「意識の覚醒」に繋がる歌詞(2)
前回、「「意識の覚醒」に繋がる歌詞」として4曲をご紹介しましたが、新たに5曲見つかりましたのでご紹介しようと思います。
今回は90年代にブームを引き起こした「小室ファミリーの音楽」から選んでみました!
↓前回の記事はこちらです。
1:Destiny to love(愛する運命)/TRF(1995)
1995年3月27日に発売されたTRF5作目のアルバム「dAnce to positive」の6曲目に収録。アルバム収録曲と言う事もありあまりメディアなどには出てこないが、ライブなどでは使われたそうだ。
作詞・作曲は小室哲哉さんです。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
冒頭からいきなりサビに入るのですが、描写が強いのは「愛し合った現実は誰よりも誇れる 平和だけが真実と限らない」ではないでしょうか。
今は混沌とした世の中ですので、この文言は目覚めている方も目覚めていない方も結構刺さる言葉と言えそうです。
1番のBメロ辺りの歌詞も結構意味深な内容となっています。
周りを取り巻く環境は変化しても、愛情そのものは自分から動かない!と言う思いが感じられますね。
その後のサビはこうなります。
Bメロでの思いがそのまま答えとして返って来たような感じでしょうかね。
最後辺りの「明日の謎 解いてゆく」が核になるポイントと言えそうです。
明日の謎・・・この辺りをどう捉えるかによって変わりますが、恐らく悪の陰謀などが隠されているように捉えても良いのでは?
この曲、オリジナルもいい感じですが、私としては「hyper mix 4」に収録されているReal tonight Mixが好きですね。
1曲の長さが7分台と長めに取られていますが、朝からノリたくなる感じに仕上がっています。
2:keep yourself alive/華原朋美(1996)
1995年9月8日に発売された華原朋美さんのデビューシングル。
当時私は小学生だったのですが、かなり派手目な曲だったんですよね。勿論テクノサウンド全開であることには変わりません。
アメリカのIT企業「オラクルコーポレーション」の日本法人である日本オラクルのCMソングとして使用されました。作詞・作曲は小室哲哉さんです。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
最初のサビですが、この辺りは恐らく現実の描写と言えるかも知れませんね。
続いては1Aメロの歌詞です。
内容を見ると「闇」と思えるようなものが目立ちますね。「ほとんどが雑誌のマニュアルが教えてる」が何やら闇深い内容とも言えます。
「雑誌 = 週刊誌・ゴシップ誌」と読み替えると解りやすいでしょうね。
2サビです。
最初のフレーズは疑問形ですが、次のフレーズから前向きな言葉が出始めます。ここから目覚めへの過程が始まる事になるのでしょう。
2Aメロでは更に目覚める為の過程が進んでいく内容となります。
「若さに勝てない」と言うのが目覚めへのミソでしょうか。
「keep yourself alive」を直訳すると「あなた自身が生きるのを保つ」となり、読み替えると「生き続けろ」と言う意味になります。
つまりこの曲は「本当に目覚めるため」にあるのかも知れませんね😊
ご本人もその後色々あったことを考えると、私自身も困った時は「生き続けろ!」の言葉を忘れずに取っておきたいです。
3:Good day,Sunshine/TRF(2006)
2006年2月15日に発売されたTRFとしては9枚目のアルバム「Lif-e-Motions」の1曲目に収録。フジテレビ「ポンキッキーズ」のエンディングテーマに使用されました。
(2006年というと「爆チュー問題」とかが出ていたときですかね?)
作詞はNAHOさん、作曲はJUNKOOさんです。小室哲哉プロデュース曲ではありませんが、TRFが小室ファミリーなので特別に紹介します。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
1サビの歌詞です。
「ポンキッキーズ」が朝番組と言う事もあり、歌詞の内容も前向きなものが殆どなんですね。
(この辺りは安室奈美恵さんの「Fight Together」に近いかも)
「一人じゃない」「欲張りに行こうよ」「あるがままでいいのさ」などポジティブな内容が多く、如何にも目覚める為の歌詞と言えますね。「これから始めるぞー!!」と言う気合いを感じます。
2Aメロの歌詞。
「君が悩む近い明日さえ 遠く霞んで見えなくなるよ」のところは悪からの解放とも取れます。
2Bメロの歌詞ですが、ここは闇から光への過程と見て良いでしょう。
「カナシミの隣には 微笑みをWe are!」、意味を変えると「悲しみを乗り越えた先には喜びが待っている」になりますね。
2サビの歌詞ですが、これこそが2Bメロ最後のフレーズにあった「カナシミの隣には 微笑みをWe are!」の答えと言っても良いでしょう。
4フレーズ目の「ラグジュアリー(luxury)」は「贅沢」と言う意味になるのですが、「贅沢な冒険」ってどんな冒険なのでしょうか。移動手段毎に座席のランクが高いものを使う・・・とか?
