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もしも悲しみの涙が赤色だったら

もしも涙が赤色だったら
人は傷つけることをやめたのだろうか

もしも涙が赤色だったら
服が赤く染ってしまうのを恐れ、涙を流すことを避けるのだろうか

もしも涙が赤色だったら
人はもっと簡単に他人の痛みに気づけるようになるのだろうか。
誰かを傷つけたとき、目の前で流れる赤い涙みて、何かを思うのだろうか。

それでも、涙が赤でも青でも透明でも、
結局、涙が流れる理由は変わらないのかもしれない。
泣くことで人は傷ついた心を癒し、涙の色よりもその重たさに気づけるのだろうか。

涙の「色」に意味があるのでは無い。
涙を流す「理由」に目を向けなければ何も変わらないのだ。

涙の色の赤色が当たり前になってしまったら
人間は何も感じないのかもしれないね。
 
わたしはただ、みんなに笑ってて欲しくて
どうしたらみんな、涙を流さなくなるんだろうと思った。

そんなことを考えていた。

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