「意識の覚醒」に繋がる歌詞(4)~意外と過激? 洋楽編~
このシリーズも第4弾となりましたが、今回は「洋楽」をお届けしたいと思います。「あの曲、実はこんな感じに歌っていたのか・・・」と思って頂ければ幸いです。
前回の記事はこちらです。
1:Imagine/John Lennon(1971)
1971年に発表された元ビートルズのメンバー、ジョン・レノンさんが発表した楽曲です。ソロになってから最も人気が高い楽曲とされており、ジョン・レノンの代名詞とも言えます。
作詞・作曲はジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんです。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
1メロの部分ですが、翻訳してまとめると1Aメロでは「天国・地獄なんてものはない。人々は今日のために生きている。」、1Bメロでは「国・宗教・殺し合いなんてものはない。人々は平和に暮らしている。」になります。
あなたが思っているものと実際は全然違うよと言う事を全面に訴えた歌詞と言えますね。
サビの歌詞です。
翻訳してまとめると、「あなたは私の言っていることが夢だと思うが、実際は違う。世界を1つにまとめる仲間にしようよ。」になるかと。
この部分だけ見ると「悪の計画」のようにも捉えられるかと思いますが、1メロの歌詞と繋げると本当に伝えたいことが解ってきます。
2メロの歌詞です。
翻訳してまとめると、「所有物・欲張り・飢餓なんてものは無い。人々は皆兄弟のような存在であり、世界を分かち合っている。」になります。
1メロ同様、実際は全然違うと言う事を全面に訴えています。そして先ほどのサビに繋がります。
全体を見ると「反戦歌」と言うよりかは、思っているものと実際は全く違う事を押し出した歌と言えます。翻訳すると「反戦歌」ではなく「悪へ対抗するための歌」とも言えますね。改めてジョン・レノンさんが平和を訴える意味が解るかと思います。
生前のジョン・レノンさんのインタビューを見ると、この歌の意味がもっと深まるのではないかと思いますので、下記リンクも是非ご覧ください。
2:Breakout/Swing Out Sister(1986)
1986年に発売されたスウィング・アウト・シスターのシングル曲。
スウィング・アウト・シスターと言うと、日本においてはTBS系列のドラマ「真昼の月」で使用された「Now You're Not Here(邦題:あなたにいてほしい)」の方が有名ですが、全世界ですと表題曲の方を指すことが多いでしょう。最近ではソフトバンクモバイルのCMにも使用されました。
作詞・作曲はAndy Connellさん、Corinne Dreweryさん、Martin Jacksonさんです。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
サビの歌詞です。
翻訳してまとめると、「自分の言いたいことを言おう、迷わずにここから抜けだそう」になるかと思います。
英語だとそこまでインパクトを感じないようにも見えますが、日本語に訳すと物凄い事を言っているんですね・・・。「自分の壁をぶち破れ!」みたいな感じでしょうか😅
ちなみに日本版のレコードのジャケットにはこのような文言があったそうです。
「アンバランスなスリルが浪漫です」
ははぁ~、日本語訳すると確かに「アンバランスなスリル」を感じますなぁ😁
和訳を行っているサイトでも確認しましたが、メロからサビまで物凄い事言っているみたいですね・・・。
【参考リンク】
3:Jump/Van Halen(1983)
1983年に発売されたヴァン・ヘイレンのシングル曲。ヴァン・ヘイレンと言えば必ず出てくる曲の一つで代名詞にもなっている。
80'sロックの中でも非常に有名であり、日本国内では今でも時々BGMで流れることが多いですね。
作詞・作曲はEdward Van Halenさん、Alex Van Halenさん、Micheal Anthonyさん、David Lee Rothさんです。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
1メロの歌詞です。
翻訳してまとめると、「どんな辛いことでも本質を知るために立ち上がれ!」になりますね。
サビの歌詞です。ここは結構シンプルですね。
「さぁ、みんなで飛び上がろうぜ!」「前に進もうぜ!」と前向きな意味が込められています。
この曲は前奏から如何にも立ち上がりたくなる明るい雰囲気の音で始まるので、歌詞を知らなくても立ち上がってしまいたくなる曲です。
