茶寒い!)
12月25日マレーシアから中国へと向かいました
中国では成都天府国際空港に真夜中到着でした。成都はこの時期滅茶苦茶寒いとは聞いていましたが想像以上で、5年近くマレーシアにいた身からするとかなりきつかったです。今回の中国への目的は乗り継ぎだったので乗り継ぎ用の入国許可かな・・?と思ったのですが実際は韓国人の場合は11月8日に観光も含めてビザ免除対象になっていたので一般入国用のカードを記入し入国審査を受けました。入国審査では韓国語で質問されたのが印象深かったです(韓国人の訪中客がかなり多いからだと思われる)その後ホテルにチェックインし、寝たのが午前3時頃・・
次の日成都から仁川空港へ出発し到着、両親や親戚といろいろと話をした後
12月30日に済州島へ向かいました(前日に済州航空の事故があり、当日乗ったのも済州航空・・・)
1月1日に先祖(父方)の墓参りそして2日に읍 주민센터(邑住民センター、所謂町役場)に両親と叔父で向かうことに、この時9時頃でした
住民登録へ
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だいたいの在日はこの書式を記入する
住民登録番号は文字通り朝鮮半島南部居住者に与えられるものなので住民登録をしなければなりません(マイナンバーと一緒ですね)
記載内容は
世帯主の名前、住民登録番号、電話番号、住所(自分の場合は叔父の住所をお借りしました)
そのすぐ下の欄は住民登録申告対象者となります
世帯主との関係
名前(漢字がある場合は漢字も)
性別
住民登録番号(ない場合は生年月日)
登録基準地(所謂本籍地です)
国内居所申告番号(記入不要、10年ほど前までは在外国民は住民登録ができず、外国人と同じように入管へ行きそこで番号をもらわなければなりませんでした、はっきり言って国外に移住した国民を国民と見なさなかったのです。ですが今は新規で発行されることはありません)
永住国家・地域(在外国民の場合住民登録できる対象者は、永住権を取得または2015年以降国外に移住した者で、国内に30日以上居住する意図をもって入国した国民となります)
在留資格
下の申告人の部分は世帯主が申告する場合は記入不要です
本来は在外国民登録簿謄本(在留届に相当)が必要なのですが自分の場合は何も言われませんでした
父のまさかのハプニング
家族の中で戸籍に住民登録番号が記載されていたのは母のみだったので
父も新規取得になるかと思いきや、まさかのすでに発番されている疑惑が
時間をかけて戸籍簿を(コンピューター上で)漁りまくった結果・・既に発番されていたことが判明
指紋採取
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住民登録はここからが本番といっても過言ではありません、指紋採取です
母曰く昔は親指の指紋だけだったそうですが今は両手の指紋をすべて採取します。こいつがまた曲者で・・指の端から転がすようにしなければなりません、滑ったりしたら取り直しです。これを一本ずつやるわけなのでまあ時間のかかること・・さらに父は年を取っているので尚更・・採取された指紋は韓国警察庁に記録されます
採取が終わるころには昼の12時ごろになっていました。指紋採取が完了すると臨時証明書を貰えます、これは実際のカードは2~3週間ほどかかるためです。ちなみに在外国民ではない居住者の場合は満17歳になる月の翌月1日から12ヶ月以内に申請しなかった場合最大10万ウォンの反則金が課されます(正当な理由がある場合は課されない)
戸籍(家族関係登録簿)訂正
これは何かというと在日(を含む海外出生者、まれに国内出生者も)の中には戸籍の記載にミスや錯誤がある場合があります。メジャーなもので
生年月日が間違っているパターンが多いです、他には出生届を二回出したので戸籍が二つある場合など。これらの場合は証拠をそろえて登録基準地を管轄する家庭法院(家裁)または地方法院(地裁)に家族関係登録非訴を起こす必要があります。はっきり言ってネイティブでも無理なのに在日などの場合は自力ではほぼ無理です、法務士(司法書士)に頼めば楽ですが費用もかさみます
幸い自分の場合は役場の職権で訂正できる範囲のものだったのでホッとしました
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自分の場合は場所などは合っているが日本の地名を韓国語読みで登録されていたためこれを訂正することに、必要な書類は
臨時証明書
登録簿訂正申請書
日本の出生届記載事項証明書
↑の翻訳
注意点としては自分での翻訳はもちろんですが、日本の翻訳者による翻訳でもダメで韓国の外国語翻訳行政士(外国語の翻訳に特化した行政書士)による翻訳を提出する必要があります
これで今回の里帰りの目的はだいたい達成できたことになります
来年は果たして帰れるだろうか…