「ポンキッキーズ」は私もご存じですが、私が知っている「ポンキッキーズ」ですと、スチャダラパーのBOSEさんとか、シスターラビッツが安室奈美恵さんと鈴木蘭々さんだった時ですかね。
そこで流れた曲ですと、斉藤和義さんの「歩いて帰ろう」、電気グルーヴの「ポポ」、米米CLUBの「Child's Days Memory」が良く流れていましたね。あとは夏になると大江千里さんの「夏の決心」が流れていました。
4:Self Control(方舟に曳かれて)/TM NETWORK(1987)
1987年2月1日に発売されたTM NETWORKの9枚目のシングル。
もっとも有名な「Get Wild」に次いで有名な曲となっており、TM NETWORKの代名詞とも言える楽曲。
作詞は小室みつ子さん、作曲は小室哲哉さんです。「小室ファミリー」が結成される前の曲ですが特別にご紹介。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
「しばられた」「走り抜けた」の表現が如何にも悪からの襲撃や逃避を指している様にも見えますね。その後に続くフレーズは何かを訴えている様にも見えます。
ちなみに「アダムとイブ」は旧約聖書「創世記」に記された最初の人間、「ボニー&クライド」は1930年代にアメリカ中西部にて銀行強盗・殺人を繰り返した男女カップルの名前だそうです。
1サビの歌詞。
全体から見て「悪からの目覚め」と言っても良いでしょう。5フレーズ目以降は本質を見抜いた後の行動が全て記されています。
「自由のナイフでとらわれた心を粉々にするさ、バラバラにするさ」がかなり恐ろしい内容に捉えられる方も多いはず。ここだけ見ると恐ろしく見えますが、前のフレーズと繋げると「物事の本質を見抜いてやる!」と攻撃に転じる様が見えて来ます。
2サビの歌詞。
ここも1サビと同様と見てもらえばわかりやすいでしょう。
まさに「物事の本質を見抜け」って感じですね。見抜いた後は「自我を取り戻せ!」と我々人類に対して命令しているようにも見えます。
タイトルの「Self Control」は「自制心」を指します。
正義または悪に走るかは自分次第なので、恐らくこの曲は「悪に走らない」ためなのでしょう。
1987年は昭和時代としては末期に当たりますが、昭和時代から「見えない悪」に対して対抗心を燃やしていたのですね。
5:WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~/H Jungle with t(1995)
1995年3月15日に発売されたH Jungle with tのファーストシングル。
ダウンタウンの浜田雅功さんと小室哲哉さんのコラボで実現した曲で、当時月曜夜8時からフジテレビ系列で放映されていた音楽番組「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」での一言がきっかけで生まれたそうだ。
当時日本の音楽としては珍しい「ジャングル」と言うジャンルであり、レコード会社のエイベックスでも「決して売れるものでは無い」とされていたようだが、あっという間に100万枚を突破し一躍ミリオンセラーとなった。
作詞・作曲は小室哲哉さんです。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
1Bメロの歌詞ですが、ここは現実の描写と言えるかも知れません。
全体を見ると何かに対する反抗とも言えそうですね。
1サビの歌詞。
ここから一気に覚醒が始まります。特にそれが表れているのが「いつもの俺らを捨てるよ」と「何かを叫んで自分を壊せ!」でしょう。
これらの前には動作とも取れるフレーズ(「がっかりさせない~」と「自分で動き出さなきゃ~」)があるので、より覚醒を強めていますね。
浜田さんはこの部分を強めの口調で言っているので、言葉の力を大いに感じるのでは無いかと。
最後の「Wow-WowWar-WowWar tonight」に入る前の歌詞です。
この辺りで覚醒は完了し小休止に入るところですね。「前を向いて行け!」「楽に行こうぜ!」と言うのが伝わるかな・・・と。
人と人との繋がりを理解してくれるフレーズですね。
曲のタイトルは「WOW WAR TONIGHT」ですが、このタイトルの中には「WAR(戦争、争い)」が含まれています。
全ての歌詞を一通り読むと解りますが、初めの方は「守り」、サビ以降から「攻め」に転じます。まるで曲の中で争いが行われているかのようにも見えますね。
更にこの曲の歌詞にはラップパートが設けられていますが、何と言っているかお解りでしょうか? 発音はこちらの通りです。
これをアルファベットに直すと・・・
何と「ブサイク浜田」と言う言葉が隠されているんですね。
実はこれ「演出」だそうですが、ちゃっかり悪口を入れているのがまた良いところなのかも。
最後に
今回は「「意識の覚醒」に繋がる歌詞(2)」として、小室ファミリーの音楽から覚醒に繋がる歌詞を持つ5曲をご紹介しました。
今後も見つかりましたらシリーズとして取り上げていこうと思います。
今回はここまで。最後までご覧いただきありがとうございました。