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故人のために生きるということ。私が思う「喪のプロセス」

映画『ルックバック』を観た。
友人の死から主人公が立ち直るプロセスは、おおよそ私が考えるものと一致していた。

肉親や友人の死に直面したとき、当然人は落ち込む。
絶望し、もう立ち直れないと思うこともあるだろう。

しかし、それでも人はまた歩み始めることとなる。


その最大の動機は、死んだあの人も私がこのように落ち込んでいるのを望んでいないという意識を内面化することである。


今の自分の姿、悲嘆に暮れて俯向く姿を見たら
もし、あの人が生きていてこんな私の姿を見たら、きっとこう言うだろう。

「そんなのお前らしくない」

こういうふうに思うことによって、人はまた歩き始めることができる。