
【撮影試験】Canon EOS R10
最新鋭のミラーレス一眼、EOS R10で撮影試験を行いました!
↓紹介記事はこちらです。
↓18-150mmレンズの撮影試験はこちらから
通常撮影

色の出方は自然そのままと言っても良いだろう。緑の出方も十分なレベルである。
(RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMで撮影)

空側に向けて撮影。
空の色も良く出ているが、RAW撮影するともう少し良くなるかも。
(RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMで撮影)

中央部分のアップ。APS-Cながら十分良い解像感。
フルサイズ機を持っている身からすると物足りないところはあるものの、映像エンジンがEOS Kiss MシリーズのDIGIC 8からDIGIC Xになったため解像感が向上している。

夜間にセミの幼虫を撮影。
ISO感度がオートだと白飛びしてしまうので、ISO感度とストロボの光量を抑えた。
(RF35mm F1.8 MACRO IS STMで撮影{換算56mm相当}、絞り値F8)
クローズアップ撮影

コンビニで購入した冷製パスタの具をアップで。たらこのみずみずしさが良く伝わってくる。
(RF35mm F1.8 MACRO IS STMで撮影{換算56mm相当}、絞り値F2.8)

ラジオ(兼Bluetoothスピーカー)をアップで撮影。
ISO感度を高くすることでザラつくと言うのがネット上にて取り上げていたが、日中の室内ではほぼ問題なし。 参考記事
(RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMで撮影)
望遠レンズ撮影
撮影に当たって、軽量超望遠レンズであるRF100-400mm F5.6-8 IS USMを用いました。
(レンズ補正は全てOFFです)

100mm{換算160mm相当}。
センサーサイズが小さい分、望遠側に有利。

400mm{換算640mm相当}。
100mmと400mmでも解像感はほぼ変わらず。
望遠レンズは超望遠のLレンズ(RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM)を使うのも1つの手だが、軽さを重視するならRF100-400mm F5.6-8 IS USMがおすすめ。
合計すると1,064kgとなるので、重さを抑えながら超望遠撮影が楽しめる。
気になる点
フルサイズ機を使っている身で考えると、APS-Cセンサーを持つ当機種は画質が若干物足りないと思うが、最新型の映像エンジン「DIGIC X」のおかげで解像感は向上しているので割り切って考えれば十分と言っても良い。
ISO感度を上げ過ぎるとザラザラな画像となるので、夜間で気になる方はRAW撮影→現像するか、シャッタースピードとISO感度を下げた上で三脚の併用(+リモートケーブル)が好ましい。
当機種はEOS R3・R5・R6・R7の様にボディ内手ブレ補正は搭載していないので、基本的にレンズ内の手ブレ補正に依存する形となる。そのため手ブレ補正がないレンズを扱う際は、手ブレを引き起こさない様に撮影する事が求められる。
感想
EOS R SYSTEMとしては小型軽量化を図った当機種だが、APS-C機としては非常に良い性能である。RF-Sレンズだけで無くRFの広角・標準の単焦点とも合わせられるので、ちょっとしたスナップ撮影用としても使用出来る機種と言える。持ち運びの事を考えると、この機種は大いにあり。
また、メイン機にフルサイズ(EOS R3・R5・R6)を持っている方のサブ機としても重宝するので、サブ機の利用を考えるとR7か当機種で迷われることが多いと思われる。そのような場合はバッテリーを取るか大きさを取るかで変わってくるので、じっくり検討した方が良い。
画質はAPS-C機としては非常に良い性能と言えるが、3250万画素のR7には一歩及ばないとしてもAPS-C機で考えると無難なところ。EOS Kissの一眼レフまたはミラーレスから乗り換える方は慣れ親しんだ画質なので、すんなり受け入れられるだろう。
AFの測距点も向上しているため、鉄道などの動き物には非常に強い性能を持っていると思われるので、今後試験していく予定。
※画像は全てJPEGで撮影しています。
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