ゲートルーラー最盛り上がりイベント『ルーラーアップデート』が来た。
ゲートルーラー、大規模エラッタを行う。
この記事はアンチによる放火炎上で有名な「あの」カードゲーム、ゲートルーラーのフリーター(ゲートルーラーで遊ぶ人をフリーターと呼びます)によるルーラー・アップデートへの意見・感想の記事となります。
エラッタで何が変わったか?
まずデッキに入れられるカードのうち、5枚にエラッタが入りました。
5つの内ひとつは「先攻1キル」の中核をなすカードであり、1キルコンボを止めるためのパワーレベルエラッタです。
こいつについては「エラッタ」とか生ぬるいこと言ってないで禁止にするべきだと思うんですが、ゲートルーラーというカードゲームは頑なに禁止制限を出さないカードゲームなので、「デッキからレベル2以下のユニットを特殊召喚」を「墓地からレベル2以下のユニットを能力をすべて失わせて特殊召喚」に書き換えることをエラッタと呼ぶそうです。
それはもう別のカードなんよ。
また気になるのが5枚の残り4枚に関するエラッタです。
本来のデザイン意図の為のテキスト修正。
という名目でエラッタされています。
これ結構、深刻な問題だと思っていて……ゲームデザイナーでありゲートルーラーの神である池っち店長がどんなに素晴らしいカードをデザインしたとしても、現在のゲートルーラー開発チームはそれを正しく動くテキストで実装できない可能性が少なからずあるわけです。
あとこれは個人的な話ですが、公式鯖での池っち店長交流イベントで対戦した際に「軽々にエラッタは出せない」って言ってたカードがしっかりエラッタされてて、重々にはエラッタできるのかよと思いました。
ところでエラッタで弱体化したカードの内1枚はボックス購入特典であるため、4枚集めるのに結構な金額を使わないといけなかったんですが、何らかの形で補填してもらえないものでしょうか?
弱体化でなく実質強化らしいです。
ルーラーアップデート2023
まずゲートルーラーを知らない人もこの記事を読んでいると思われるため、ルーラーアップデートとは何か説明します。
ルーラーアップデートとは?
ゲートルーラーではゲーム開始時に公開する「ルーラー・カード」によってデッキ構築の制限(同名カードを入れられる最大枚数や色を何色使えるか)が変わります。
また、ゲーム中に特殊な挙動を追加するルーラーもいます。
2021年に当時存在したルーラーの多くがその個性を伸ばす方向で徐々に上方修正されました。
例を挙げると「ウィザード」と言う僕が好きなルーラーは「相手ターン中にのみ使えるエナジー1点」をもらえるルーラーでした。エナジーはMTGの土地、デュエマのマナだと思ってください。
ウィザードはルーラーアップデートで実質的に使えるエナジーがさらに1点増えるようになりました。
気分は《ドミナリアの英雄、テフェリー》です。
今回のルーラーアップデート
では今回のルーラーアップデートを見ていきましょう。
まず「バーサーカー」というルーラーのデッキ構築制限が前より格段に厳しくなりました。
いや、たしかにバーサーカーは強いよ。
強いけど、ルーラーアップデート2021自体が「弱いルーラーを上方修正して強いルーラーは放置する」という、誰も損しない解決策を作る試みだったわけじゃないですか!
それをバーサーカーの弱体化へ踏み切るのは何か違うんじゃないか!?
同様に「エクスプローラー」というルーラーも構築制限がキツくなりました。
正直、前回のルーラーアップデートと違い、今回のアップデートはわくわく感がないっていうのがフリーターの感想です。
もちろん、弱体化されるだけではありません。
ルーラーアップデートには強化もちゃんとありまーす!
特徴的な要素を伸ばすことを期待していたのですが、判を押したように皆、初期手札枚数が増えました。
いや、ウィザードの手札が増えるの嬉しくないか嬉しいかで言えばめちゃくちゃ嬉しいよ。
でも前回のウィザードの使用エナジーが増えた時のような「特別感」がないというか、そのルーラーに絞った調整でなくエイヤー!とやっつけ仕事で出してきた感は否めないというか……。
今回のルーラーアップデートには2021年の大規模改革のような「これからデッキ構築がどんどん面白くなってくぞ!」みたいな盛り上がりがないというのが素直な感想です。
なぜルーラーアップデートは残念になったのか?
ここから先は有料とさせていただきます。
ゲートルーラーに長らく付き合ってきたフリーターの皆さんにはわかりきっていることだと思うので購入非推奨です。
最近、ゲートルーラーを始めた新参の方やゲートルーラーのことを炎上トークでしか知らない人は購入していただけるとすっきりすると思います。
ゲートルーラー、GO!
「池の水ぜんぶ抜いた」期。
実はゲートルーラーの歴史の中で、池っち店長が開発に携わっていない解職期間が存在します。
この頃のゲートルーラーは希望に満ちていて私の周りではゲートルーラーを始めるプレイヤーが多く現れました。
開発チームも面白そうと思わせるための動画コンテンツを作るなど熱心に活動していました。
アンチから「ルールが分かりづらくて現状、一番わかりやすいのはニコニコの淫夢動画」とか言われていたゲートルーラーですが、解職期間中に上がった3分で分かるゲートルーラーはめちゃくちゃよかったです。
前回のルーラーアップデートもこの期間中に行われた目玉イベントであり、池っち店長を追放し、主要役員3人も新しい人材に入れ替えた新しいゲートルーラーを作っていくという力強さを感じたものです。
なぜルーラーアップデート2023はクソなのか
こんなにも素晴らしいゲーム開発意欲に沸いていたルーラーアップデートはなぜ今回は失敗したのでしょう?
その理由は「解職処分の終了」にあります。
ちょっと日本語に詳しくないので「解職処分の終了」などと言う表現には聞きなじみがないのですが、とにかく「解職処分の終了」です。
主要役員ともども炎上案件により追放された池っち店長が再びゲートルーラーの舵を切ることになりました。
もちろん、この時に池っち店長が行動を起こさなければ今のゲートルーラーが楽しいゲームになったかと言えばNoです。
池っち店長がいないゲートルーラーは今ごろ開発元ごと倒産し、新弾が出ないまま消えていったと思いますし、僕自身解職処分の終了後に作られたカードで楽しいプレイ体験をしました。
なので今でもゲートルーラーが続いているのは池っち店長のおかげという事実は間違いなくあります。
でも僕は解職処分の終了がなければ、こんな惨いルーラーアップデートは行われなかったと信じています。
前回のルーラーアップデート直後のゲートルーラーは本当に盛り上がっていました。
そこには池っち店長解職によって入ってきたアンチの姿もありました。
あの頃のゲートルーラーは本当に良かった……。
こんな愚痴めいた記事を読んでいただき、すみません。
一応、アンチじゃないところを見せておくと、今でも僕はゲートルーラーと言うカードゲームの基礎骨格は素晴らしいと信じています。
実際に刷られているカードはクソ要素も少なくありませんが……基礎骨格はいいんです。
最後に、これからもゲートルーラー生活のために必要なものを干し芋に入れておいたので、フリーター生活を支援してくださる方はこちらからカードを送ってください。
あなたの応援が活力になります!