【参考リンク】
4:Scatman (ski-ba-bop-ba-dop-bop)/Scatman John(1994)
1994年に発売されたスキャットマン・ジョンのデビューシングル。
彼自身が吃音症である事を活かし、他では真似出来ない高速ラップが特徴。当時小学生であった私もこの歌い方には驚きましたね。
作詞・作曲はジョン・ラーキンさん、アントニオ・ヌンチオ・カターニアさんです。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
1Aメロの歌詞です。
翻訳してまとめると「どもる必要はない。歌うときはどもらないし、どもりとスキャットは一緒なんだよ。」と言う意味でしょう。
スキャットマン・ジョンさん自身が持つ「吃音症」に対するメッセージがここに込められています。
1Bメロの歌詞です。
翻訳してまとめると「何故我々は政治家を喜ばせる必要があるのか?我々はそれに対して怒りを感じている。」となります。
吃音症へのメッセージに続き腐敗した政治への批判、まさに「悪」と戦っていたのでしょう。
この後サビへと続くわけですが、翻訳した後でサビを聴くとかなり攻撃的な感じに聞こえるかも知れません。
スキャットマン・ジョンさんがこの曲に込められた思い、それは全世界の吃音症に対する理解と、腐敗した政治への対抗なのかも知れません。
このメッセージは後に続く「Scatman's World」にも引き継がれます。
5:Scatman's World/Scatman John(1995)
1995年6月19日に2枚目のシングルとして発売。
PVでは空想の世界「スキャットランド」を表現しており、世界の問題を取り上げているそうだ。
この歌詞で「意識の覚醒」に繋がる内容はこちら。
1メロの歌詞です。
翻訳してまとめると「衝撃的なことを話して心を閉ざしてしまうことや、吃音症・太っている方・黒人・白人の問題を解決しても話にならない。」を指しています。
いきなり「悪」へ先制攻撃と言ったところでしょうか。
2メロの歌詞です。
翻訳してまとめると「勝ち負けなんか関係ない。人間らしい生活をしたいだけだ」である事を指しています。
目覚めへ繋げる歌詞と言えそうですね。
日本でも大いに活躍を魅せてくれたスキャットマン・ジョンさんですが、1999年12月3日に57歳でこの世を去りました。
生前は紹介した「スキャットマン」「スキャットマンズ・ワールド」やカネボウ化粧品のCMにて使用された「SU SU SU SUPER キ・レ・イ」など、日本のお茶の間を楽しませてくれました。
改めて思うこととしては、吃音症への理解と腐敗した政治への対抗を楽曲にて主張してくれたことでしょう。マスコミを信じる日本人にも是非聴かせてあげたい曲と言えますね。
6:We Are the World/U.S.A. for Africa(1985)
USAフォーアフリカが発表したキャンペーンソングで、1985年に発表。
アフリカの貧困層と飢餓を解消するために作られた曲で、後にハイチ地震が起きた時でも使用されました。
参加したアーティストの中には、マイケル・ジャクソンさんやライオネル・リッチーさんなど多くの有名な方々。先に紹介したジョン・レノンさん同様、平和を訴える内容が多いです。
作詞・作曲はマイケル・ジャクソンさん、ライオネル・リッチーさんです。
この歌詞はほぼ全体「意識の覚醒」に繋がる内容ですが、その中でも強く出るところを抜粋します。
1Bメロの歌詞です。
翻訳してまとめると「私たちは神かつ偉大な家族、それが真実だ。」と言う事を指しています。
サビの歌詞です。
翻訳してまとめると「私たちが明日を作るんだ。命を救うんだ。より良い日を創るんだ。」を指しています。
「アフリカの貧困層と飢餓を解消するために作られた曲」ではあるものの、実際は全世界の目覚めへ繋げているのかも知れませんね。
ジョン・レノンさんの「Imagine」にも近い感じですが、こちらの方が壮大さを感じますね(アーティストの数が多いというのもありますが)。
【参考リンク】
最後に
今回は「「意識の覚醒」に繋がる歌詞(4)~意外と過激? 洋楽編~」をお届けしました。
洋楽って翻訳するとかなりとんでもない事を言っていたり、日本ではあり得ないような発言も多いからか、覚醒に繋がるような内容も当然多いわけです。
皆さんも改めて洋楽を聴いてみてください。その中にはもしかしたら覚醒を促す内容が入っているかも知れませんよ。
次回は「千葉県にゆかりのあるアーティスト編」をお届けします。
今回はここまで。最後までご覧頂きありがとうございました。